BMWは新型M240i xDrive G42を正式に発表しました。

新型BMW M240i xDriveはもう2シリーズではない

BMW 2シリーズクーペ G42 スクープ写真

先日こちらの記事のように写真のみがスクープされていた新型のBMW M240iが公式に発表されました。

ご存知のようにこれまでのM240iは1シリーズからの派生モデルとして開発されてきましたが、新型のM240i G42に関しては1シリーズがFFベースに特化したシャシーを採用したことで、今回から4シリーズのシャシーを採用されて開発されています。

よってボディサイズも大型化されており

  • 全長4548mm(+105mm)
  • 全幅1838mm(+64mm)
  • 全高1404mm(-28mm)
  • ホイールベース2741mm(+51mm)

これらの数値のように先代のモデルよりも全長で105mm、全幅で64mmも大型化されています。

これらのボディサイズは益々4シリーズに近づく数値になっていることから、名前は2シリーズですが実質的には2シリーズと4シリーズの中間的なモデルと言えると思います。

よって2シリーズクーペはこれまで小型クーペモデルと言われてきましたが、現行型に至っては限りなく4シリーズよりわずかに小型のクーペということが出来ます。

その分、パフォーマンスに関してはより4シリーズに近づくことになりますので、大幅なパフォーマンスアップが期待できることにもなります。

新型M240i xDrive G42のキドニーグリルは新デザイン

新型M240i xDriveの注目のデザインであるキドニーグリルは4シリーズほど革新的なデザインにはならなかったのが一安心と言えるでしょうか?

デザイン的には保守的なキドニーグリルのデザインを継承した落ち着きのあるデザインですが、内部構造に関しては新しい取り組みを行っています。

過去にもキドニーグリルにシャッターを取り付けたモデルは存在しますが、新型のM240i xDriveに関してはその開閉機構に新しいものを搭載しています。

これまでのシャッターグリルはスライド式で開閉を行って来ましたが、新型のM240i xDriveではドア式のシャッターグリルが採用されました。

ドア式のシャッターグリルが採用された理由は不明ですが、今後のモデルに関してもシャッター式を採用するのであれば、こちらの方が空力効果やコスト面で優位であると言えると思います。

新型BMW 2シリーズクーペ G42のラインナップは3種類

新型の2シリーズクーペのラインナップは以下の3つになります。

  • 220iクーペ(最高出力184HP、最大トルク300Nm、直列4気筒 2.0リッターガソリンエンジン)
  • 220dクーペ(最高出力190HP、最大トルク400Nm、直列4気筒 2.0リッターディーゼルエンジン+48Vマイルドハイブリッド)
  • M240i xDrive(最高出力374HP、最大トルク500Nm、直列6気筒 3.0リッターガソリンエンジン)

駆動方式は220i、220dはFR駆動、M240i xDriveはAWD駆動となりトランスミッションは全て8速AT仕様となり、6速MT仕様は設定されない。

なお価格に関してはまだ公表されていませんが、M240i xDriveに関しては大幅な価格アップが見込まれると思われます。

3シリーズ、4シリーズに関してもトップグレードがM340i、M440iとしてMパフォーマンスモデルとして設定された際に、大幅な価格のアップがありましたので、今回もその可能性が高いです。

BMW M2 G87は2022年末か2023年初めに発売か?

そうなると、さらに今後発売が期待されてるM2クーペ G87の販売価格に近づくことになりますので、M2クーペ G87の価格も同様にアップすることが予想されるます。

【引用・参照元】