F32型4シリーズクーペは日本ではマニュアルトランスミッションが設定されていませんでしたが、世界的には選ぶことができました。さてG22型4シリーズクーペでは・・・。
G22型4シリーズクーペでは世界的にマニュアルトランスミッション未設定
もう公式発表前にネタバレが一通り済んでいたG22型4シリーズクーペですが、それでも目の前に大きなキドニーグリルが登場するといろいろ考えさせられることが多いです。
そのおかげで他の重要なポイントが忘れがちになっていますが、その1つがマニュアルトランスミッション(MT)の設定です。
今回のプレス発表記事やその後の情報を総合すると、G22型4シリーズクーペには世界的にMTの設定が無いようです。
F32型4シリーズクーペでは初めて日本仕様からMTが削除されましたが、他の地域ではMTをチョイスできる地域がありました。
しかし、今回のフルモデルチェンジを機会に4シリーズクーペ自体にMTの設定が省かれ、世界中でATしかチョイスできない仕様に変更されました。
BMWサイドではMTのニーズは確認しているがニーズ事態は限定されていると結論付けたとインタビューで述べています。
G80型M3セダン&G82型M4クーペのFR駆動車にはMTが設定される
発売時期が二転三転していますが、2020年には公式発表されると思われ丸新型G80型M3セダン&G82型M4クーペですが、開発当初からMT仕様が設定されることは決まっていました。
しかし、新しいM3&M4では駆動方式がFRタイプとxDriveタイプの2種類存在することが分かっており、そのどちらにMTが設定されるかは不明でした。
しかし、今回のBMW開発者向けインタビューで新型M3&M4ではFRタイプのみにMTが設定されることが確認できました。
新型4シリーズクーペでは3シリーズセダンと比較して「走り」の部分がかなり強調されて開発が行われた模様ですが駆動系に関してはATのみに絞られています。
BMW開発陣の考えでは本格的なスポーツ走行が期待できる車のみMTを設定し、それ以外にはATのみで対応するという方針があるように思えます。
少し残念な気がしますが実際に購入する人が少ないのであれば仕方がありませんね。
BMWイチオシのハイブリッドも設定がありません
G22型4シリーズクーペでは今の所ハイブリッドモデル(HV)もラインアップされていません。
例えば、日本のG20型3シリーズセダンでは・・・
- 330e M Sport Edition Joy+
- 330e M Sport
の2つがラインナップされていますが、今後は6気筒+HVの345e?もラインナップに加わるかもしれません。
また、他のシリーズでも4気筒+HVや6気筒+HVが続々と追加設定されていますので、現在のBMWは今後HV車種の拡充を考えていると思います。
これに関してもインタビューの中で、HVモデルの優位性は通勤などの交通量が多い場面を想定しているが、4シリーズクーペでは、そういう使用方法は想定されていないとのこと。
これには個人的に違和感がある所で欧米ではクーペモデルは女性の移動する車として認知されているはず(日本だと軽自動車的な感覚)なので、十分HVの優位性があると思うのですが。
そういう所を見るとBMWでは4シリーズクーペでは非日常を味わうスペシャルティ&スポーティーな車として認識しているようです。
では一体ディーゼルはどんな認識をしているのかも聞きたい所ですが(8シリーズクーペにもディーゼルが設定されている)私たちの感覚と違う認識を持っているのではないでしょうか?
【引用&参照元】
https://www.bmwblog.com/2020/06/02/2021-bmw-4-series-manual-hybrid/