ミニという車はローバーミニの時代からBMW MINIへと変化しても車名がミニクーパーだと思っている人が多いのは日本だけではなく世界中も同じ状況の模様です。
ローバーミニはメーカーが「ローバー」で車名が「ミニ」のハズですが
世界中で愛され続けた車の1つにミニというイギリス製の自動車があるのは御存知の通りです。
以前はローバーという自動車メーカーが販売していたミニという車ですが、現在はBMWが権利を購入してBMW MINIとして販売しています。
ローバー時代からBMWの時代にもなってもミニの知名度は世界的にも高いのですが、多くの人が勘違いをしていることも事実です。
それは車名を「ミニクーパー」だと思っている人がローバー時代から多くいるのですが、正確にはローバーの時代もBMWの時代も車名は「ミニ」であり「クーパー」はグレード名であるということ。
もう少し簡単に言えば、カローラに例えるなら・・・
- メーカー名:トヨタ
- 車名:カローラ
- グレード:デラックス
という風に分解することができると思いますが、ミニを同じように分解すると・・・
- メーカー名:BMW(昔はローバー)
- 車名:ミニ
- グレード:クーパー
なので正確には車名としてミニと呼ばないといけないはずですが、多くの人はこの車はミニクーパーだと認識しています。
なぜ「ミニ」という車名より「ミニクーパー」という車名が定着したのか?
諸説あるのでなぜミニという車がミニクーパーという車名が定着したのかは詳細は不明ですが、いくつかの仮説は立てることができると思います。
ミニという車名が字数的に短すぎる
ミニという単語は日本語だと2文字、英語でも4文字と比較的字数が少ない単語です。
なので発音すると短すぎるので何を指し示しているのかよくわからないので、ミニ+クーパーという単語が定着した。
ミニという車が認知された時の車がミニクーパーだったから
ミニという車が世界中で認知された出来事の1つにモンテカルロラリーなどでの活躍があったと思いますが、レースで使用されているミニがスポーツグレードだったクーパーだったことからミニクーパーという呼び方が定着した。
ミニ=ミニスカートと混同しないようにする
一般的にミニという単語から連想されるのがミニスカートの方が認知度が高かったために、ミニスカートと混同しないようにあえてミニクーパーという名称を定着させた。
BMWはBMW MINIの車名を正式にミニクーパーとすることを決めたらしい
上記のような仮説を勝手に考えてみた訳ですが、少なくとも確実なことはミニという車の車名をミニクーパーと認識している人は世界中でもかなり多いということ。
それであればいっその事車名をミニにこだわることなくミニクーパーとしてしてしまった方が認知度がよりアップして販売面でも有利に働くとBMWは考えた模様です。
よって恐らく2024年頃にフルモデルチェンジされるBMW MINIの少なくても3ドアハッチバックモデルに関しては、車名をミニからミニクーパーに変更すると思われます。
そしてグレード名を「S」とか「JCW」とかにすることになる模様です。
ちなみに、ミニカントリーマン(日本名:ミニクロスオーバー)に関しても車名をミニカントリーマンとして同じくグレード名を「S」とか「JCW」などとすることで統一感というか規則性を持たせることになりそうです。
車にあまり興味のない人にどうでも良い話なのかもしれませんが、昔からのミニのファンにとってはこれって意外とマジですか?と思われるぐらいの大きな変更点になるのではないかと思います。
【引用・参照元】