トヨタ・スープラの兄弟車として開発されている新型BMW Z4(G29)。今年の8月に正式発表されるようですが、早くもハイパフォーマンスモデルであるM40iの噂が出ています。

BMW Z4(G29)とは・・・

ご存知の通り初代マツダ・ロードスターが世界的に販売台数を伸ばしたことで各自動車メーカーがこぞって2シーターオープンモデルの開発を行いました。

現在においてかろうじて生き残っているのがポルシェ・ボクスター。それ以外はあまり走行したモデルは皆無と言って良いでしょう。

もちろん、BMW Z4(Z3)もBMWが想定したよりも販売台数は伸びませんでした。特にZ4へとモデル名を変更してからは、スポーツなのかGTなのかのコンセプトも曖昧になりBMWの数少ない失敗作と言えなくもないでしょう。

新型BMW Z4(G29)は先代と何が違うのか?

一番の違いはスポーツ路線に振り切ったことと言えるでしょう。兄弟車であるトヨタ・スープラはトヨタブランドのスポーツネームの最候補。

そのトヨタ・スープラとシャシーやエンジンを共有する訳ですからスポーツ路線を歩まない訳がありません。

しかし、BMWというブランドが邪魔をしてそれなりの価格で発売されることは新型BMW Z4(G29)の唯一の心配な点ではありますが。

Z4MではなくM40iなのか?

BMWのスポーツモデルの最候補はMモデルです。現行のBMW Z4にもZ4MというMモデルが存在します。

その一方で、M240iのように純粋なMモデルではないけれども、価格をリーズナブルに抑えたM系のモデルも存在します。

今回のスクープ記事ではZ4MではなくM40iとして紹介されていますが、Z4Mは設定されないのでしょうか?

もちろん、M240iの上位モデルにBMW M2が存在していますが、そうするとM240iの存在価値は非常に小さくなってしまいます。

かと言って、BMW M2しか存在しなければリーズナブルなスポーツモデルは用意できない。

これはBMWのジレンマを表していると思いますが、今回のBMW Z4(G29)はどうなることか?

この記事が正しいのであれば、恐らく比較的リーズナブルなスポーツモデルの上級モデルとしてM40iを設定し、Z4Mは設定しない。または特別仕様車、限定者としてZ4Mらしきものを発売する。

最近のBMWはBMW M4 GTSやBMW M4CSなど限定車戦略がビジネス的においしいと感じています。

よって、BMW Z4(G29)にも複数の限定者が用意されると思います。その手法はまるでポルシェやフェラーリのように見えてしまいます。

BMWはいったいどこへ行こうとしているのでしょうか?

【引用・参照記事】

BMW Z4 新型に早くも「M」の影…プロトタイプをスクープ | レスポンス(Response.jp)

トヨタ『スープラ』との兄弟車となる、BMW『Z4』新型。その高性能モデル『Z4 M40i』と思われるプロトタイプを初めてSpyder7のカメラが捉えた。