アバルト595の中古車の購入を検討されている方が悩むポイントの1つはシリーズ3とシリーズ4の比較だと思いますが、どちらが「買い」なのでしょうか?
アバルト595におけるシリーズ3とシリーズ4とは?
アバルト595の中古車の購入を検討されている方でアバルトオーナーのレビューを読んでいると見かける「シリーズ3」とか「シリーズ4」という言い方。
アバルトという車はアバルト500の名称で販売されていた時期を合わせると10年以上モデルチェンジをしていない珍しい車です。
しかし、一度だけビッグマイナーチェンジ的な改良が行われた時期があり、そのビッグマイナーチェンジを境目にして前期をシリーズ3、後期をシリーズ4と呼称しているみたいです。
じゃあ、シリーズ1がどれでシリーズ2はどこなんだ?と言われるとよく分からないのですが(汗)
ではシリーズ3とシリーズ4はどこで見分ければよいのか?ですが、1番分かりやすいのはフロントバンパーのエアダクトの形状やテールランプの形状です。
- シリーズ4
エアダクトが大きい、テールランプが四角い
- シリーズ3
上記以外
この写真だと左の白いアバルトがシリーズ3で右の黄色い方がシリーズ4ですね。
概ね2017年式でシリーズ3とシリーズ4が切り替わった感じですね。
5年落ち2015年のアバルト595コンペティツィオーネ
5年落ち(2015年式)のアバルト595コンペティツィオーネはまだシリーズ3の個体ばかりになります。
価格は概ね200万円前半で購入できる個体が多いと思いますが、アバルト595の場合は走り好きなオーナーが多いので走行距離が多い個体やメンテナンスが行き届いていない個体が多いと思います。
なのでアバルト595コンペティツィオーネの中古車を購入する場合は、出来るだけ信頼できる中古車店、または正規ディーラー系の中古車で購入することをオススメします。
またシリーズ3の個体は良い意味でも悪い意味でも車の全体的な性能が荒削りな車になるので、好みが分かれると思います。
私もアバルト500(シリーズ3)に乗っていましたのでその時のレビューを読んで頂けると荒削りな部分が分かりやすいと思います。
3年落ち2017年式アバルト595コンペティツィオーネ
3年落ち(2017年式)の中古車は走行距離が少ない個体が多く、価格も新車価格と比較してリーズナブルになる頃の年式になります。
中古車価格は概ね300万円弱程度で購入出来る個体が多いと思いますので、5年落ち(2015年式)と比較する100万円弱価格がUPすることになります。
結論から言えば、予算が許すなら3年落ち(2017年式)のアバルト595コンペティツィオーネを購入すると外れを引く確率が低くなるのでオススメです。
また2017年式だとシリーズ3とシリーズ4が混在することになりますが、価格的にはシリーズ3の方が僅かに安くなると思いますので予算が厳しい方はあえてシリーズ3を選ぶという選択肢もあると思います。
しかし、2017年式であればシリーズ3とシリーズ4との価格差は大きくはないので、ビッグマイナーチェンジで改良されているシリーズ4の方が幸せになれると思います。
1番の違いは外見を除けばボディ剛性が大幅にUPしています。
乗り比べれば直ぐに分かりますが、乗り心地という観点からすると明らかにシリーズ4の方が下からの突き上げがマイルドになっています。
これはボディの補強が大幅に行われたことが原因だと思いますが、元々ボディが柔らかいアバルト595なのでボディが補強されたシリーズ4の方がコーナリングの正確さという面でも有利になります。
・・・で、結局アバルト595の中古車はどっちを買えば良いのか?
まず予算に限りが有るのなら迷わずシリーズ3になりますね。
またはコンペティツィオーネを諦めてベースグレードやツーリズモを選択すると車両価格が安くなりますので、年式を1年でも若い車を選ぶことが出来るかもしれません。
しかし、予算が許すのであれば2017年式以降のシリーズ4の個体の中から選ぶほうがトータル的には満足度が高いと思います。
上段で説明した様に車両としての性能はシリーズ4の方が現代風というか、進化しているという点と走り好きなオーナーの多い車なので、年式が若く走行距離が少ない個体の方が程度が良い個体と巡り会える確率がUPするのも魅力です。
アバルト595という車の中古車は車好きな人が車好きなオーナーが乗っていた車お購入することになるので、どうしても車の程度を見極める必要があります。
しかし、普通の人が車の程度を見分けることは難しい訳ですが、その辺のコツを私の経験に基づいてお伝えしている記事があります。
アバルト595の中古車が欲しいけど、程度の見極めが心配な方は下記の記事も合わせて読んでもらえると参考になると思います。