BMWの新型2シリーズ グランクーペ F74の最新デザインが明らかになりました。この新型モデルは、メルセデスCLAをライバルに据え、BMWのラインナップに新たな風を吹き込みます。今回は、そのデザインや特徴について詳しく見ていきます。
新型BMW 2シリーズ グランクーペ F74のデザインの特徴
マルチディレクショナルなグリルバー
新型BMW 2シリーズ グランクーペ F74のグリルバーは、従来の水平や垂直の配置とは異なり、多方向に配置されています。
このデザインは、新しい1シリーズ F70やX3 G45でも見られ、ブランド全体での統一感を持たせています。
外側のバーがヘッドライトに向かって斜めに配置されている点が特に特徴的で、これによりフロントエンドの視覚的な広がりとダイナミックさを強調しています。
MスポーツモデルとM235の違い
MスポーツモデルやM235 xDriveでは、通常モデルとは異なるグリルデザインが採用されており、黒の水平バーが特徴です。
このデザインの違いは、車のキャラクターや性能を視覚的に区別する役割を果たしています。
新しいバンパーデザイン
新型2シリーズ グランクーペのバンパーには、各コーナーに三角形のインテークが配置されています。
これにより、空力性能が向上し、車全体のデザインにスポーティなアクセントが加わっています。
ヘッドライトとテールライト
ヘッドライトには透明なカモフラージュが施されており、新しいデイタイムランニングライト(DRL)の詳細はまだ明らかにされていません。
しかし、BMWの最新モデルに見られるように、鋭いデザインと先進的なLED技術が採用されることが予想されます。
テールライトも同様にカモフラージュされており、正式な発表が待たれます。
新型BMW 2シリーズ グランクーペ F74の内装の特徴
デジタルインストルメントクラスターとメディアスクリーン
新型2シリーズ グランクーペの内装では、統合型デジタルインストルメントクラスターとメディアスクリーンが採用されます。
これにより、運転中の情報表示が一元化され、ドライバーの利便性が大幅に向上します。
高品質な素材と仕上げ
内装の素材には、高品質なレザーやソフトタッチプラスチックが使用されており、プレミアム感が漂います。
シートには新しいデザインが施され、長時間のドライブでも快適な座り心地を提供します。
新型BMW 2シリーズ グランクーペ F74のエンジンの特徴
エンジンと性能
通常のグランクーペは1.5リットルの3気筒マイルドハイブリッドエンジンを搭載し、168馬力(170 PS)を発揮します。
一方、スポーティなM235 xDriveは2.0リットルのターボ4気筒エンジンを搭載し、欧州では296馬力(300 PS)、米国では312馬力(316 PS)を誇ります。
新型2シリーズ グランクーペの市場動向
米国市場での成功
日本ではBMW 2シリーズ(クーペ、グランクーペ、アクティブツアラー含む)の販売は決して順調とは言えない数字です。
特に2シリーズクーペに関してはM2 G87は人気が高いですがベーシックな220やM235に関しては発売当初から順調とは言いづらい。
先代同様にアクティブツアラーが実用車として販売台数が多くなってきていますが、先代よりは勢いがありません。
しかし、2024年の最初の6ヶ月間で、BMW 2シリーズの販売は米国で54%増加しました。
この成長は、グランクーペと2ドアクーペの両方の人気によるものであり、新型モデルの登場によりさらなる成長が期待されます。
競合モデルとの比較
新型2シリーズ グランクーペ F74は、メルセデスCLAやアウディA3セダンなどの競合モデルと直接対決します。
新しいデザインと先進的な技術により、これらの競合モデルに対して強力なアドバンテージを持つことが予想されます。
BMW 2シリーズグランクーペ F74とは?
新型BMW 2シリーズ グランクーペ F74は、デザインと技術の両面で大きな進化を遂げており、2025年の自動車市場において注目の一台となるでしょう。
最新のグリルバーやデジタルダッシュボードなど、多くの新しい要素が盛り込まれており、その魅力は尽きません。
しかし、エンジンやシャシーなどは全て先代からのキャリーオーバーであり、技術面での大きな変化を望むことはできません。
また、2シリーズに関しては現在EV(電気自動車)もラインナップされる予定がないため、「売り」が無いのが難しいところだと思います。
Reference:carscoops.com