アバルトからまたも特別仕様車が発売されました。今度のモチーフはフォーミュラー4です。

アバルトF595とは?

アバルトが初めてフォーミュラーイタリアというシングルシーターのレーシングカーを設計した時点から50周年を記念したモデルとしてアバルトF595が発売されました。

アバルトF595のFの文字はフォーミュラー4を意味しており、現在フォーミュラー4にはアバルト製のエンジンが供給されていることからこの名称が用いられています。

フォーミュラー4はシングルシーターのレーシングマシンの入門編的な位置づけになっており、比較的ローコストで参戦が可能であり、将来のフォーミュラードライバーの登竜門的なレースになっています。

欧州を中心に将来のF-1ドライバーを夢見る若手のドライバーの多くが参戦するカテゴリーで毎レース共に激戦が繰り広げられます。

日本からも若手のドライバーが夢者修行でフォーミュラー4に参戦する機会もあり、世界中の若手のレーサーが集まるレースであり、そのレベルは非常に高いものである。

エンジンはフォーミュラー4のベースになっている「Tジェット」エンジン

アバルトF595のエンジンは現在イタリア、ドイツで開催されているフォーミュラー4マシンに搭載されている1.4L4気筒ターボエンジンの「Tジェット」エンジンがベース。

最大出力はレース仕様は160馬力ですが、市販仕様は165馬力になっていることから、基本的には既存グレードにあるツーリズモのエンジンと同じものが搭載されていると思われます。

日本で発売決定!アバルト595 PIsta/595C Pistaは限定240台

これは先に発売されているアバルト595 PISTAと同様の仕様になっていると思われ、アバルトでサーキットを走りたいと思っているユーザーに比較的安価に購入出来るような仕様になっていると思われます。

またマフラーに関してはおなじみのレコードモンツァが搭載されていますが、最新のレコードモンツァである「Sovrapposto」というモデルが搭載され、アクティブ排気バルブを室内にあるスコーピオンボタンで操作することでバルブの開閉が可能になり、開閉に合わせて排気音量を変更させることが出来ます。

ラリーブルーがアクセントになるボディライン

外見上は特に大きな仕様変更はありませんが、サイドミラー、フロント、リアのアンダースポイラー部分にラリーブルーと呼ばれる青い差し色が入っているのが特徴。

車体のラリーブルーのアクセントは、レースホワイト、カンポボログレー、トラックグレー、スコーピオンブラック、レコードグレー、ターマックグレーの各ボディカラーと組み合わせて選択することが可能。

写真で見る限りホイールはマットブラックに塗装された5ホールデザインとなっています。

またインテリアに関してもレザー製のスポーツステアリング、スポーツシートが搭載されサベルトのシートはオプション設定です。

この辺も安価にサーキット走行が楽しめるように必要最低限の装備が施され、ドライバーの技量に応じて装備をアップグレード出来るようになっていると思われます。

アバルト695エッセエッセ 限定生産にて欧州で販売

アバルトは先日も695エッセエッセという特別仕様車を発表した所ですが、まだまだこの特別仕様車を次々に発売する販売手法は続くものと思われます。

アバルト695エッセエッセ、そして今回のアバルトF595が日本で販売されるのかは現在は不明ですが、最近の傾向からすると時期を遅らせて日本でも販売されることが多くなっています。

なので今回ご紹介したアバルトF595が欲しい方はディーラーや公式HPの情報をチェックしておく必要がありそうです。

【引用・参照元】