2025年に発売予定のBMW M2 CS G87について一部で不安視されている点に焦点を当て、その魅力や進化についてもお伝えします。
BMW M2 CS G87の登場に期待高まる
BMW M2 CS G87は、レース志向の車両であり、より強力で軽量化された新しいモデルとして2025年に発売される予定です。
信頼性のあるBMWの情報筋によれば、この新型車は2025年8月に生産がスタートし、各方面で注目を集めています。
一部のファンからの懸念が広がっているのは、新しいBMW M2 CS G87がオートマチックトランスミッションのみで提供され、6速マニュアルギアボックスのオプションがない点です。
以前のモデル(BMW M2 F87)では、多くのユーザーがマニュアルトランスミッションを好んで選択しており、今回の変更に対する不満の声が上がっています。
しかし、新型BMW M2 CS G87はその他の面でも進化しています。
ベースモデルのBMW M2 G87よりも既に7kW多い338kW(約460馬力)と550Nmを発揮する3.0リッター・ツインターボ直列6気筒ガソリンエンジンは、2024年8月の生産から354kW(約480馬力)にブーストされる見込みです。
これにより、パワー面では進化を遂げることが期待されます。
BMW M2 CS G87デザインや装備の拡充はあるが軽量化への不安
(引用:インスタグラムより)
新型BMW M2 CS G87は、兄弟車であるBMW M3 CS G80やBMW M4 CSL G82から借りた19インチフロントと20インチのホイール、カーボンファイバールーフ、フロントバケットシート、そしてアルカンターラトリムのステアリングホイールを標準装備としているとのこと。
これにより、デザインや装備の面でも洗練された魅力を備えることでしょう。
新型BMW M2 CS G87がベースモデルよりも軽量であるかどうかは未だ不透明です。
現行型BMW M2 G87先代のBMW M2 F87より既に150kgも重いことから、軽量化に対する期待と不安が入り混じっています。
先代のBMW M2 CS F87は、カーボンファイバーパーツと重量削減の取り組みがアダプティブサスペンションの追加によって相殺され、軽量性にはあまり寄与しないという事実がありました。
2025年発売のBMW M2 CS G87は、新たな進化と一部の変更が見られるものの、軽量性の向上に対する不安も拭えません。
それでも、パワフルで洗練されたデザインや先進の装備に期待が膨らむ中、登場を楽しみに待ちたいところです。
そもそもBMW M2 G87は人気があるのか?
先代のBMW M2 F87は史上最も数多く販売されたBMW M社のモデルであることを考えると、現行型のBMW M2 G87はそれと同じようには売れていない感じがします。
しかし、実際には・・・
F87 は 5 年半の生産期間で 60,000台弱、月平均 900台が生産されました。
G87 の生産は 12 か月でほぼ 20,000台に達し、月あたりの生産量は 1,600台を超える見込みです。
(引用:bimmerpost.comより引用)
とされていることから、世界的には先代のF87型M2よりも販売台数が多くなることが予想されます。
つまり、世界的には売れているが日本ではあまり売れていない、または日本向けの生産台数が少ないと考えることができます。
1つ考えられるのは、G87型M2はG42型2シリーズクーペと同様に全数メキシコで生産されているということ。
つまり、メキシコで生産する最大のメリットは北米への輸出がコスト的に安いことですので、G87型M2の生産台数の多くが北米向けに優先して生産枠が確保されている可能性はあります。
よって、日本向け(右ハンドル仕様)の生産枠が少ないため日本では未だにあまり見かけない車になっている可能性があります。
その結果、BMW M2 CS G87が発売されたとしても日本向けの台数はあまり期待できないかもしれません。
【引用・参照元】
https://www.drive.com.au/news/bmw-m2-cs-coming-in-2025-report/