アバルト595系とフィアット500は基本的に同じ車なので部品を共有できるものが多いですが、今回はフィアット500のインパネがアバルト595に付くかを検証してみました。

アバルト595Cのインパネの色を変更してみたい


私のアバルトの車内はご覧のように赤と黒のツートンカラーが基本になっています。

この車内で購入時から気になっているのが、インパネのパネルの色です。

昔のアバルトのインパネはボディカラーと同色か?またはボディカラーに連動した各種色が設定されていたと思います。

しかし、現在のシリーズ4から?コンペティツィオーネやツーリズモのインパネはシルバー系の色に統一されて、どのボディカラーを選んでも同じ物になっています。

なので、このインパネの色を赤またはカーボンに変更しようと考えたのですが・・・

  • ラッピングは室内が高温になるのでオススメできない
  • 塗装はコストが高い(DIYは私には無理)
  • フィアット500等の古いインパネは形状が違う

という様に私が考える方法はすべて却下されていますので、正直半分あきらめていました。

フィアット500とアバルト595(S4)のインパネの形状の違いを調べる

ある時、ヤフオクを徘徊しているとフィアット500の物と思われる赤いインパネが格安で出品されているのを発見。

安い理由は簡単で付属する500のエンブルが紛失していること、出品者がお手製でカーボンラッピングが施されていることなどが原因。

出品者に確認したところ、ベースになっているインパネの赤い塗装には大きなキズや痛みは無かったと確認ができたので格安で落札させていただきました。

格安っていうのは送料の方が高いっていうぐらいの価格です(汗)

こちらの写真が格安のインパネと私のアバルト595Cのインパネを重ねてみた写真です。

形状が違うのはこの部分、つまりオーディオやセンターディスプレイが設置されている部分です。

フィアット500(古いモデル)はここにオーディオのデッキがセットされていましたが、私のアバルトはCarplay用の7インチモニターがセットされています。

そのオーディオとモニターの形状が違うために、インパネの形状が違うということになります。

ひと目で分かりますが、私のアバルトのインパネの方が開口部が広いので古いフィアット500のインパネはポン付けできません。

また別の角度の写真ですが、右ハンドル側のインパネの形状がかなり細くなっているので、取り付けるフックの位置とフック自体の大きさが違うことも分かりました。

これでどうして古いフィアット500のインパネがアバルト595系のシリーズ4には取り付けできないのか?よく分かりました。

フィアット500のインパネをアバルト595系シリーズ4へ取り付ける方法

今回フィアット500とアバルト595(S4)のインパネを比較した結果、オーディオやモニターの取付け部分の形状が大きく違うことが分かりました。

逆に言うと、それ以外の部分はまったく大きさ、形も同じです。

つまり、モニターの取り付け部分のみをカットできれば、アバルト595系にも取り付けることができるってことです。

ただし、肉厚のあるプラスチック系素材をきれいに切断するには道具が必要です。

とてもカッターナイフで切断できるような素材や厚さではありません。

糸ノコも考えましたが、過去何度か使用しましたが、歯は折れる、湾曲にうまく切れないなどあまり良い思い出がありません。

電動ノコギリ、電動カッターと言われるものだと比較的簡単に切断できそうだということが分かりました。

この手の工具はマキタ製やリョウビ製が一般的ですが価格が高めになっています。

やはりノンブランドの中国製だとかなり安くなりますが、それでも一回しか使わないと思うと思いつきで購入するには躊躇する価格です。

ここはやはり糸ノコで地道に削っていくのか?それとも電動ノコギリ(電動カッター)を思い切って購入すのか?

よく考えてから実行したいと思います。