BMW JAPANは、ミドル・クラス・セダン「BMW 5シリーズ」の新たな展開として、クリーン・ディーゼル・エンジン & xDrive搭載モデルの初期生産限定モデル「BMW 523d xDrive THE FIRST EDITION」の販売を開始しました。このモデルは2024年2月までの期間限定で生産され、納車は2024年第一四半期以降を予定しています。
BMW 5シリーズ G60の進化〜ディーゼルエンジン搭載
BMW 5シリーズは、1972年の初代モデル誕生以来、プレミアム・セグメントにおけるミドル・クラスのセダンとして世界で最も成功したビジネス・セダンの一つとなりました。
今年のフルモデル・チェンジでは、第8世代への進化が実現し、BMW伝統のデザインを踏襲しつつ、新しいコンセプトで格式とエレガントさを同時に高めています。
また、走行性能面では、電気自動車BMW i5の追加や、48Vマイルド・ハイブリッド・システムの導入など、革新的なパワートレインも注目されています。
正直に言って、日本にはディーゼルエンジンではなくPHV(プラグインハイブリッド車)がディーゼルエンジンの代わりに設定されると思っていました。
ドイツでは、BMW 530e G60が設定されていますので、低燃費志向のユーザーには今後開発が進まないディーゼルエンジンは日本には設定されないと思っていましたが、想定以上にG30型5シリーズでのディーゼルエンジン車の人気が高かったことが想像できます。
BMW 523d xDrive G60 THE FIRST EDITIONの特徴
新たに発表された「BMW 523d xDrive THE FIRST EDITION」は、2L直列4気筒クリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデルの初期生産モデルです。
BMW 523d xDrive M Sport G60をベースに、専用20インチのアロイ・ホィールや高機能装備を充実させ、2024年2月までの期間限定で販売されます。
ボディ・カラーは、ミネラル・ホワイトおよびブラック・サファイアが採用され、専用装備の20インチMライト・アロイ・ホィールやパノラマ・ガラス・サンルーフなどがスポーティーな外観を演出しています。
インテリアには、ブラックのアルカンターラ/ヴェガンザ仕様が採用され、BMWインタラクション・バーには大型のアンビエント・ライトとクラフテッド・クリスタル・フィニッシュが高級感を加えています。
BMW 523d xDrive G60 THE FIRST EDITIONの価格
「BMW 523d xDrive G60 THE FIRST EDITION」のメーカー希望小売価格は¥9,640,000(消費税込み)。
なお、このモデルは右ハンドルとAT仕様が用意されています。
BMW5シリーズは現行型のG60になってからのG30型と比較して大幅に価格がアップしています。
ボディサイズも全長が5mオーバーとなり、日本の街中で乗り回す車としてはかなり不便なボディサイズになりました。
これは、7シリーズ G70が中小企業の社長のが自分で運転する車から、大手企業の運転手付き社用車というグレードに格上げされたことで、かつての7シリーズの顧客を取り込むことになったことが原因です。
3シリーズセダンの次は5シリーズセダンに乗りたいよね、というユーザーにとっては、3シリーズと5シリーズの価格差から上位シリーズへの乗り換えは今後益々難しくなることになると思います。
ちなみに、5シリーズツーリングはまだフルモデルチェンジされていないので、G30型のモデルを購入することが可能です。
もし、新型G60型5シリーズの価格とボディサイズがネックになっている方は、G30型5シリーズツーリングを選択するのも悪くないと思います。
【引用・参照元】
https://www.press.bmwgroup.com/japan/article/detail/T0438255JA/bmw-523d-xdrive-the-first-edition%E3%82%92%E7%99%BA%E5%A3%B2