2023年に発売が予定されているF66系BMW MINIのEV(電気自動車)のテスト車両がスクープされました。
G66系新型BMW MINIのEV車両は中国生産
新型のF66 BMW MINIのEV(電気自動車)バージョンの車は全数中国で生産されることになっています。
よって日本だけではなくアメリカでも欧州でもBMW MINIのEVバージョンは中国から輸出されます。
これはBMWと中国の長城汽車との合弁事業の一環として行われることになり、今や世界中で一番EVが普及している(または今後普及することになる)中国で生産する方がコスト面においても有利になるという理由だからだと推測出来ます。
また現在においても中国においてBMWは中国国内専売モデルだけですが積極的に生産を行っていることも今後EV版のBMW MINIが中国で作られることになった理由にもなると思います。
今回のEV版BMW MINIが中国から世界中に輸出されるようになったということは、それだけ中国生産の車の品質が向上したということも言えそうです。
EV(電気自動車)とICE(内燃機関車)の2つを同時開発
今回スクープされた車両は黄色の偽装が施され、黒いホイール、ボディサイドには「Electric Test Vehicle」のステッカーが貼られていることからEVであることが分かります。
偽装でカムフラージュされているとは言え、シルエットからしてBMW MINIの伝統的な3ドアハッチバックのシルエットを確認することが出来ます。
BMW MINIではBMWと同様に同一のボディでEVとICE(内燃機関エンジン車)の2つを開発しています。
先進国では2030年、2035年を目処にEVへ順次切り替わっていくことになりますが、それ以外の国では従来どおりICEの車が主力になりますので、その両方を開発していくことになります。
また今回スクープされたモデルは3ドアハッチバックモデルですが、当然5ドアモデルに関しても同様に開発が進められる予定です。
BMW MINIのEVには他にも2つのモデルが存在する?
今回スクープされたモデルはこれまでの3ドアハッチバック車に準じるモデルであると思われますが、現在BMW MINIが中国で開発しているEVにはこれとは別に2つのモデルが存在していると言われています。
1台はこちらの記事でお伝えした従来の3ドアハッチバック車よりもさらに小型のBMW MINIで現在はBMW MINI内での呼称は「マイナー」と呼ばれるモデル。
そしてもう1台はまだスクープされていませんがカントリーマン(日本名クロスオーバー)よりも小型なSUVタイプの車両であると予想されます。
この3台のEVによって2027年までにBMW MINIの世界販売台数の半分をEVとする目標を達成する計画です。
もちろんまだ半数はICEになる訳ですがそのICEに関しては2025年に発売するモデルが最後のモデルになると思われます。
最後にBMW MINIのホットモデルであるJCWモデルに関してもEV化される計画である。
【引用・参照元】
https://www.autocar.jp/post/789913?fbclid=IwAR31zoOrrvHE6OfnggC2y6fbNOPvOK_VesAaDsCBGsXvSX80ApAS6lO-KQE