6月にもなると、日差しが強くなる日が増え、特に青空駐車している車は社内温度が一気に上がります。
私のアバルト500も例外ではなく、夏場に車に乗り込むとサウナのように暑くなっています。
これに対してサンシェイドの導入を決めましたが、ここで大きな選択肢がありました。価格重視でオートバックスで購入できる銀色の吸盤式サンシェイドか、アバルトらしい純正のワイヤー式サンシェイドです。
私が最終的に選んだのは、ヤフオクで見つけた中古のアバルト純正サンシェイド。
多少競り合いましたが、運良く比較的安く手に入れることができました。
しかしこのワイヤー式サンシェイド、見た目はカッコイイものの、使い勝手にはいくつかの問題がありました。
アバルト純正ワイヤー式サンシェイドの特徴
まず、この純正サンシェイドは赤のストライプとアバルトのロゴが映えるデザインで、フロントガラスに広げると一気に存在感を放ちます。
しかし、他のサンシェイドと異なり、外周にワイヤーが組み込まれているため、広げるとパッと一気に広がる設計です。
これが利便性を損なっている一因ともいえます。
自立性に欠ける点
広げてフロントガラスに設置しても、思っていたほど自立はしません。
取り付け後、サンバイザーを下ろしてフロントガラスに押さえつけることでようやく固定できるという状態です。
サイズが微妙に合っていないようで、完全にフィットさせるのが難しい点が少し残念です。
ワイヤー式サンシェイドの取り付けにおける問題点
このワイヤー式サンシェイドは、アバルト純正ミラーに対しても少し不便な設計となっています。
私のアバルトには小型のモナコミラーを装着しているのですが、この純正サンシェイドを取り付ける際にミラーと干渉してしまいます。
純正ミラーの場所に切り込みがあるものの、取り付けやすさが大幅に改善されているわけではありません。
純正ミラーを使っている場合でも、設置のたびにミラー調整が必要で少々手間がかかるでしょう。
ワイヤー式サンシェイドの収納の難しさ
広げるのは簡単なこのサンシェイドですが、畳むのにはコツが要ります。
半分に折りたたみ、ねじるようにして小さくする手順が必要ですが、初心者には難しく感じられるでしょう。
私も収納時には苦労し、何度も練習してようやく収納カバーに収めることができるようになりました。
ユーチューブで学んだ収納方法
MINI 専用 フロント・ウインド・サンシェード 畳み方(・・・の一例)
畳み方に苦労したため、ユーチューブで「ワイヤー式サンシェイド 畳み方」などの動画を探して参考にしました。
動画を見ながら何度か練習することで、やっとスムーズに畳めるようになりましたが、毎日使うには時間がかかりすぎると感じるのも事実です。
ワイヤー式サンシェイドが向いているユーザー層
このワイヤー式純正サンシェイドは、日常的に車を使う方にはやや不便かもしれません。
取り付けや取り外し、収納に手間がかかるため、平日毎日使うには不向きです。
私のようにアバルトを週末のレジャー用として使用している方や、デザインを重視して特別な日にだけ取り付けたいというユーザーには適しているでしょう。
吸盤式サンシェイドとの使い分け
現在、私はオートバックスで購入した吸盤式サンシェイドと、アバルト純正のワイヤー式サンシェイドを状況に応じて使い分けています。
吸盤式は毎日車に乗るときやサッと取り付けたい時に便利で、ワイヤー式はイベントなどでアバルトのデザインを楽しみたい時に使っています。
吸盤式の利便性
吸盤式のサンシェイドは非常に手軽で、フロントガラスにピタっと取り付けておけば問題なく遮光してくれます。
特に収納も簡単で、時間をかけずに準備や片付けができるため、日常的な使用に向いていると言えるでしょう。
ワイヤー式サンシェイドを検討している方へのアドバイス
もしこれからワイヤー式サンシェイドの購入を考えている方は、自分の車の使用頻度やデザインの優先度をよく考えた方が良いでしょう。
この製品はアバルトらしいロゴが入っており、見た目の満足感は高いですが、毎日使用するには向かない点が多いからです。
また、収納にコツがいるため、事前に畳み方を確認しておくとスムーズに使用できるでしょう。
純正のワイヤー式サンシェイドは、デザイン面では大満足ですが、利便性や使い勝手を求める方には少し難しいアイテムかもしれません。
やや使いにくいと感じる部分もありますが、アバルトのロゴがしっかりと入っているため、こだわりの一品としての満足度は高いです。
もし購入を検討されている方は、使い勝手も含めてよく考えて選択することをおすすめします。
アバルト純正のワイヤー式サンシェイドは、見た目が優れていますが、取り付けや収納の不便さがあります。
特に毎日車を使うユーザーには不向きかもしれません。
デザインにこだわり、イベントや特別なシーンでアバルトらしさを楽しみたい方におすすめですが、日常的な使いやすさを重視するなら、他のサンシェイドを選んだ方が賢明でしょう。