既に欧州では販売が開始されていたBMWアルピナ B8 グランクーペ G16が日本でも販売が開始されました。

BMWアルピナの年間生産台数は約1700台程度

BMWアルピナ B8 G16 発売

BMWアルピナという自動車メーカーは非常に珍しい自動車メーカーです。

年間の生産台数が約1700台程度という少量生産にこだわっているのもその特徴の1つです。

年間の生産台数を少なくすることで車自体の価値を上げる戦略はフェラーリやランボルギーニなどと同様の戦略です。

しかしその生産台数の少なさはフェラーリの1万台と比較してもかなり少ないことが分かります。

決して販売が好調でもBMWアルピナは生産台数を増やそうとはせず、頑なに年間1700台の生産台数を維持しています。

これはBMWアルピナの元々の生産能力が小さいために生産を増やすことが出来ないという理由もありますが、あえて設備投資を行わずに生産台数を一定に保つ戦略を行っているのには理由があります。

それはホワイトボディこそBMWから購入して車を製造していますが、エンジンやサスペンションなどの多くの部品はBMWアルピナ自身でほぼハンドメイドに近い状態で作り上げているからためです。

エンジンもBMW車と同じからそれ以上の性能を発揮しアルピナマジックと称されるサスペンションのチューニングはBMWアルピナの存在価値にもなっています。

その存在価値を維持するためにあえて生産台数を少なくして存在価値を維持する戦略であると言われています。

BMWアルピナ B8グランクーペのベースはBMW M850iグランクーペ G16

BMWの最上級シリーズである8シリーズ。

その中でもMモデルを除けば最上級に位置するのがBMW M850i グランクーペ G16です。

BMWの最上級シリーズをBMWアルピナの手でカスタマイズした車がBMWアルピナ B8グランクーペ G16ですので、その佇まい、インテリアの質感は最上級に値する品質を保っています。

ライバルとなる車はアストンマーチンDB11、ポルシェ・パナメーラ・ターボS、メルセデスAMG GTなどのスーパーカーに引けを取らないことは言うまでもありません。

エンジンはV型8気筒ターボエンジンを搭載しベースになったBMW M850i グランクーペよりもハイスペックな621馬力を発揮することでその大柄なボディを不足感なく走らせることが可能であり、ライバルに引けを取らない加速を味わうことが可能。

またハイスペックなエンジンの馬力を確実に路面に伝えつつドライバーへの不快感を与えることがないアルピナマジックなサスペンションセッティングはライバル車には無いアドバンテージになっています。

BMWアルピナ B8グランクーペ G16の国内販売価格は2,557万円から

BMWアルピナB8グランクーペ
■車両本体価格(税込)=25,570,000円(左ハンドル)
■全長×全幅×全高=5090/1930/1430mm
■ホイールベース=3025mm
■トレッド=(前)1625mm(後)1665mm
■車両重量=2140kg
■エンジン型式/種類=―/V8DOHC32V+ビ・ターボ
■内径×行程=89.0×88.3mm
■総排気量=4394cc
■圧縮比=10.5
■最高出力=621ps(457kW)/5500-6500rpm
■最大トルク=800Nm(81.6kg-m)/2000-5000rpm

BMWアルピナは基本は全て左ハンドル仕様です。

しかし日本の場合はオプションで右ハンドルを選ぶことが可能です。

またBMWアルピナと言えばアルピナブルー、アルピナグリーンと呼ばれる特徴的なボディカラーが有名ですが、これらもオプションでの選択になります。

このようにBMWアルピナ B8グランクーペ G16の車両本体価格は2,557万円からとなっていますが、右ハンドル仕様やアルピナブルー、アルピナグリーンなどのボディカラーを選択しその他のオプションを加えていくと総額でいくらになるのか?

まもなく開設が予定されているコンフィギュレーションで確認してみるもの興味があるところです。

【引用・参照元】