BMWとオープンカー、2台持ちは大変でした/GOCCHI | 1年ちょっとでアバルト500を売却した理由(良い点、悪い点)ある意味衝動買いのように購入したアバルト500。まだ1年数ヶ月しか乗っていませんが売却することにしました。アバルト500は私にとって初めてのイタリア車だったのでとても刺激的だったのですが。。。

アバルト500の買取価格の下落

ご存知のようにアバルト595が発売されたことにより、今まで高値安定の価格相場だったアバルト500の中古車市場が一気に下落していることに気づきました。

1番の原因はアバルト500という車名がなくなったこと。

新型アバルトはすべて595という名称に統一され、フィアット500との差別化が図られました。

その結果、アバルト500の価値が一気に下落したこと、また旧型のアバルト595が中古車市場に出回り始めたこと、この2つがアバルト500の買取価格の大幅な下落につながりました。

私はこのアバルト500を購入した段階で新型アバルト595が発売されることを知っていました。

それでも購入したのはすぐには中古車相場が下落しないと思っていたからです。

また、元々アバルト595cが欲しかったこともあり、アバルト500に乗っておけば新型アバルト595cの下取りも高額査定が期待できると思ったことも購入に踏み切った原因です。

しかし、実際には新型アバルト595Cにはマニュアルミッションの設定が無かったために、アバルトからアバルトへ乗り換える可能性が低くなってしまいました。

マツダ・ロードスターRFの試乗がキッカケ

BMWとオープンカー、2台持ちは大変でした/GOCCHI | 1年ちょっとでアバルト500を売却した理由(良い点、悪い点)そんなもとがあったときに試乗したのがマツダ・ロードスターRF

マツダ・ロードスター RF(リトラクタブル・ファストバック)は、クーペとオープンカーの魅力を融合させた独特なデザインとパフォーマンスが特徴です。

RFモデルは、リトラクタブル・ハードトップを採用しており、屋根を自動で開閉できるシステムを備えています。

約13秒で開閉可能な屋根は、ドライバーに開放感と快適なクーペスタイルの両方を提供します。

ロードスター RFは、軽量アルミボディと50:50の理想的な重量配分による抜群のハンドリング性能が特徴で、ドライビングの楽しさを最大限に引き出します。

エンジンは、SKYACTIV-G 2.0リッターエンジンを搭載し、力強い加速と優れた燃費性能を実現。

これにより、スポーティな走りと環境への配慮を両立しています。

また、ロードスター RFはマツダの「人馬一体」のコンセプトに基づき、ドライバーと車両が一体となった運転体験を提供します。

高級感のある内装と先進的な安全技術も魅力で、日常使いから長距離ドライブまで幅広く対応できる一台です。

クーペとオープンカーの両方を楽しみたい方にぴったりの選択肢といえます。

これがある意味アバルト500の売却を本当に考えるキッカケになりました。

マツダ・ロードスターRFは私の好きなオープンモデルで、かつハードトップルーフ。

もちろん、マニュアルミッションも選べる。まさに理想の1台でした。

試乗してエンジン、足回りも気に入りましたが、やはりオープンで走る気持ちよさを知ってしまい、オープンカーへのあこがれが一気に強くなりました。

しかし、実際には総額400万円前後の車です。

衝動買いできる車ではありません。

そして、やはりマツダの車に乗ることに抵抗があったのも事実。

昔のマツダ地獄を知っていますので。

なので、アバルト595Cのマニュアルミッションが購入できない、オープンカーが欲しい。

そこへアバルト500の相場の下落。一気にアバルト500の売却へと進みました。

アバルト500の良い点、悪い点

BMWとオープンカー、2台持ちは大変でした/GOCCHI | 1年ちょっとでアバルト500を売却した理由(良い点、悪い点)決してアバルト500という車が嫌いになった訳でもないのですが、まったく不満が無かった訳でもありません。

アバルト500の良い点

・小さいボディにビッグパワーのエンジン
・運転している感が感じられる
・カスタマイズのベースとして最適
・マニュアルミッションの設定

書き出せばキリがありませんが、一言でまとめると運転して楽しい車でした。

しかし、不満が無かった訳ではありません。

アバルト500の悪い点

・どうしても好みのドライビングポジションがとれない
サスペンションを交換しても硬すぎる足

この2つがアバルト500に乗った1年ちょっとの間、私がずっと改善をしてきたところですが、結局は私の好みに調整することができませんでした。

たったそれだけ?という方もおられると思いますが、特にドライビングポジションは深刻です。

腕に合わせれば足元が近すぎ、足元に合わせると手が届かない。

レカロシートを入れてシートポジションを下げたりしましたが、私の好みのドライビングポジションにはとうとうなりませんでした。

助手席の嫁さんにも運転中の姿勢が猫背になっていると指摘される始末。

リラックスした運転は最後まで出来ませんでした。

サスペンションは車高調でセッティングも何度も繰り返しましたが、かなり改善されましたがこれ以上好みに近づけようとするると、タワーバーなどボディの補強まで手を付けないといけないことがわかりました。

これはかなりの出費になりますので、そこまでは投資できない、という判断です。

それと極端に短いホイルベースも乗り心地に影響していました。

一般道の轍がある度に車が跳ねる、揺さぶられる。

家族が誰も一緒に乗ってくれなくなりました。

イヤイヤ、そんなことは購入時点である程度分かっていたでしょ?

イヤイヤ、そんなことを要求する車ではないでしょ?

ご指摘の通りなんですが、私の想像を超えていたというか、私の過去の経験から改善が可能だと判断したんですが。

どちらにしても、アバルト500は楽しい車でした。

たった1年ちょっとしか付き合わなかったけど、また機会とタイミングが合えば、乗ってみたい1台であることは間違いありません。

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