アバルト595にリコールが発表されましたが、それほど危険を伴うリコールではありません。
アバルト595のリコールは前照灯洗浄器のゴムホース
2021年9月30日付けでアバルト595に対してリコールが発生しました。
今回発表されたリコールの対象部分は、前照灯洗浄器のゴムホースとのこと。
前照灯洗浄器とは何?と思った方は私と同じ思考回路の持ち主ですが、簡単に言うとヘッドライトウォッシャーということになります。
ヘッドライトウォッシャーと聞いてなるほどねえと思ったと同時にアバルトにヘッドライトウォッシャーって付いているの?と思ったのは私だけでしょうか?
ヘッドライトウォッシャーって確かヘッドライトを点灯している時だけウインドウウオッシャーを動かすと連動して動作するんでしたっけ?
なので殆どの人があまり使用した覚えがない装置のリコールということになると思います。
また、そのヘッドライトウォッシャー自体に故障があるのではなく、そこに取り付けられているホースから水漏れする恐れがあるという内容ですから、急に車が動かなくなったりそれによって怪我をするような危険な症状ではないということになります。
リコールの対処放送はゴム栓を付ける(笑)
今回のアバルトのヘッドライトウォッシャーのゴムホースのリコールですが、国交省が発表しているリコールの症状は以下のように説明されています。
ヘッドライトウォッシャーゴムホースにおいて、製造管理が不適切なため、ゴムホースの接続部の強度が不足しているものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ゴムホースの強度が低下することにより、保持力が保てなくなり、当該接続部からヘッドライトウォッシャー液が漏れ、最悪の場合、接続部からホースが抜けることで、ヘッドライトウォッシャー液が噴射できなくなるおそれがある。
(引用:「国交省、アバルト595ヘッドライトウォッシャーホースのリコール発表」より)
要するにヘッドライトウォッシャーに取り付けれれているゴムホースの強度に問題があるので、最悪の場合はウオッシャー液が漏れたり、ヘッドライトウォッシャーが使用できなくなる恐れがあるってことです。
そしてその対策方法として・・・
全車両、ヘッドライトウォッシャーゴムホースの接続部に、固定バンドを装着する。
(引用:「国交省、アバルト595ヘッドライトウォッシャーホースのリコール発表」より)
ということになりますので・・・
このような感じのゴムホース用の固定バンド(クランプ)を取り付けることで対処出来るということになります。
これだとわざわざディーラーに車を持ち込んで対処してもらうより自分でクランプを購入してゴムホースを固定した方が早く対処出来るかもしれませんね。
まあ、ディーラーで対処してもらった方が無料でやってもらえるので損することはありませんが。
リコール対象車は意外と多いのでびっくり!
今回のリコールの対象になる車両の範囲はあまり広くはありません。
令和03年04月19日 ~令和03年06月18日の2ヶ月間に製造?された車両(595及び595C)であり、日本で販売された車両台数は480台(595)、74台(595C)の合計554台ということです。
台数自体はあまり多い印象はありませんが、アバルトが2ヶ月の間に500台以上売れているという事実は少し意外というかそんなに売れているの?という印象です。
2ヶ月で500台以上売れているということは、年間だと3000台売れていることになるので発売からかなり長い年月が経過している車としては、不人気な国産車よりも多く売れているということになりますね。
やはりアバルト595という車の魅力は年月共に色褪せることなく続いているということになります。
こちらの動画でもお伝えしていますが、アバルトが売れ続ける理由というのは本当に不思議としか言いようがありませんね。
【引用・参照元】
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha08_hh_004201.html