私は以前2015年式のアウディ TT ロードスター 8Sを所有していました。
ベガスイエローの前期型になりますが、当時としてはかなりカスタマイズされた1台だったと思います。
現在では中古車価格も安くなっていますので、カスタマイズのベース車両としておすすめです。
私はロードスターに乗っていましたが、クーペに関してもほぼ同様なカスタマイズが可能です。
アウディ TT 8Sのカスタマイズを検討されている人におすすめです。
アウディ TT 8Sとは
アウディ TT(8S型)は、3代目にあたるコンパクトスポーツクーペ/ロードスターです。
2014年に展開された8S世代では、MQBプラットフォームを採用し、軽量化と高剛性を両立。
デザイン性だけでなく、走行性能と日常性のバランスを強く意識したモデルへと進化しました。
走りのキャラクターを決める基本スペック
TT 8Sの中核となるのは2.0L直列4気筒ターボエンジンです。
日本仕様のベースグレード「40 TFSI」は197PSを発生し、前輪駆動との組み合わせで軽快なハンドリングを実現します。
一方「45 TFSI quattro」では245PSへと出力が高められ、四輪駆動quattroによる安定感が加わります。
トランスミッションはいずれも7速Sトロニックで、街乗りから高速走行まで扱いやすさが特徴です。
グレード構成が示すTTの立ち位置
TT 8Sの魅力は、グレードによって明確にキャラクターが分かれる点にあります。
スポーツ性能をさらに引き上げた「TTS」は306PSを発生し、足回りや制御も専用チューニング。
一方、最上位の「TT RS」では2.5L直列5気筒ターボを搭載し、400PSという別次元の性能を誇ります。
見た目は同じTTでも、中身は用途に応じて大きく異なるのが特徴です。
まとめ:デザイン性が高いスポーツクーペ&ロードスター
アウディ TT 8Sは、デザイン重視のクーペではなく、明確なスペック差で選ばせるスポーツモデルです。
日常性を重視する40 TFSIから、走りを突き詰めたTT RSまで、同じTTという名前の中に複数の価値観が共存しています。
2015年式(前期型)には必要な装備がオプションになっている
カスタマイズベースとしておすすめしているアウディ TT 8Sですが、私が中古車として購入する際に調べた限り、現代では標準だと思われる装備がオプションになっています。
1.センターアームレスト
前期型のTT 8Sの中古車の中には、センターアームレストが装備されていない車両が多くあります。
当時は3万円ほどのメーカーオプションでしたが、装備されていない車両があります。
私のTT ロードスターも装着されていませんでしたので、センターアームレストを後づけしましたが、その部品代だけで約10万円です。絶対にセンターアームレスト付きの車両を選んでください。
2.ウインドブロッカー(ディフレクター)
これはTTロードスターだけの話ですが、ウインドブロッカーもオプションになっています。
当時のオプション価格は約7万円と非常に高価なオプションだったため、装備されていない中古車がほとんどです。
私のTT ロードスターにも装備されていなかったため、オープン走行時には風の巻き込みが多くあまり快適なオープン走行を楽しめなかった記憶があります。
アフターパーツ品も販売されていますが、デザイン、価格ともに欲しいと思ったものを見つけることができませんでした。
3.バックカメラ
今では装備されているのが当たり前のバックカメラがオプションになっていました。当時の価格で約15万円と高額だったために、装備されている車両は少ないです。
コンピューターのコーディング+カメラを購入することで後づけできる可能性もありますが、ディーラーでは施工できないとのことだったので、専門店に依頼するしか後づけは厳しい感じでした。
私は無理やりバックカメラを取り付けてみましたが、手間がかかった割には実用性がありませんでした。
カスタマイズの基本:ホイールと車高調
アウディ TT 8Sはローダウンするとかなりカッコよく見える車両に変身します。
BMWはローダウンしている車両は多いですが、アウディはそこまでカスタマイズされている車両が多くないので、他との差別化にはローダウンは効果が高い。
そして、車高調でローダウンした際には必ずホイールをツライチでセッティングすることで、それだけでカスタマイズ感が強い車に生まれ変わります。
1.車高調(KW(カーヴェー)Ver.3)
予算が許すのであればローダウンスプリングではなく車高調がおすすめです。
車庫を調整することができますから、ホイールとのツライチに調整することも可能。
そして私の場合は乗り心地を重視していましたから、そうなると車高調しか選択肢がありません。
車高調で乗り心地が期待できるのは、KW(カーヴェー)Ver.3です。
私は過去数台にKW(カーヴェー)Ver.3を取り付けていますが、どんな車に取り付けても乗り心地重視のセッティングが可能でしたので、TT ロードスターにもKW(カーヴェー)Ver.3取り付けていました。
2.ホイール(BC FORGED RZ21)
ホイールも予算的に可能であれば軽量な鍛造ホイールをおすすめします。
バネ下重量が軽減されることでフットワークも軽くなりますし、軽量ホイールは乗り心地にも影響があります。
私のようにのんびりとワインディングを流して走る人にも鍛造ホイールがおすすめです。
私はTT ロードスターにBC FORGEDを取り付けました。
BC FORGEDも過去に取り付けた実績があり、精度の高い製造と軽量性、そして比較的価格がリーズナブルな面も決め手になりました。
サイズは19インチにしてオフセットはオーダーできるので、これで車高調と合わせてツライチにするとかなり迫力のあるカスタマイズが出来上がります。
TT ロードスター限定の必須アイテム
TT ロードスター限定ですがあると便利なアイテムがあります。
カスタマイズではありませんが、TT ロードスターの購入を検討される人は必須です。
ボディカバー
もし、あなたがTT ロードスターを青空駐車するのであればボディカバーは必須です。
TT ロードスターの屋根は幌になっていますが、紫外線が幌の劣化を早めます。
よって、青空駐車する際には必ずボディカバーをかけることをおすすめします。
しかし、ボディカバーを毎回外す、取り付けることは苦痛です。
その場合は幌の部分だけカバーするハーフボディカバーがおすすめです。
面積が少ないので取り付け、取り外しも簡単ですから苦痛に感じることはありませんし、これで幌を紫外線から守れるのであれば、積極的にハーフボディカバーを取り付けることができると思います。
TT ロードスター 8Sは手軽にオープンでの走りを楽しめる中古車
TT ロードスター 8Sの中古車価格はかなり手頃な価格になってきました。
車自体はアウディですし新車価格は700万円程度した車ですから、中古車で購入しても直ぐに故障や修理が必要になる車は少ない思います。
また、アウディ TT 8Sのカスタマイズパーツも豊富にありますから、ベース車両を安く購入することで多くの部分をカスタマイズさせることが可能になります。
そして、アウディはフォルクスワーゲングループに属していますので、フォルクスワーゲンを扱うショップ、専門店でカスタマイズすることが可能です。
専門店も多く、アフターパーツも充実しているアウディ TT ロードスター 8Sは、カスタマイズのベース車両にぴったりな1台になると思います。








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