マツダ・ロードスターには昔からソフトトップと共にハードトップがオプションで設定されていました。最新のマツダ・ロードスターにはハードトップバージョンのRFが設定されていることから、ハードトップのニーズは高いと思います。
ソフトトップのオープンカーにオプションのハードトップは必要か?
私もBMW MINI ロードスターに乗ってみて分かったことですが、結論から言えばハードトップは欲しいです。なぜなら、圧倒的に屋根を閉めて車に乗ることの方が多いからです。
私のBMW MINI ロードスターはセカンドカーなので週末などの休みの日にしか乗りませんが、オープンで走ることを目的にドライブにでも行かない限り、オープンで走ることは少ないです。
例えば、近所のコンビニなどに買い物に行くときなどはコンビニの駐車場でイチイチ屋根を閉めるのはめんどくさい。
めんどくさいと言ってしまったらオープンカーに乗る資格がないのですが、実用的なことを考える屋根は開けない。
そうすると、幌の屋根を閉めて走ることが大くなるにつれて幌の屋根の欠点が見えてきます。
幌の屋根の欠点
1.エアコンが効きにくい
幌の屋根は気密性が弱いので必然的にクローズドボディの車に比べるとエアコンの機器は悪いです。
真夏の炎天下にオープンにして走るのは昨今の自然環境からすると自殺行為に等しいわけで、必然的に屋根を閉めて走ります。
その際にエアコンの効きが悪いのは致命的ではないにしても快適性を損ねる原因になります。
2.カーオーディオの音が悪い
これはBMW MINI ロードスターの純正オーディオの性能も関係があると思いますが、屋根を閉めて音楽を聞いていても決して良い音ではありません。
これは車の外の音が聞こえやすいのも原因のひとつだと思いますが、音にあまりうるさくない私でももう少し改善できたら・・・と思う部分です。
そこそこ大きな音で音楽を聞けばまだマシですが、そうすると今度は逆に車の外に車内の音楽が丸聞こえです。これはこれで恥ずかしいというか、カッコ悪いし最適な音量で聞けないのはイマイチです。
アバルト124スパイダーにハードトップのオプションが欲しい
上記のように屋根を閉めて走ることが多いのでハードトップをオプションで設定してくれるとうれしい。
まして、アバルト124スパイダーの場合は写真の様にラリー仕様では屋根があります。もちろんラリーを屋根をオープンにして走るのは事実上困難なので屋根があるのは当然。
しかし、このラリー仕様のアバルト124スパイダーはシンボリックな存在としてラリーに参戦していますので、当然ラリーに出場しているアバルト124スパイダーをカッコイイと思う人も多い。
しかし、実際にはアバルト124スパイダーにはハードトップはオプション設定されていないので、ハードトップは購入できない。
仕方なくソフトトップのアバルト124スパイダーを購入することになるのですが、自分がイメージしたアバルト124スパイダーにはならない。
これはイメージ戦略としても機会損失が多いと考えられるので、メーカーにはオプションのハードトップの設定をするべきである。
ちなみに、写真のラリー仕様のアバルト124スパイダーは販売されていて車両価格は約2,000万円。ベース車の約5倍の価格です。
こんな車は到底購入なんかできませんので、ぜひともオプションでハードトップを設定するべきだと思います。
特別仕様で写真のラリー仕様のアバルト124スパイダーにそっくりなモデルを発売するのも歓迎です!
オープンカーにハードトップの設定がある車種は?
オープンカーの魅力は開放的なドライビング体験にありますが、ハードトップを選べることで、さらに実用性や快適性を向上させられる車種も存在します。
今回は、ソフトトップとハードトップの両方を使い分けできる車種を紹介します。
ハードトップ設定のオープンカーとは、通常はソフトトップを装備しているオープンカーで、オプションや別売りでハードトップを選べる車種を指します。
これにより、季節や走行シーンに応じて使い分けることができるというメリットがあります。
1. マツダ・ロードスター(NA/NB型)
(引用元:goo-net.com(NA 純正ハードトップ仕様))
(引用元:web.motormagazine.co.jp(NB 純正ハードトップ仕様)
マツダ・ロードスターは、世界的に有名なオープンカーで、特に初代NA型と二代目NB型には、ソフトトップが標準装備されていますが、ハードトップのオプションが設定されています。
オプションのハードトップが販売はかなり少ないとのことで、現在では中古のハードトップがプレミア価格で取引されています。
マツダ・ロードスターという車はオープンカーであると同時にスポーツカーという側面もあります。
よって、純粋にスポーツカーとしてマツダ・ロードスター(NA・NB)を購入したオーナーは純正ハードトップを購入。
サーキット走行などを楽しんだオーナーも一定数存在しました。
また、ハードトップ装着時には、クーペのような外観と強化された剛性を楽しめます。
2. ホンダ・S2000
(引用元:hondastyle-mag.com(純正ハードトップ))
ホンダのS2000もソフトトップが標準装備されていますが、ハードトップのオプションが設定されています。このハードトップは、エクステリアを洗練されたクーペスタイルに変えつつ、静粛性や耐候性を向上させます。高速道路での長距離ドライブや、寒い季節での使用には最適です。
3. BMW E46型M3カブリオレ
(引用元:winner-c.com(純正ハードトップ仕様))
BMWのE46型M3カブリオレは、ソフトトップが標準仕様のモデルですが、オプションでハードトップを追加することができます。(日本未導入)
このモデルは、オープンカーの爽快感とクーペの安定感を両方楽しめる一台です。
特に、走行性能とラグジュアリーさを求めるユーザーには非常に人気があります。
私もこの写真のハードトップが純正なのか?というか、そもそも設定があったのか?疑問に思いましたので調べてみました。
(引用元:realoem.com(パーツリスト)より)
このように、BMW純正パーツとしてE46 M3には純正のハードトップの設定があることが分かりました。
有名なオープンカーには純正ハードトップが設定されている
ハードトップが設定されているオープンカーは、実用性と快適性を両立できる点が魅力です。
マツダ・ロードスターやホンダ・S2000、BMW M3カブリオレ E46の様なオープンカーでありスポーツカーでもある車には、純正でハードトップが用意されていることが多いのかもしれません。
車の剛性や静粛性が向上し、クーペスタイルの見た目も手に入れられるので、アバルト124スパイダーにもぜひハードトップの設定を期待したいですね。
【引用・参照元】
Reference:autocar.jp