車のピアノブラックはなぜ傷つく?普及した理由とTT25+TT24の対策

車のピアノブラックはなぜ傷つく?普及した理由とTT25+TT24の対策
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GOCCHI
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中小企業経営者兼ブロガー。BMWとオープンカーが大好きで、多くの車を所有してきました。経営やマーケティングにも精通しており、ブログでは中古車の売買方法や新車情報、愛車に関する話題を発信しています。また、パソコンやガジェット系も大好物。

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BMWをはじめ、現在の車ではセンターコンソールやインパネにピアノブラック調のパネルが多く使われています。黒く艶のある仕上げは高級感がありますが、指紋やホコリ、細かな擦り傷が目立ちやすいのも事実です。そこで今回は、ピアノブラックが車の内装に広く使われるようになった背景と、そのメリット・デメリットを整理したうえで、細かな傷への対策としてハセガワのセラミックコンパウンド「TT25」とコーティングポリマー「TT24」を紹介します。

記事3行まとめ
  • ✅️ピアノブラックは高級感と量産性から広く普及
  • ✅️細かな傷はTT25で研磨、深い傷には不向き
  • ✅️TT25施工後はTT24で艶出しと表面保護

車の内装にピアノブラックが普及した理由

参考記事:「BMW Individualのボディカラーは何色が選べる?新塗装工場の戦略」より

ピアノブラックと呼ばれる黒い高光沢仕上げは、もともと高級感を演出する内装表現として使われてきました。BMW IndividualのPiano Finish Blackもその一例で、複数の塗装層を重ねて高い光沢を作る仕上げとして設定されています。

その一方で、現在の量産車に使われるピアノブラック調パネルの多くは、高光沢の樹脂や塗装された樹脂部品です。樹脂材料や成形、表面処理の技術が進み、黒く艶のある見た目を量産部品でも作りやすくなったことで、センターコンソール、エアコン吹き出し口、ディスプレイ周辺などへ採用が広がりました。

2015年には自動車内装でピアノブラックの採用と需要が増えていることが技術論文でも指摘されており、単なる一時的な流行ではなく、内装デザインの定番の一つになっていったことが分かります。

ピアノブラックのメリットとデメリット

ピアノブラックの傷対策|TT25・TT24と普及した理由

高級感を出しやすく内装を引き締める

ピアノブラックの最大のメリットは、黒い光沢によって内装に高級感を出しやすいことです。木目や金属調とは違い、車種や内装色を選びにくく、液晶ディスプレイや操作パネルなど黒い部品ともつながりを持たせやすい特徴があります。

大きなディスプレイを採用する車が増えた現在では、画面の周囲からセンターコンソールまで黒でまとめるデザインとも相性がよく、メーカーにとって使いやすい加飾の一つです。

指紋・ホコリ・細かな傷が目立ちやすい

一方で、ピアノブラックは綺麗な状態を維持しにくいという弱点があります。指で触れれば皮脂や指紋が残り、ホコリも黒い表面では目につきます。さらに高光沢なので、光が当たると細かな擦り傷まで見えやすくなります。

日産北米のシニア・バイスプレジデント兼チーフ・プランニング・オフィサーのポンズ・パンディクティラ氏も、2027年型ローグ(日本名:エクストレイル) ハイブリッドの内装について、ピアノブラックは新品時には上質に見える一方、実際に使うと指紋などが目立ち、頻繁に掃除し続けるか、諦めることになるという趣旨の説明をしています。

なぜピアノブラックは細かな傷が目立つのか

ピアノブラックで気になるのは、傷が付くこと以上に、その傷が見えやすいことです。黒く平滑で光沢の強い表面は周囲の光をはっきり反射するため、表面に細かな凹凸や線傷ができると、その部分だけ光の反射が乱れて目につきます。

特に注意したいのが、ホコリが付いた状態で乾いたクロスを使って強く拭くことです。硬い微粒子を表面との間に挟んだまま動かせば、擦り傷の原因になります。ピアノブラックは汚れが目立つため拭く回数が増えやすく、その手入れ自体が傷を増やす原因になりやすいという難しさがあります。

ピアノブラックの傷対策にハセガワTT25

模型用のセラミックコンパウンドを車の内装に使う

細かな擦り傷への対策として使われているのが、ハセガワの「セラミックコンパウンド TT25」です。本来はプラモデルなどの光沢塗装や透明プラスチックを研磨するための模型用工具で、セラミック超微粒子によって表面を磨くコンパウンドです。削りカスがほとんど出ないことも特徴とされています。

自動車専用品として販売されている商品ではありませんが、車のピアノブラック部分に使っているユーザー例も見られ、薄い線傷や擦り傷、表面の曇りを整える用途で利用されています。

TT25で消せるのは主に浅い傷

TT25は表面を研磨する商品なので、すべての傷を消せるわけではありません。対象になるのは主に、光を当てると見える程度の細かな擦り傷や浅い線傷です。爪が引っ掛かるような深い傷は、表面を大きく削らなければ消えないため、TT25で完全に消すことを目的にしないほうが安全です。

施工する場合は、表面のホコリや砂を十分に取り除き、柔らかいクロスに少量を付けて軽い力で磨きます。一度に仕上げようとせず、状態を確認しながら少しずつ作業する方法が向いています。

TT25で磨いた後はTT24コーティングポリマーで仕上げる

TT25で研磨してTT24で艶と保護を加える

TT25と一緒に使いたいのが、ハセガワの「コーティングポリマー TT24」です。TT24には研磨剤が含まれておらず、表面に薄いコーティング層を形成して艶を整え、表面を保護するための商品です。

役割を分けると、TT25は細かな傷や曇りを研磨して表面を整える工程、TT24はその後の艶出しと保護を担当します。傷を消すための商品を二つ重ねるのではなく、「研磨」と「仕上げ」を分担する組み合わせです。

TT25+TT24の基本的な施工手順

作業前にピアノブラック表面の砂やホコリを取り除きます。次にTT25を柔らかいクロスへ少量取り、傷の状態を確認しながら軽く磨きます。研磨後は残ったコンパウンドを綺麗に拭き取り、最後にTT24を薄く施工して仕上げます。

車種によってピアノブラック部分の素材や表面処理は異なります。また、すでに別のコーティングが施工されている場合は、研磨によってその層を落とす可能性があります。最初は目立たない部分で仕上がりを確認してから作業するのが無難です。

ピアノブラックは傷を消すより傷を増やさない手入れも重要

ピアノブラックを綺麗に維持するには、付いた傷を磨くだけでなく、普段の手入れで新しい傷を増やさないことも重要です。ホコリが付いたまま乾拭きを繰り返すのではなく、表面の異物を取り除いてから柔らかいクロスで優しく拭くほうが傷を抑えられます。

TT25は日常的に使うクリーナーではなく、細かな傷が目立ってきたときに表面を整えるための研磨剤です。必要なときだけTT25で磨き、その後をTT24で仕上げる。この使い分けなら、ピアノブラック特有の艶を維持しながら、傷や曇りへの対策もしやすくなります。

ピアノブラックの傷消しには

ピアノブラックのコーティングには

ピアノブラックの埃の拭き取り用クロスとして

パソコンのモニターやスマホの液晶画面の拭き取りに使用していますが、傷をつけること無く埃や汚れを拭き取ることが出来ます。

Reference:thedrive.com

よくある質問(FAQ)

Q1. ピアノブラックはなぜ細かな傷が目立ちやすいのですか?

ピアノブラックは黒く平滑で光沢が強いため、表面に細かな線傷が付くと光の反射が乱れて目立ちやすくなります。特にホコリや砂が付いた状態で乾拭きすると、擦り傷の原因になることがあります。

Q2. ハセガワTT25は車のピアノブラックに使えますか?

TT25は本来、光沢塗装や透明プラスチックを磨くための模型用セラミックコンパウンドです。自動車専用品ではありませんが、車のピアノブラックの浅い線傷や曇りを整える目的で使用されている例があります。使用前に目立たない場所で確認するのが安全です。

Q3. TT25を使えばピアノブラックの傷はすべて消えますか?

すべての傷を消せるわけではありません。TT25が向いているのは、光を当てると見える程度の細かな擦り傷や浅い線傷です。爪が引っ掛かるような深い傷は完全に消せない場合があります。

Q4. TT25の後にTT24を施工する理由は何ですか?

TT25は表面を研磨して細かな傷や曇りを整える商品で、TT24は研磨剤を含まないコーティングポリマーです。TT25で磨いた後にTT24を施工することで、艶を整えながら表面を保護する仕上げができます。

Q5. ピアノブラックの傷を増やさない手入れ方法は?

表面に付いたホコリや砂を取り除いてから、柔らかいクロスで優しく拭くことが基本です。乾いた状態で強く擦ることは避け、TT25のような研磨剤は日常的に使わず、細かな傷が目立ってきたときだけ使用します。

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