2022年に発売が予定されているBMW M3ツーリング G81の写真を公式にBMWが発表しました。

BMW M3ツーリング G81とは?

2022年に発売予定のBMW M3ツーリング G81の予想CG

BMWには通常のモデルとBMW M社によってチューニングされたMモデルの2つのラインナップが用意されています。

Mモデルには基本的に通常のモデルで販売されているベース車両が存在し、そのベースモデルをモチーフにしたMモデルを開発します。

今回話題になっているM3ツーリング G81は通常のモデルである3シリーズツーリングをベースにエンジン、サスペンション、ボディなどをチューニングしたモデルになります。

これまでMモデルになり得るベースモデルはセダンやクーペ、カブリオレなどでしたが、今回はツーリングがベースモデルに選ばれているのが特徴です。

欧州ではアウトバーンを中心に欧州全体が移動圏内であることから、アウトバーンを快適にそして早く走ることが出来る車両を求める傾向があります。

その中には荷物を沢山積んでバカンスに出かけることが出来るツーリングモデルも視野に入っており、現在開発が進められているM3ツーリングもそのような欧州の需要に基づいて開発が進められていることになります。

フロント部分やインテリアの造形はM3セダンと同様

今回BMWが公式に発表したM3ツーリング G81の写真ですが、依然として分厚い偽装に覆われた状態で公開されています。

BMW M3ツーリング G81は2022年前半に発売予定

まだ発売まで1年程度もかかることから詳細なデザインを公開出来ないのは分かりますが、これではこちらの記事のようなスクープ写真とあまり代わり映えしない姿しか見ることが出来ないのは残念です。

しかし、その写真からでも推測出来る部分としてはまずフロント部分の造形は基本的にM3セダン G80に準じるものであるということ。

登場時に話題になった大型のキドニーグリルもそんままですし、ヘッドライト内にあるデイライトの形状も写真を見る限りでは変更が加えられていないように見えます。

BMW M340i G20 LCIモデルがスクープ

しかしフロントバンパーの下部のエアダクトの形状は、こちらの記事で紹介したM340i G20のLCIモデルのようにフォグランプの位置に当たる部分が平面になり(元々M3セダンにはフォグランプは設置されていないですが)両端に縦長のスリットが入るデザインになっているように見えます。

とは言え、基本的にはM3セダン G80とほぼ同等のデザインで登場することは間違いないので、重要になるのはやはり後部座席から後半部分の造形がポイントになりそうです。

ボディ側面にある「Bring it on」の意味は?

今回BMWが公式に発表したM3ツーリング G81のボディ側面には「Bring it on」と書かれています。

これを直訳すると「かかってこい!」という意味になりますが、これはどのような意味なのでしょうか?

直訳は「それを持って来い」ですね。実はこの it は相手の実力を指していて、
”それ程自信があるなら、その実力とやらを見せてみろ”という意味になりま
す。

(引用:「YOSHIのネイティブフレーズ」より)

「Bring it on」をもう少し調べてみるとこういう意味合いになることが分かりますので、恐らくはM3ツーリング G81をテストしているニュルブルクリンクサーキットに対して、M3ツーリングを認めろよ!的な挑発的な発言、つまりツーリングボディだけど速いんだぞという主張をしているのかもしれません。

もうちょっと簡単に表現するのであれば、機動戦士ガンダムの中でシャアが初めてガンダムと対戦した時に発した「見せてもらおうか?連邦軍のモビルスーツの性能とやらを」という感じなのかもしれません。

【引用・参照元】