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新型BMW X5 G65の“消える”ドアハンドルとは?最新スクープ情報

BMW X5 G65のテスト車両が高速道路を走っている。 BMW
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2026年の正式デビューに向けて準備が進む新型「BMW X5 G65」のスクープ写真が新たに公開されました。従来のBMWデザインを刷新するだけでなく、注目を集めているのが“消える”タイプのドアハンドルです。これは既存のフラッシュドアハンドルとも異なる独創的なメカニズムを採用しており、今後のBMWデザインの方向性を占う重要な手がかりとなっています。

本記事では、スクープ写真から読み取れるG65型の新情報とともに、そのドアハンドルの技術背景や、注目のパワートレイン、デザイン哲学について詳しく解説していきます。

  1. 「消える」ドアハンドルでBMWが新時代へ:新型X5 G65は、フラットなフィン状ドアハンドルを採用。空力とデザイン性を両立した革新仕様です。
  2. 多様なパワートレインを用意:PHEVやEV、水素モデルを展開予定。M60eは4本出しマフラーで高性能も両立します。
  3. Neue Klasseの思想を反映した内外装:シンプルなデザインと新UI「パノラミックビジョン」で次世代BMWの方向性を示します。

新型BMW X5 G65とは?

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G65型とはどのようなモデルか

BMW X5 G65は、現行G05型X5の後継モデルとして2026年に登場が予定されている次世代プレミアムSUVです。型式「G65」はBMW内部の開発コードであり、この新型はBMWが次世代プラットフォーム「CLAR」を改良し、Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)の思想を反映した最初のX5シリーズとなる予定です。外観・内装ともに大幅な刷新が施され、エクステリアはよりクリーンで流れるようなラインが特徴的です。

発売時期と背景

X5 G65の量産開始は、ドイツ現地報道やBMW公式のコメントなどによると2026年8月が予定されており、実際の市場投入は2026年末から2027年初頭にかけてと見られています。

製造はアメリカ・スパータンバーグ工場と、中国でのロングホイールベース仕様は現地生産が継続されると予想されます。新型X5は多様なパワートレイン(ガソリン、ディーゼル、PHEV、EV、水素)を展開予定であり、BMWが掲げる「電動化」と「持続可能性」を体現するフラッグシップSUVとしての期待が高まっています。

スクープ写真で確認された注目ポイント

今回リークされたスクープ写真では、車体全体に厚いカモフラージュが施されているものの、特に注目すべきはドアハンドル部分です。

従来のような押し込み式やリトラクタブルタイプではなく、極めて小型のフィン状パーツがドアのベルトライン上に配置されており、これはBMW スカイトップに見られるデザインと酷似しています。

また、リアバンパー下部にはマフラーエンドが露出せず、PHEVまたはEVの可能性が指摘されましたが、音響計測用マイクとマフラーの構造からPHEVであることが判明しています。これにより、BMWが燃焼機関モデルも併売する方針であることが示唆されました。

「消えるドアハンドル」の仕組みと意図

BMW X5 G65のテスト車両が高速道路を走っている。そのドアハンドルのアップ。

ドアハンドルの構造:小型フィン状の機構

新型BMW X5 G65に搭載される“消える”ドアハンドルは、これまでのBMW車に採用されてきたリトラクタブル式とは全く異なる構造です。スクープ写真で確認されたフィン状のパーツは、ドアパネルに沿って水平に配置されており、通常の状態ではボディと一体化して目立ちません。

乗員が車に近づくとセンサーが作動し、軽く引くだけでドアが開く電動式リリース機構が作動する仕組みと推測されています。このメカニズムは、従来のグリップ式に比べて物理的な接点を減らし、メンテナンス性や空力特性にも優れています。

スカイトップとの共通点とデザイン的狙い

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この新型ドアハンドルは、2024年に発表された限定車「BMW Skytop(スカイトップ)」のドア構造と極めて似ています。Skytopは、わずか50台限定で生産されるM8ベースのタルガスタイルコンセプトカーであり、その滑らかなドアラインと控えめなフィン構造が高く評価されました。

X5 G65では、Skytopで試験的に導入されたそのデザインを、量産車として初めて採用することになり、BMWのデザイン言語の転換点とも言える仕様です。

なぜBMWはこれを採用したのか(空力・美観)

この新設計が採用された背景には、空力性能と視覚的美しさの両立があります。ドアハンドルは、車両の空気抵抗に大きく影響する要素の一つであり、出っ張りがなくなることでCd値(空気抵抗係数)の低減が期待できます。

また、サイドビューがより滑らかで近未来的な印象を与えるため、特にEVモデルにおいてはテクノロジー志向のユーザー層に強くアピールできます。BMWは今後、このデザインをX6やX7にも展開していく可能性があり、ブランド全体のデザイン戦略の一環としても重要な要素となっています。

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Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)は、BMWが今後の電動化・デジタル化に向けて開発している次世代アーキテクチャです。従来のCLARプラットフォームをさらに進化させ、EVや水素車にも柔軟に対応可能な構造を持っています。新型X5 G65もこの影響を受けたモデルであり、パワートレインの多様化とともに、構造部品の軽量化、衝突安全性の強化、室内空間の最適化が図られています。

外観以外で変わった部分(ライト、シルエット)

新型X5では、全体的なフォルムが従来モデルよりも一層流線型になっており、フロントライトやリアライトもよりシャープなデザインへと進化しています。特にフロントマスクでは、縦型スリムなヘッドライトが採用される見込みで、より現代的かつ威厳ある顔つきに変化しています。ホイールアーチも滑らかになり、シルエット全体がシンプルでクリーンな印象を持つよう設計されています。

iDrive廃止とUIの新潮流

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内装では、BMW伝統の「iDrive」コントローラーが廃止されることが大きなニュースとなっています。代わりに採用されるのが「BMW Panoramic Vision」と呼ばれる大型スクリーンUIで、17.9インチのセンターディスプレイに加えて、フロントウィンドウ下部に9枚の情報表示パネルを投影する仕組みが導入されます。

これにより、従来の物理スイッチ類を減らしつつ、視線移動を最小限に抑えた直感的な操作が可能になるとされています。また、オプションで3Dヘッドアップディスプレイの搭載も予定されており、先進性と使いやすさの両立が図られています。

多彩なパワートレインとPHEVの実像

BMW X5 G65のテスト車両が高速道路を走っているテールライト。

PHEV、EV、ハイドロゲン、M60eの違いと特徴

新型BMW X5 G65では、かつてないほど多様なパワートレインが用意される予定です。ガソリンやディーゼルといった内燃機関はもちろんのこと、プラグインハイブリッド(PHEV)、完全電動(EV)、さらには水素燃料電池(ハイドロゲン)モデルのiX5 Hydrogenまでが計画に含まれています。

PHEVモデルでは、現行と同様に電動モーターとターボチャージャー付きエンジンを組み合わせたシステムが採用され、高効率な都市走行と高速走行時の余裕を両立します。

一方、EVモデルはNeue Klasseアーキテクチャと連携した最新の円筒型バッテリーセルを搭載予定で、航続距離と充電効率の向上が期待されています。

水素モデルは2028年に市販予定とされており、クリーンエネルギー車としての注目度も高まっています。

音響テストやマフラー構造の考察

スクープ写真に加えて撮影されたビデオでは、車両後方に取り付けられた2つのマイクが確認されました。これは排気音の測定を行うための装置で、PHEVモデルに特徴的な静粛性と、マフラー構造のチューニングに関係していると考えられます。

実際、バンパーの下には左右に向かって下向きに折れたマフラーパイプが隠れており、外観上はEV風に見せつつも内燃エンジンが搭載されている証拠となります。M60eモデルでは、4本出しマフラーが採用され、よりスポーティな印象を与える予定です。

まとめ:新型X5が示すBMWの未来

今後の正式発表の予測

BMW X5 G65の正式発表は、2026年中盤〜下半期に予定されており、量産はアメリカ・スパータンバーグ工場にて同年8月から開始される見込みです。

BMWは従来から段階的に情報を公開する戦略を採っており、ティーザー画像や先行内覧イベントを経て、正式なスペックと価格が明らかになると予想されます。

PHEVやEV仕様の詳細は欧州市場を中心に展開され、日本市場でも導入される可能性が高いと見られています。

ドアハンドルは単なる装飾以上の意味を持つ?

今回の新型X5 G65で話題となっている“消えるドアハンドル”は、単なるデザインの刷新にとどまらず、BMWが提唱する「次世代の接触レスUX」の象徴とも言える存在です。

視覚的な未来感を演出するだけでなく、空力性能、耐久性、安全性、さらには生産コスト削減の観点からも導入価値の高い技術です。この仕様が市場で受け入れられれば、他の自動車メーカーにも波及する可能性があり、業界全体のスタンダードが変化するきっかけとなるかもしれません。BMWはこのドアハンドルを通じて、「技術によるラグジュアリー」を再定義しようとしているのです。

Reference:bimmertoday.de

よくある質問(FAQ)

Q1. 新型BMW X5 G65の発売日はいつですか?

正式な発表はまだありませんが、BMWは2026年8月に量産を開始し、同年末から2027年初頭にかけて市場投入される予定です。地域によって販売開始時期が前後する可能性があります。

Q2. BMW X5 G65に搭載される「消えるドアハンドル」とは何ですか?

「消えるドアハンドル」とは、ドアパネルにフラットに収まるフィン状のドア開閉機構のことです。従来のハンドルのように出っ張らず、センサーと電動機構により滑らかなボディラインを実現します。

Q3. 新型X5 G65にPHEVとEVは両方ラインアップされますか?

はい、BMW X5 G65にはガソリン、ディーゼルに加えて、PHEV(プラグインハイブリッド)や完全電動のEV(iX5)、さらに水素燃料モデル(iX5 Hydrogen)も用意される予定です。

Q4. BMW Neue Klasseとは何ですか?X5 G65にも関係がありますか?

Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)はBMWが開発中の次世代アーキテクチャです。X5 G65は完全なNeue Klasseではありませんが、その思想と技術の一部が反映されており、内外装デザインやデジタルUIにその影響が見られます。

Q5. ドアハンドルの変更で安全性や実用性に問題はありませんか?

BMWは新しいドアハンドル構造に対しても厳格な安全基準を適用しており、耐久性や衝突時の安全性も確保されています。また、電動解除機構により、力の弱い方でもスムーズに開閉できる設計となっています。

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