BMW 1シリーズF70に、新しいエントリーモデルとしてBMW 120 Originalが追加されました。注目したいのは、通常のBMW 120ベースグレードとの価格差が19万円に設定されている点です。
Originalの安さは目立ちますが、購入検討では装備、パワートレイン、燃費、グレードとしての位置づけまで確認する必要があります。今回は、BMW 120 Original F70と120ベースグレードの違いを、価格差19万円という視点から整理します。
- ✅BMW 120 Originalは480万円のF70最安グレード
- ✅120との19万円差は走行性能ではなく装備選択の自由度
- ✅上位装備重視なら120、価格重視ならOriginal
BMW 120 Original F70とはどんなモデルか
BMW 120 Originalは、F70型1シリーズに追加された新しいエントリーグレードです。車両本体価格は480万円で、1シリーズの中ではもっとも手に取りやすい価格帯に置かれています。搭載されるパワートレインは、1.5L直列3気筒ガソリンターボに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせた仕様です。
つまりOriginalは、エンジンや基本性能を大きく変えた廉価仕様ではなく、装備内容を整理することで価格を抑えたグレードです。F70型1シリーズの基本設計を維持しながら、輸入コンパクトの入口を広げる役割を持つモデルといえます。
BMW 120 Originalと120の価格差は19万円
BMW 120 Originalの車両本体価格は480万円、通常のBMW 120ベースグレードは499万円です。差額は19万円で、上位の120 M Sportは520万円となります。1シリーズ全体で見ると、Originalは120より19万円安く、120 M Sportより40万円安い位置にあります。
この19万円という差額は、輸入車のグレード差としては極端に大きいものではありません。そのため、単に安いからOriginalを選ぶのではなく、19万円安くなることで何が省かれ、逆に何が残されているのかを確認することが重要です。
価格差19万円で変わる装備の違い
BMW 120 Originalと120の主な装備比較
まず、BMW 120 Originalと通常の120ベースグレードで、主な装備にどのような違いがあるのかを整理します。
| 項目 | BMW 120 Original | BMW 120 |
|---|---|---|
| 車両本体価格 | 480万円 | 499万円 |
| パワートレイン | 1.5L直列3気筒+48Vハイブリッド | 1.5L直列3気筒+48Vハイブリッド |
| 駆動方式 | 前輪駆動 | 前輪駆動 |
| トランスミッション | 7速DCT | 7速DCT |
| BMWライブ・コックピット・プラス | 標準装備 | 標準装備 |
| ドライビング・アシスト・プラス | 標準装備 | 標準装備 |
| パーキング・アシスト | 標準装備 | 標準装備 |
| ホイール | 17インチ | 17インチ |
| シート素材・内装選択肢 | 選択肢は限定的 | 選択肢が広い |
| パッケージオプション | 一部制限あり | 選択肢が広い |
走行性能に関わる基本装備はほぼ共通
表で見ると分かるように、BMW 120 Originalと通常の120は、パワートレイン、駆動方式、トランスミッションといった走行性能に関わる基本部分は共通です。1.5L直列3気筒ガソリンターボに48Vインテグレイテッド・ハイブリッドを組み合わせ、7速DCTを介して前輪を駆動する構成に違いはありません。
そのため、19万円安いOriginalを選んだからといって、エンジン性能や燃費性能が下がるわけではありません。ここは、価格差を判断するうえでかなり重要なポイントです。
120で選べてOriginalで選べない主なオプション
BMW 120 Originalと通常の120で大きく違うのは、走行性能ではなく、オプション選択の自由度です。特にパッケージオプションを見ると、120では選べる装備がOriginalでは設定されていないものがあります。
| 装備・パッケージ名 | BMW 120 Original | BMW 120 | 内容 |
|---|---|---|---|
| パノラマ・ガラス・サンルーフ | 設定なし | 有償オプション | チルト&スライド、ブラインド付 |
| ハイライン・パッケージ | 設定なし | 有償オプション | スポーツ・シート、サンプロテクション・ガラス、HiFiスピーカー・システム harman/kardonなど |
| テクノロジー・パッケージ | 設定なし | 有償オプション | ドライビング・アシスト・プロフェッショナル、パーキング・アシスト・プラス、BMWヘッドアップ・ディスプレイなど |
| BMWライブ・コックピット・プロフェッショナル | 設定なし | テクノロジー・パッケージで選択可能 | ARビューなどを含む上位表示機能 |
| BMWアイコニック・グロー | 設定なし | テクノロジー・パッケージで選択可能 | キドニー・グリルのイルミネーション |
| BMWヘッドアップ・ディスプレイ | 設定なし | テクノロジー・パッケージで選択可能 | フロントウインドーに走行情報を表示 |
19万円安い理由はパッケージ選択の制限にある
この比較で分かるように、BMW 120 Originalの19万円安い理由は、エンジンやトランスミッションを簡素化したことではありません。むしろ違いが大きいのは、ハイライン・パッケージやテクノロジー・パッケージといった上位装備を選べない点です。
ハイライン・パッケージでは、
- スポーツ・シート
- サンプロテクション・ガラス
- HiFiスピーカー・システム harman/kardon
などが含まれます。内装の質感や快適性、音響にこだわる人にとっては、このパッケージが選べない点はOriginalの弱点になります。
さらにテクノロジー・パッケージでは、
- ドライビング・アシスト・プロフェッショナル
- パーキング・アシスト・プラス
- BMWライブ・コックピット・プロフェッショナル
- BMWアイコニック・グロー
- インテリア・カメラ
- BMWヘッドアップ・ディスプレイ
が含まれます。特にヘッドアップ・ディスプレイやサラウンド・ビュー・システムを重視する人にとって、Originalでは選べない点は残念な部分です。
反対に、これらの装備が不要であれば、Originalはかなり合理的です。パワートレインや基本的な安全支援装備は120と大きく変わらないため、19万円の差額は「走りの差」ではなく、「上位装備を選べる自由度の差」と考えると分かりやすいです。
BMW 120 Originalと120のスペックは基本的に共通
1.5L直列3気筒+48Vハイブリッド
BMW 120 Originalと通常の120は、どちらも1.5L直列3気筒ガソリンターボを搭載します。さらに48Vインテグレイテッド・ハイブリッドが組み合わされ、エンジン単体の最高出力は156ps、システム総合では170psとなります。最大トルクもエンジン単体で240Nm、システム総合で280Nmです。
出力・燃費・駆動方式の比較
駆動方式は前輪駆動で、トランスミッションは7速ダブル・クラッチ・トランスミッションです。WLTCモード燃費は16.8km/Lで、主要諸元上はOriginalと120で基本的な性能差はありません。全長4,370mm、全幅1,800mm、ホイールベース2,670mmというボディサイズも共通です。
ここはOriginalを評価するうえで大きなポイントです。価格は19万円安いものの、走行性能の核になるパワートレインや車体寸法は通常の120と同じです。装備差を許容できるなら、OriginalはF70型1シリーズの基本性能をより低い価格で手に入れられるグレードといえます。
Originalを選ぶメリットと120を選ぶべき人
価格重視ならOriginal
BMW 120 Originalを選ぶ最大のメリットは、480万円という価格でF70型1シリーズに乗れることです。エンジン、48Vハイブリッド、7速DCT、主要な安全支援、デジタル装備が大きく変わらないのであれば、価格を抑えたい人にとってOriginalは合理的な選択肢になります。
特に、1シリーズを初めて検討する人や、M Sportほどスポーティな内外装を求めない人には合いやすいグレードです。車両本体価格を抑えられれば、登録費用や必要なオプション、保証関連の予算にも回しやすくなります。
装備重視なら120も比較対象
一方で、通常の120を選ぶ価値がないわけではありません。19万円の差額で、装備内容や選択肢に納得できるなら120を選ぶ理由はあります。特に内外装の質感、ホイール、シート、パッケージ装備にこだわる人は、Originalだけで判断しない方がよいでしょう。
BMWはグレードとオプションの組み合わせで満足度が大きく変わるブランドです。見積もり時には、Original、120、120 M Sportの3グレードで必要装備をそろえた総額を比較することが大切です。
まとめ:BMW 120 Originalと120の価格差19万円はどう見るべきか
BMW 120 Original F70と120ベースグレードの価格差19万円は、エンジン性能や燃費性能の差ではなく、主に装備選択の自由度の差として見るべきです。どちらも1.5L直列3気筒ガソリンターボに48Vインテグレイテッド・ハイブリッドを組み合わせ、7速DCT、前輪駆動という基本構成は共通です。
一方で、Originalではハイライン・パッケージやテクノロジー・パッケージなど、通常の120で選べる上位装備に制限があります。スポーツ・シート、サンプロテクション・ガラス、harman/kardon、BMWヘッドアップ・ディスプレイ、サラウンド・ビュー・システム、BMWアイコニック・グローなどを重視するなら、19万円高い120を選ぶ意味はあります。
逆に、これらの上位装備を必要とせず、1シリーズF70の基本性能と主要な安全支援装備を重視するなら、480万円のBMW 120 Originalは十分に合理的です。つまりOriginalは単なる廉価版ではなく、必要装備を残しながら選択肢を絞ることで価格を抑えたエントリーグレードと考えるのが適切です。
Reference:blogbmw.fr / press.bmwgroup.com/japan/
よくある質問(FAQ)
Q1. BMW 120 Original F70と120の価格差はいくらですか?
BMW 120 Original F70の車両本体価格は480万円、BMW 120ベースグレードは499万円です。価格差は19万円で、Originalの方が安い設定です。
Q2. BMW 120 Originalは120より走行性能が低いのですか?
走行性能に関わる基本部分は大きく変わりません。どちらも1.5L直列3気筒ガソリンターボに48Vインテグレイテッド・ハイブリッドを組み合わせ、7速DCTと前輪駆動を採用しています。
Q3. BMW 120 Originalで選べない主な装備は何ですか?
BMW 120 Originalでは、通常の120で選べるハイライン・パッケージやテクノロジー・パッケージなどに制限があります。スポーツ・シート、harman/kardon、BMWヘッドアップ・ディスプレイ、サラウンド・ビュー・システムなどを重視する場合は注意が必要です。
Q4. BMW 120 Originalはどんな人に向いていますか?
価格を抑えながらBMW 1シリーズF70の基本性能を手に入れたい人に向いています。上位装備や内外装の細かな選択肢に強いこだわりがなければ、480万円のOriginalは合理的な選択肢です。
Q5. BMW 120ベースグレードを選ぶメリットは何ですか?
BMW 120ベースグレードは、Originalより19万円高いものの、装備やオプション選択の自由度が高い点がメリットです。ヘッドアップ・ディスプレイ、サンルーフ、harman/kardonなどを選びたい場合は、120を比較対象に入れるべきです。



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