たまたまアバルト京都店さんでスリーハンドレッドさんのイベントが行われたので、お試しECUチューニングをチャレンジしてみました。関西だと貴重なイベントですからね!
ECUチューニングかソロコンで悩みました
アバルト595オーナーであれば誰でも感じていると思う発進時のトルクの無さから発生するアクセルを踏んでいるのに前に進まない感じ。
これは小排気量のターボ車特有の現象で、基本小排気量の車はエンジン回転数を上げないと馬力やトルクはなかなか上がりません。
さらにアバルト595の場合は、その後のターボが効き出してからのドッカーン!度が高いので余計に低回転域のもっさり感が強調されます。
リーズナブルに改善するのであれば、スロコンで対応が可能です。
スロコンは電子制御式スロットル搭載車のアクセルレスポンスを制御する機器で馬力はアップしませんが、アクセルの踏み具合が少なくても多く踏み込んだ状態を発生させることができます。
擬似的に馬力がアップしたと思わせる感じですね。
ECUチューニングはエンジン制御を行っているコンピューター自体のプログラムを書き換えることで馬力、トルクを本当にアップさせます。
メーカーは馬力、トルクを車が十分に吸収できる安全マージンを見込んでチューニングしていますので、その安全マージンを少し削って本来のエンジンの実力に近づけることで馬力、トルクをアップさせます。
ただし、価格がスロコンに比べると高くなるのが難点です。
スロコンはリニアではないイメージがします
最近のスロコンはかなり進化していると聞きましたので10年以上ぶりにアウディTT ロードスターに取付けたことがあります。
確かに昔のスロコンよりかなりリニアな感じがして使い勝手は良かったですが、それでも調整の幅がそんなに広くないのでどうしてもドライバーの意図している馬力、トルクとアクセルの踏み具合の調整が難しかったです。
アクセルをこのぐらい踏むとこのぐらいは走って欲しいなあ、という間隔にスロコンを調整するのには限界がある、と思っていましたので今回はできればECUチューニングをしてみたいと思っていました。
ECUチューニングの場合は自分では調整できないので、セッティングされているECUチューニングが自分のフィーリングにマッチするかしないかが決め手になります。
スリーハンドレッド製のECUチューニングプログラムは私の好みにピッタリ!
当日は大雨の中アバルト京都店までドライブして早速お試しECUチューニングを依頼しました。
このように軒先の下でパソコンと車のコンピューターをつなぎ10分程度でインストール終了。
この後はお一人で走ってもらって気にればお買い上げ、気に入らなければノーマルに戻してくれます。
当日は雨でイベント終了1時間程度前に施工してもらいましたので、実質20分強ぐらいしかドライブできませんでしたが、十分満足する結果でしたので、テストドライブ終了後、即お買い上げになりました。
その後、アバルト京都からの帰宅、または後日一般道、ワインディングロードでも運転しましたがノーマルよりも遥かに運転しやすくなった、というイメージです。
低回転からトルクがでますので発進時のもっさり感はほとんど解消できている、と言ってもいいほど改善されています。
今まで常時スポーツモードでの走行でしたが、これなら平時はノーマルモードでの走行でも十分だと思います。
もちろん、スポーツモードの方がよりトルクが低回転からモリモリなのでこちらの方がより運転しやすいので、このへんは個々の方々の好みで使い分けになります。
正直に言うと、私の場合は595C ツーリズモなのでノーマルで160馬力ですが、スリーハンドレッド製のECUチューニングで約30馬力相当のアップを聞いています。
ですからやっとコンペチィツィオーネの180馬力になったかな?という感じですので、トップパワーは想像の範囲内の体感です。
個人的にはピークパワーよりも日常での使い勝手がよいトルクフルなエンジンを好むので、スリーハンドレッド製のECUチューニングは私にもアバルトにもぴったりなECUチューニングだと思います。
各地のディーラーでスリーハンドレッド製のECUチューニングのイベントが不定期ですが開催されていますので、気になる方はお試しインストールしてみてはどうでしょうか?
本当はパワーアップ+バブリングのECUが希望
アバルト595C ツーリズモをさらに楽しむため、ECUチューニングに加えて、もう一つ欲しいと思った機能があります。
それは、パワーアップと一緒にバブリング音を楽しむことができるECUチューニングです。
アバルトに乗る多くのオーナーが共感してくれると思いますが、この車の魅力の一つは、その独特な排気音です。
特にスポーツモードに入れたときの迫力あるサウンドは、運転する楽しさをさらに引き立ててくれます。
しかし、近年の排気規制により、純正状態ではバブリング音が抑えられてしまっています。
そのため、少し手を加えて排気音を「解放」したいという欲望が常にあるのです。
バブリングサウンドとは何か?
THREE HUNDRED Tuning ECU バブリングアップデート
*追記:最近メニューに追加された模様です。↑
バブリングとは、アクセルを離したときに聞こえるパンパンという破裂音のこと。
特にスポーツカーやチューニングカーで人気があるこのサウンドは、エンジンブレーキ時やシフトダウン時に発生する独特な音で、ドライバーの興奮を高めてくれます。
市販されているECUチューニングの中には、エンジンのレスポンス向上だけでなく、こういった排気音の変化を意図的に発生させるものもあります。
実際、アバルト用のカスタムECUチューニングプログラムの中にも、バブリング音を出す仕様にセッティングされたものが存在します。
私が今回スリーハンドレッド製ECUチューニングで体験したのは、主にパワーアップとトルク向上に特化したものでした。
もちろん、これだけでも大満足の結果でした。
しかし、次のステップとして考えているのが、もう少し「遊び心」を加えたECUチューニング。
特に、アクセルを抜いたときのパンパンというバブリングサウンドを楽しみたいというのが本音です。
マフラー交換との相乗効果
この手のECUチューニングを行う場合、排気系パーツとの組み合わせも重要です。
特に、アクラポヴィッチやレムスのようなスポーツマフラーを取り付けることで、より鮮明なバブリング音を楽しむことができるようになります。
私自身も、今後はこの方向に車をさらに進化させていきたいと考えています。
ただし、バブリング音を増強するチューニングには一つ注意点があります。
それは、法律的な側面です。
日本国内の排気音規制は年々厳しくなっており、あまりに音が大きいと車検に通らない可能性があります。
したがって、音量や音質を自分好みにカスタマイズする際には、法律に準拠した範囲で楽しむことが重要です。
理想の走りと音の両立
最終的には、ECUチューニングとマフラー交換の組み合わせによって、理想的な走りと音を両立させた一台に仕上げたいと思っています。
パワーアップだけでなく、バブリング音による感覚的な楽しさを追加することで、アバルト595C ツーリズモのポテンシャルをさらに引き出すことができるでしょう。
もし、同じようにバブリング音やサウンド面でのチューニングに興味がある方は、一度専門ショップやイベントで試乗してみることを強くおすすめします。
THREEHUNDRED Tuning ECU ( GarrettTurbine)
*追記:バブリングなどの詳細についてはスリーハンドレッドさんへ直接ご確認ください。