ミニと言えばイギリスで生まれた車として有名であり現在ブランドの権利を保有するBMWも基本的にミニに関してはイギリスで生産してきましたが、2024年発売の新型BMW MINIは各種地域で生産される模様。

2024年発売新型BMW MINIのEVは中国で生産

BMW MINIのEV(電気自動車)エースマンのテスト車両のスクープ写真

2024年のフルモデルチェンジに向けて開発が進められているBMW MINIですが、上記記事でもお伝えした純粋なEV(電気自動車)となるエースマンと従来の3ドアハッチバック型のEVに関しては全数中国で生産されると言われています。

これは現在中国が世界で一番EVを生産している国であることから、新型BMW MINIのEVに関しても生産工程、資材調達などの観点から生産地が中国が適切だと考えられたからだと思います。

もちろん設計はドイツで行われていると思いますが、開発、テストなどはドイツと中国で行われいると思われ、上記の記事にある写真にも中国語と思われる張り紙が貼られていることからも分かると思います。

またEVのBMW MINIはガソリンエンジン搭載車とも開発コードが別に振り分けられていることから、BMW MINIのガソリンエンジン車とは外見上は同じでも内部に関しては別物ということになりそうです。

  • 3ドアハッチバック(クーパー、クーパーS、JCW)開発コード:G56
  • エースマン(クーパー、クーパーS、JCW)開発コード:J01

2024年発売の新型BMW MINI(ガソリンエンジン車)の開発コードはG66

2024年に発売される新型BMW MINIは全てがEVになって登場する訳ではありません。

ラインナップにはガソリンエンジン車もラインナップされますが、外見こそ新型のEV版BMW MINI(開発コードJ01)と同じデザインが採用されますが、エンジンを中心とした主な機関は現行型のF56型の大幅な改良版ということになりそうです。

そして開発コードG66となる新型BMW MINIのガソリンエンジン車は従来どおりイギリスで生産されることになっています。

もちろん現行型のF56系BMW MINIの大幅な改良版になるG66系BMW MINIですから、生産設備を大きく変更することなく生産が可能になるため、他の工場で生産するメリットはありませんから当然の結果だと思います。

2024年発売の新型BMW MINIカントリーマン(日本名クロスオーバー)は全てドイツで生産

2024年に発売されるBMW MINIカントリーマン(日本名クロスオーバー)に関しては開発コードがU25となるとのことで、今まで以上にBMW X1とのシャシー、エンジンの共有化が進みます。

BMW MINIカントリーマン(日本名クロスオーバー)U25に関してはガソリンエンジン車、EV車共に設定されますが、ガソリンエンジン車、EV共にドイツで生産されます。

これは恐らくドイツで生産されているX1及びiX1との混合生産になるためではないか?と推測します。

要するにBMW X1及びiX1と新型BMW MINIカントリーマン(日本名クロスオーバー)U25をは同じ生産ラインで製造することが出来るということであり、その方がコスト的にもメリットがあるということになります。

これまでBMW X1とBMW MINIカントリーマン(日本名クロスオーバー)はエンジン者シャシーを共有する兄弟車であることをあまり強調してきませんでしたが、今後はBMWのX1とBMW MINIカントリーマン(日本名クロスオーバー)は完全なライバル車として認知されることになりそうです。

4代目MINIのラインナップ(2024年)

オックスフォード、イギリスライプツィヒ、ドイツ中国 (GWM)
G66 ICE クーパー 3 ドアU25 ICE カントリーマンJ01 電動クーパー 3 ドア
G66 ICE クーパー S 3ドアU25 ICE カントリーマン SJ01 電動クーパー S 3 ドア
G66 ICE クーパー JCW 3ドアU25 ICE カントリーマン JCWJ01 電動クーパー JCW 3 ドア
G65 ICE クーパー 5 ドアU25 エレクトリック・カントリーマンJ02 エレキエースマン
G65 ICE クーパー S 5 ドアU25 エレキカントリーマンSJ02 エレキエースマンS
G67 ICE クーパー コンバーチブルU25 エレキカントリーマン JCWJ02 エレキエースマン JCW
G67 ICE クーパー S コンバーチブル
G67 ICE JCW コンバーチブル

【引用・参照元】