BMWの次期3シリーズにあたるG50型のテスト走行車両が目撃され、その姿がカメラに収められました。
BMWは2025年から順次展開を始めた「Neue Klasse(ノイエクラッセ)」デザインを新型3シリーズにも採用する予定で、2026年の市販化が有力と見られています。
この記事では、今回のスクープ情報とともに、内外装の変化、電動化の行方、G50型の特徴について詳しく解説します。
- 2026年に登場か:次期BMW 3シリーズ「G50型」は2026年に正式発表が濃厚とされ注目を集めています。
- ノイエクラッセ採用:新型はNeue Klasseデザインを導入し、外観・内装が一新される予定です。
- EVだけじゃない:G50型はEVに限らず、ガソリンやPHEVも選べる多様な動力設計です。
目撃されたG50型プロトタイプの詳細
スペインとドイツでの走行テストが進行中
2025年7月現在、BMWの次期3シリーズに該当するG50型のプロトタイプ車両が、ドイツ国内およびスペインのカントリーロードで頻繁に目撃されています。
今回のスクープでは、厚くカモフラージュされた状態ながらも、そのデザインの一部が明らかになりました。
BMWは従来、重要モデルのテスト走行を主にドイツ国内で行ってきましたが、近年は気候条件の異なる地域でもデータ収集を進めています。
カモフラージュの下に見えるノイエクラッセの意匠
今回のG50型では、特にフロントマスクとサイドシルエットが注目されました。
従来のG20型よりもボンネットがややフラットになり、ヘッドライト周辺のラインがシャープに仕上げられている様子が確認されています。
また、フロントグリルのサイズは現行型と大差ないものの、内部のパターンが変更される可能性があります。
リアビューでは、テールライトのレイアウトが水平基調に変化しており、空力性能を意識した形状が随所に見られます。
G50型に採用されるNeue Klasseの特徴
デザイン言語の刷新と共通化
BMWが推進するNeue Klasseは、単なるデザインの変更ではなく、プラットフォームからインフォテインメント、内外装に至るまでを刷新する新世代の設計思想です。
G50型3シリーズにもこのNeue Klasseが本格的に導入され、直線的かつクリーンなラインを持つフロントフェイスが特徴です。
これまでのダブルキドニーグリルも形状が見直され、より空力に優れた形へと進化する見込みです。
iDrive Xとパノラマディスプレイの導入

インテリア面では、次世代iDriveである「iDrive X」と、ダッシュボード全体に広がるパノラマディスプレイが搭載される可能性が高まっています。
これにより物理ボタンが大幅に削減され、操作はジェスチャーや音声、タッチパネルが中心となる設計です。
運転支援システムも大幅に進化し、より高精度な自動運転支援やナビゲーション連携が実現されると見られています。
共通化されるBMWの次世代戦略
G50型3シリーズだけでなく、G65型5シリーズやG80型7シリーズにもこのNeue Klasseアーキテクチャは順次適用される計画です。
これによりBMW全体でデザインと技術基盤の統一が進み、ブランドの一貫性と生産効率の両立を図ることができます。
G50型のパワートレイン予測:EV専用ではない理由
多様なニーズに応えるマルチパワートレイン設計

BMWはG50型において、EV(電気自動車)専用ではなく、ガソリンエンジン、マイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、そしてEVまでを網羅するマルチパワートレイン戦略を継続すると予想されています。
これは、BMWが世界各国の法規制や市場ニーズに柔軟に対応するための方針に基づいています。
なぜガソリンモデルは残るのか
多くの市場では2030年前後まで内燃機関車が一定のニーズを持ち続けると見込まれており、BMWもその需要に応える構えです。
特にG50型では、EV化による重量増を抑えるために従来のエンジン車と部品を共有する柔軟な設計が採用されているとみられます。
これにより、各国での価格設定や供給体制の調整も可能になります。
環境性能と走行性能の両立
マイルドハイブリッドやPHEVでは、電動モーターによる加速のスムーズさと、ガソリンエンジンの航続距離の長さを両立できるため、都市部でも長距離でも高い実用性を確保できます。
G50型はその中でも、運転する楽しさを残しつつ環境性能を追求するBMWらしい1台として期待されています。
G20型との比較と期待される進化点
サイズと外観デザインの違い
現行型であるG20型と比べて、G50型はボディ全体がややワイドに、そして低重心化されている可能性があります。
カモフラージュ越しでも、フロントやリアの張り出しが抑えられ、スリークな印象を受けるデザインとなっています。
Neue Klasseのデザイン哲学により、シャープでクリーンな面構成が特徴となっており、従来の曲線主体のフォルムから一線を画す印象です。
インテリアと操作系の進化
G20型で評価の高かったiDrive 7システムは、G50型では最新のiDrive Xへと置き換わることで、よりシームレスな操作性が期待されています。
また、メータークラスターやエアコン操作系も完全デジタル化される見込みで、これまでの物理スイッチ中心の設計から一新されます。
これにより車内空間はよりミニマルで未来的な印象になるでしょう。
走行性能と静粛性の向上
シャシー設計の改良や車体剛性の強化により、G50型ではハンドリング性能の向上が見込まれています。
さらにEVモデルでは、静粛性が大幅に向上することも予想されており、高速域での快適性はこれまで以上になるでしょう。
まとめ:発売時期と今後の展開予測
BMW 3シリーズG50型の正式発表は2026年後半が有力とされ、市場投入は2027年前半になる可能性があります。
今回のスクープからも、市販化に向けた最終調整段階にあることがうかがえます。
今後は公式ティーザーやモーターショーでの公開が期待され、詳細スペックや価格帯が徐々に明らかになるでしょう。
Neue Klasseの導入によって、3シリーズは新たな時代へと踏み出す準備を整えているようです。
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Reference:carbuzz.com
よくある質問(FAQ)
Q1. G50型3シリーズの正式発表はいつ頃ですか?
2026年後半に正式発表され、2027年前半に市販開始される可能性が高いです。
Q2. G50型は完全な電気自動車(EV)になるのですか?
いいえ。G50型はEVだけでなく、ガソリンやハイブリッドも継続される見込みです。
Q3. iDrive Xはどんな機能があるのですか?
次世代操作系で、ジェスチャー・音声・タッチ操作を組み合わせたスマートUIです。
Q4. G20型とG50型の見た目の違いはどこですか?
よりシャープでクリーンな面構成となり、ノイエクラッセデザインが採用されます。
Q5. G50型は日本でも販売される予定ですか?
はい。従来の3シリーズと同様に、日本市場でも展開される見込みです。
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