今や日本でも乗用車やSUVにディーゼルエンジン車が当然のように搭載されていますが、イギリスでは次々に販売が中止されている模様。
一時は新車販売の50%以上がディーゼルエンジンだったはず
日本ではセダンやSUVにもディーゼルエンジン車の設定がされており、そられの車がガソリンエンジン車と同じ用に売れています。
また一時は欧州の新車販売の50%以上がディーゼルエンジン車だったこともあり、こちらの記事のように大型クーペである840にディーゼルエンジンモデルが設定されて販売が行われるぐらいディーゼルエンジン車が市民権を得ています。
しかし現在はディーゼルエンジン車に変わって(P)HV車やEV車へ人気はシフトしていると言われています。
なぜディーゼルエンジン車は人気が無くなったのか?
欧州においてディーゼルエンジン車が人気だった理由はCO2排出量が少ないエンジンという環境問題が原因でした。
しかし、フォルクスワーゲン社のディーゼルエンジンの排ガス不正問題が発覚し、自動車メーカーが宣伝した程にCO2排出量が少ない訳ではない、ということが発覚しました。
これを機にディーゼルエンジン車のクリーンなエンジンであるというイメージが無くなったことが、よりCO2排出量が少ないと言われている(P)HV車やEV車に人気がシフトした原因です。
また欧州各国がそれに合わせてあと20年程度でCO2の排出するエンジンを販売停止にすると発表したことも(P)HV車やEV車の人気を後押しした原因になっています。
今回のイギリスでのディーゼルエンジン車の販売中止
欧州の1つであるイギリスでBMW&BMW MINI社がディーゼルエンジン車の販売を中止したことは、これらの流れに即した対応の一環です。
ディーゼルエンジン車が売れるから開発し販売してにも関わらず、肝心の販売面で苦戦することが分かっているのですから、継続してディーゼルエンジン車の販売を続ける訳にはいきません。
また年々厳しくなる欧州の排ガス規制をクリアするためにも膨大な開発コストが必要ですが、それもディーゼルエンジン車が好調に売れることが前提です。
こういう事情が重なった結果、イギリスでのBMW&BMW MINIのディーゼルエンジン車の販売が中止されたことは合理的な判断だと思います。
しかし、これは欧州での話であって日本では今後もディーゼルエンジン車の販売が継続されます。
逆に言えば、先進国でディーゼルエンジン車が歓迎される国は日本のみ(元々アメリカではトラック系以外に車でディーゼルエンジン車は歓迎されていない)ということになりましたので、今後もディーゼルエンジン車の販売は推進されていくと思われます。
昔のようなディーゼルエンジン車のネガティブな印象が薄まっており、同排気量のガソリンエンジン車と比較してトルクが厚い特性から運転がし易い車として認識されています。
なので日本では当面ディーゼルエンジン車の人気は続くことが予想されています。
【引用・参照元】
https://news.yahoo.co.jp/articles/bca25492ca84920e3bacbfd434038ac334d8b5b5?fbclid=IwAR2MEuJvZ7msY43aplVNUPSTevETmwTzP9OESbiORpxMqtUmuiv28OkJbHc