既にフィアットでは2023年を目処にアバルトの電気自動車版であるアバルト595e(仮称)の開発を進めているらしい。

既に販売が開始されているフィアット500eとは?

フィアット500e日本での発売が決定~価格は?

電気自動車版アバルト595eが販売される場合、そのベースになるのは既に欧州では販売が開始されているフィアット500eがベースになります。

フィアット500eは0-100km/h加速のタイムが9.0秒、最高速度が150km/h、航続距離が320kmとなっているので実用車としては十分なスペックを持っている車に仕上がっています。

フィアットは今後販売する車の全てをEV(電気自動車)にすることを既に発表していますので、その代表格になると思われるフィアット500eに関しては、かなり力を入れて開発している自信作になっています。

よって今後日本でもフィアット500eが販売されるようになれば、EVの輸入車として非常に人気の高いモデルになる可能性が高い。

現状のガソリンモデルでも長い期間ほぼモデルチェンジを行っていない状態でも売れ続けているフィアット500のEV版ですから、あとは価格さえリーズナブルであれば間違いなくガソリンモデルのフィアット500並みに人気が出る車になるでしょう。

アバルト595eとはどんな車になって登場するのか?

フィアットのオリビエ・フランソワCEOの話によると、

「思ったよりも複雑だということです。

本当のアバルトを作りたいなら、(フィアット500eと)同じ電動パワートレインではダメなんです。

必要なパワーとトルクを手に入れたら、ドライブトレインもトランスミッションもブレーキも同じというわけにはいきません。

すべてを適合させなければならないのです。」

と述べていることから現状販売が行われているフィアット500eよりもスペック的に高性能なマシンに仕上げているということが想像できます。

現状のフィアット500eは0-100km/h加速のタイムが9.0秒、最高速度が150km/h、航続距離が320kmとなっていますので、

「0-100km/h加速7.0秒以下、最高速度160km/h以上を目指すとのことだが、航続距離は若干短くなるようだ。」

と述べていることから、どのぐらいの性能向上がされたマシンになるのか?非常に興味が湧く車になりそうです。

既にアバルト595eのテスト車両は開発が進んでいるとのことなので、うまく行けば2023年頃にはEV版アバルト595eを私達は見ることが出来るかもしれません。

現行型アバルト595とEV版アバルト595eの棲み分け

アバルト595は2024年頃までに生産中止し電気自動車にモデルチェンジ

こちらの記事でも書きましたが、フィアットではガソリン版のアバルトとEV版のアバルトは当面併売すると述べています。

仮にEV版アバルト595eの発売が2023年ということになると、現状の情報ではガソリン版アバルト595は2024年頃に生産中止となり併売期間はわずか1年程度ということになります。

仮にガソリン版アバルト595の生産が2024年以降も継続されたとした場合、ガソリン版のアバルトを購入するか?EV版のアバルトを購入するか?かなり迷うことになりそうですね。

もちろん、EV版アバルトの価格が現在は未定なのでガソリン版アバルトよりも大幅に高い価格設定だと価格面でどちらにするかを決めることが出来ます。

しかしあまり大差ない価格差しか存在しない場合は、残されたガソリン車を取るか?今後主流になるEV車を取るか?の二者択一を迫られることになりそうです。

同じアバルトのブランドを付けた全く異なる2台のうち、どちらを選択するのか?

今から悩むことになりそうです。

【引用・参照元】