アバルトのホイルサイズは16インチか17インチのどちらがベストなのか？｜ BMWとオープンカー、２台持ちは大変でした/GOCCHI

アバルトのオーナーであれば、ホイールのカスタマイズを考えることは少なくないでしょう。

特に、「16インチと17インチのどちらがベストか？」という疑問は、多くのアバルト愛好家が直面する課題です。

ホイールサイズの変更は、見た目の印象や走行性能に大きな影響を与えるため、慎重に選びたいポイントです。

この記事では、16インチと17インチのホイールについて、見た目や乗り心地、走行性能、そしてコストに関する詳細な比較を行い、あなたに最適なサイズを選ぶためのヒントを提供します。

1.アバルトのホイール選びのポイント

まず、ホイールサイズを選ぶ際のポイントとして、多くのオーナーが重視するのは次の2点です。

車の外観をよりスタイリッシュにしたい場合、インチアップは効果的です。

ホイールサイズが大きいほど、車全体のデザインが引き締まり、存在感が増します。

アバルトはその個性的なデザインで知られていますが、17インチホイールを装着するとよりスポーティでダイナミックな印象になります。

特にサーキット走行やスポーツドライビングを楽しむ場合、ホイールサイズが走行性能に及ぼす影響を無視できません。

17インチにインチアップすることで、タイヤの接地面積が増え、直進安定性やコーナリング性能が向上する傾向があります。

これにより、走行時の操作性が向上し、特に高速走行時にその違いを感じることができます。

アバルトのホイールサイズ選びで最もよく比較されるのが16インチと17インチです。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。

乗り心地の良さ: 16インチはタイヤのサイドウォール（側面）が厚いため、路面からの振動を吸収しやすく、乗り心地が良いという特徴があります。特に、日常的な街乗りや長距離ドライブでの快適さを求める場合、16インチが優れています。
コストパフォーマンス: 17インチに比べてタイヤやホイールの価格が抑えられることが多く、交換費用やメンテナンスの面でもコストが低いです。

走行性能の限界: スポーツ走行をする際、16インチでは17インチに比べてタイヤの剛性が低いため、特に高速域でのコーナリングや直進安定性にやや不満が残るかもしれません。

直進安定性の向上: 17インチにすることでタイヤの接地面積が増え、直進時の安定感が向上します。特に高速道路やサーキットなどでの走行で、その効果を強く実感できます。
デザイン性の向上: 17インチは、よりスポーティで洗練されたデザインを強調します。アバルトのエクステリアデザインに合わせてホイールを大きくすると、全体のバランスが非常に良くなり、見た目のインパクトが大幅に増します。

乗り心地の悪化: 17インチではタイヤのサイドウォールが薄くなるため、路面の凹凸をよりダイレクトに感じることが増えます。特に低速走行時や荒れた路面では、突き上げ感が強くなることがあります。
タイヤのコストが高い: 17インチのタイヤは16インチよりも高価になる傾向があります。また、PCD98というアバルト独特のサイズのホイールは限られており、選択肢が少ないため、ホイール交換の際にはコストがかさむこともあります。

ホイールのサイズを変えると、乗り心地にどのような影響があるのかを理解することは重要です。

インチアップすると、路面の細かい凹凸をより感じやすくなります。

これは、タイヤのサイドウォールが薄くなるためです。

しかし、それが直接的に「乗り心地が悪くなる」というわけではなく、路面の質や走行状況によって感じ方は異なります。

高速走行時にはむしろ、安定感が増すため快適さを感じることもあります。

ホイールサイズを変更する際、サスペンションのセッティングも考慮することで、乗り心地と走行性能をバランスよく調整できます。

例えば、17インチにインチアップした際に車高調整を行うことで、突き上げ感を和らげつつ、見た目もより洗練された印象に仕上げることが可能です。

私が乗るアバルトには595 COMPETIZIONEの純正の17インチホイールを装着しています。

サスペンションはノーマルのままですが、16インチと比較して、以下のような変化を感じました。

直進安定性の向上: 高速走行時のハンドリングが非常に安定し、ステアリングのレスポンスも鋭くなりました。特に、長距離ドライブやワインディングロードでは、このメリットを強く感じます。
低速時の突き上げ感: 低速での走行時や、路地裏などで路面が悪い場所では、やや硬い乗り心地を感じることがあります。しかし、これも車高調整を行うことで改善可能です。