2022年4月の値上げでアバルト595コンペティチィオーネは450万円に！｜ BMWとオープンカー、２台持ちは大変でした/GOCCHI

先日噂話として2022年4月にアバルト595の値上げが実施されるのでは？というお話をお伝えしましたが、やはり値上げは実際に行われる模様です。

2021年秋にもアバルト595は値上げされている

アバルト595/595Cの価格を変更～大幅な値上げへ

アバルト595は2021年の秋に一度値上げを行っています。

各グレードごとに概ね20万円程度の値上げだったと思いますが、車両価格が300万円から400万円の車ですので約5%から7%の大幅な値上げになったことになります。

この際の値上げに理由をメーカーは発表していませんが、他社の状況から考えると半導体などの資材不足や燃料費の高騰などが値上げの原因だと推測出来ます。

個人的にアバルト595の魅力は価格の割には馬力だけではなく車としての楽しさを味わえる車で非常にコスパが良い車という認識を持っていましたが、この時の値上げでそのコスパに関して一歩後退した、というイメージになってしまいました。

最近の車のような安全装置関係が全く装備されない（快適装備もほぼ皆無）代わりに価格を安く設定している車なんですが、値上げするんだったら多少の装備の追加（イタリアでは一部の快適装備がオプションで選べる）があっても良いのかな？とも思えます。

2022年前後を境に、多くの輸入車メーカーが価格を大幅に引き上げる動きが見られました。

この価格上昇には、複数の要因が絡んでいます。

以下は、その主要な理由についての分析です。

まず最も顕著な要因として挙げられるのは、世界的な半導体不足です。

2020年から始まった新型コロナウイルスのパンデミックによって、自動車産業は半導体供給に大きな打撃を受けました。

多くの自動車部品が電子制御化されており、車の生産において半導体は欠かせない存在です。

そのため、半導体の供給が不足すると、車両の生産にも支障が出るため、価格上昇につながっています。

また、アルミニウムや鋼鉄などの原材料費の高騰も価格上昇の一因です。

これらの資材は自動車製造において必須であり、世界的な需要と供給のバランスが崩れると、供給が追いつかなくなり価格が上昇します。

特に、原油価格の上昇が輸送費の増加を引き起こし、それがさらなるコスト増となって車両価格に転嫁されています。

輸入車メーカーは、そのほとんどが海外に生産拠点を持っており、輸入車の価格は為替レートの影響を大きく受けます。

2022年現在、円安が進行し、輸入車の価格に直接的な影響を及ぼしました。

円安により、輸入コストが上昇し、それが車両価格に反映される結果となっています。

加えて、コロナ禍の影響で物流にも大きな混乱が生じています。

特に、輸送コストや港湾での混雑が続く中、各メーカーは増大するコストを吸収しきれず、価格に転嫁せざるを得ない状況にあります。

このため、納期遅延のリスクが高まり、販売価格の上昇が避けられなくなっています。

これらの要因が重なり、2022年3月時点で輸入車メーカーは価格を引き上げざるを得なくなっています。

消費者としては厳しい状況が続くものの、これが長期的な価格上昇に繋がるかどうかは、今後の市場動向次第です。