7月8日にワールドプレミアムが行われると言われているBMW 2シリーズクーペ G42と思われる写真がスクープされました。

BMW 2シリーズクーペ G42はなぜFR駆動なのか?

BMW 2シリーズクーペ G42は2021年夏頃から生産開始

BMW 2シリーズクーペ G42とは、本来であればBMW 1シリーズと同じシャシーを用いて作られたBMWブランドの中で一番小さなモデルのクーペ版という位置づけになるのが2シリーズです。

しかし、現行型の1シリーズがFF駆動に移行したことに伴い、今回販売される2シリーズクーペ G42に関しては、4シリーズクーペ G22からの派生モデルとして開発が行われています。

よって駆動方式が1シリーズのFF駆動ではなくFR駆動で開発されている小型のクーペモデルになります。

なぜ本来であれば兄弟車になる1シリーズと違って2シリーズクーペがFR駆動を採用するのかというとそれは間違いなく2シリーズクーペがベースとして開発されるM2のためであると言えると思われます。

BMW M社で最多量販車種となったM2の後継モデルとして開発される2代目のM2 G87のために2シリーズクーペ G42はFR駆動で開発されます。

そしてその骨格になるシャシーは同じFR駆動を採用する4シリーズクーペ G22となり、これもまたM2 G87の多くの部品をM4 G82と共有するために採用されています。

新型2シリーズクーペ G42のデザインは?


今回スクープされた2シリーズクーペ G42と思われるスクープ写真を見る限り、最近のBMWのデザイントレンドとは少し違う雰囲気が漂っているように感じます。

最近発売されたBMWは概ね低く、ワイドなボディデザインが採用されていたと思いますが、今回スクープされた2シリーズクーペ G42と思われる車両は少し丸みを得たデザインに見えます。

なのでシャシーこそ共通ではありませんが、シリーズの構成上兄弟車となる1シリーズに近いデザインを採用していることが分かります。

1シリーズと比較してキドニーグリルのサイズこそ小さめにデザインされていますが、ヘッドライトを中心としてフロントフェンダーにかけてのデザインは1シリーズに近いデザインで描かれているように見えます。

なのでフロント正面からみたイメージは精悍というようりもファニーな感じの面構えになっているという感じでしょうか?

テールエンドのデザインに関しては、ズームされた状態なので全体層は不明です。

しかし、テールライトを見る限りではこちらも最近の傾向である横方向に長く薄いデザインではなくどちらかというと現行型のX3 LCIモデルのように台形形状になっているのが特徴。

なのでこちらもフロントフェイス同様に精悍さというよりはファニーな柔らかい印象を与えるデザインになっています。

2シリーズクーペはスポーティなクーペというよりは、女性を意識したタウンカーという位置づけの車ですので、精悍なデザインではなく女性ウケを狙ったデザインになった?ということでしょうか?

2シリーズクーペ G42のエンジンラインナップは?

現状ではこの写真しか公開されていないので詳細なエンジンラインナップは不明ですが、過去のBMWのルールに則って考えた場合は以下のようになると思われます。

  • 220iクーペ(2000cc4気筒ターボエンジン/FR)
  • 230iクーペ(2000cc4気筒ターボエンジン/FR)
  • 220dクーペ xDrive(2000cc4気筒ディーゼルターボエンジン/AWD)
  • M240iクーペ xDrive(3000cc6気筒ターボエンジン/AWD)

ひょっとしたら1500cc3気筒ターボエンジンの218iクーペもラインナップに加わる可能性がありますが、おそらく追加されるとすれば新車発売後の一定期間経過した後に追加される感じでしょうか?

どちらにしても、トップモデルは6気筒エンジンのM240iであり、その駆動方式はFRをベースにしたxDriveになりAWDとなるのが濃厚だと思われます。

またはM240iはFRのままで発売され、M2 G87になった時点でM xDriveとしてAWDが設定されるのかもしれません。

どちらにしても、2シリーズクーペ G42の基本はFR駆動であることは間違いがありません。