まだまだ偽装が重いG42型2シリーズクーペのテストは順調に進んでいる模様。

2シリーズクーペの先行きは不透明

メキシコでテスト中のBMW 2シリーズクーペ G42をスクープ

まだまだ偽装が重たい状態ですが前回の記事同様にG42型2シリーズクーペの開発は順調に行われている模様。

G42型2シリーズクーペは他の2シリーズや兄弟車である1シリーズとは異なりFFまたはAWDベースではなくあくまでもFRにこだわった設計がなされています。

2シリーズクーペがFRにこだわる理由はその上位モデルであるM2クーペが存在していることが大きい。

元々小型のクーペモデルというのは欧米では女性が一人で乗る車としてこれまで販売されていますので、必ずしもFRである必要性はありません。

その女性が一人で乗る車(日本であれば軽自動車に該当する部分が多い)も今ではSUVが主流になっていることから、G42型2シリーズを最後にFR、クーペというモデルの存続事態が危ぶまれる状況になっています。

よってG42型の次のモデルが存在出来るのかは非常に難しいと言わざるを得ない状況であると言えると思います。

M2クーペの存続事態も先行きは不透明

BMW M2クーペ G87は電気自動車として発売する?

2シリーズクーペの存在する意義がM2クーペのためになりつつある現在、そのM2クーペ自体も存続の危機に直面しているかもしれません。

次期G87型M2クーペは開発も順調に進んでいると思われますが、その後のモデルの開発には不安があります。

G87型M2クーペ以降のモデルになると欧州で進んでいる電気自動車の並に直面することになり、現状のガソリンエンジン車としての開発は難しくなると考えられるからです。

電気自動車ではFRというよりはAWD化される可能性が高いこと、バッテリーの関係で車の大型化が進むことを考えるとM2クーペのような小型のスポーツタイプの車は存続が難しくなるのではないでしょうか?

もし、M2クーペの開発が行われないということになれば2シリーズクーペの存在も必要ではなくなる訳ですから、その両方がモデル廃止になる可能性が高くなります。

G42型2シリーズクーペは最後の小型2ドアクーペになる?

これらのことを諸々考えると小型の2ドアクーペという分野自体の未来はあまり明るくないという結論になります。

なので小型の2ドアクーペという車が好きな方は現在開発中のG42型2シリーズクーペという車は最後のモデルになる可能性が高いので購入しておくのも良いかもしれません。

車の電動化、SUV車のさらなる拡販などを考えると将来的には小型の2ドアクーペは貴重なモデルになりますので、市場的な希少価値はUPするかもしれません。

また今後は同様な車の開発は縮小傾向になると思いますので、貴重な1台を乗り続けるということも可能になります。

車好きとしては小型の2ドアクーペというジャンルはぜひ存続させたいジャンルではありますが、将来的には手に入れるのが難しい車になるかもしれませんね。

【引用・参照元】