ホンダ S660には身長が180cmのドライバーは乗れない？
私はマツダ NDロードスターの購入を検討する前に一番最初に欲しいと思った車はホンダ S660でした。
その時はまだS660の生産が中止されることが発表される数ヶ月前だったので新車で購入したいと考えていましたが、どこのディーラーにも試乗車が無かったため試乗することが出来ませんでした。
私がS660の試乗にこだわった理由はあの狭い車内に身長180cmの私が乗り込むことが出来るのか？正しいドライビングポジションをとることが出来るのか？を確かめたかったからです。
ディーラーで試乗車が用意するには少し時間がかかることがわかりましたので、比較的自宅に近い中古車屋さんに展示されていたS660に座らせてもらうことが出来ましたのですが、とても私が所有出来る車ではないことがそれで判明しました。
まず車に乗り込むのが一苦労です。
慣れてしまえば何とかなるのかもしれませんが、車の乗り降りに苦労するようではだんだん乗らなくなることが明白なのでこの段階で購入は難しいと思っていました。
またドライビングポジションも過去に例がないほどの寝そべった姿勢でしか運転席に座ることが出来なかったので、正直この姿勢で運転するのは怖いと思ってしまったためにS660の購入を断念した経緯があります。
ダイハツ コペンは身長180cmでも乗れないことはないが・・・
S660の購入を断念した私が次に候補に考えたのがコペンでした。
S660ほどは車内が狭くない車だという認識でしたが、一応こちらも試乗して試してみないと購入出来ないと思いディーラーへ向かいましたが今回も試乗車を用意するのに時間がかかることが分かりましたので、また自宅近くの中古車屋さんに展示されていた車に座らせてもらいました。
コペンの場合はS660と比較すると車への乗り降りに関しては多少コツが必要ですが日常的な乗降にはまあ問題ないレベルだということは分かりました。
しかし実際にドライビングポジションを合わせて座ってみると、ルーフが顔の真横に迫ってくる圧迫感をすごく感じます。
コペンのルーフは格納するために左右がかなり丸みをつけて絞り込まれたデザインになっているため、外観から想像する以上に頭の側頭部とルーフの距離が近いです。
目線にルーフが入ることは無いと思いますが、あまりにも頭とルーフが近いので無意識ですが圧迫感を感じます。
これは私の頭が少し大きいことも影響していると思いますし、こちらも慣れてしまえば問題ないのかな？とも思いましたが購入を決断するには至りませんでした。
S660やコペンは小型の2シーターオープンカーなので乗ってみたい車ではありましたが、やはり軽自動車の規格に合わせたボディサイズということで室内のスペースに制約が多く身長が180cmの私が日常的に使う車としては少し厳しいということがこの段階で判明しました。
身長が180cmの私でもマツダ NDロードスターなら乗ることが可能
ホンダ S660、ダイハツ コペンと軽自動車規格のオープン2シーターには身長が180cmの私が乗るには少し難しいということが分かりましたので、軽自動車は諦めて今回はマツダ NDロードスターを購入しました。
もちろん、NDロードスターにも試乗してから購入したのですが、乗降時に頭をぶつけること数回でしたが、S660やコペンと比較すれば乗降時の苦労はさほどないことも確認出来ました。
しかし乗り込む際には車高が低いためおしりから乗り込むイメージになりますが、こちらは試乗の段階でコツが掴めましたので問題にはなりませんでした。
あとドライビングポジションですが私が購入したNDロードスターは2019年式ということでテレスコピックが装備されている車両でしたので少しストレートアーム気味ですが許容範囲の中でドライビングポジションをとることは出来ています。
しかしテレスコピックが付いていない車両の場合は運転席をかなり前側に寄せないといけなくなるので足元が狭くなっていると思います。
NDロードスターは車高が低いのでシートバックを寝かせ気味に（と言ってもあまり倒すことも出来ませんが）しないと私の身長ではルーフが気になるのでどうしても最適なドライビングポジションはとれないと思います。
それでもS660やコペンに比べれば乗降性も含めて許容範囲な状態で乗ることが出来ますが
身長が高い方はやはり購入前には試乗を絶対に行った方がよいと思います。
人によってはストレートアームでのドライビングポジションに違和感を持たれる方もいらっしゃると思いますし、身長が高い方は多少寝そべった形でのドライビングポジションになることから純正シートにおいて腰痛が発生される方も一定数いらっしゃるようでうから。
NDロードスターの純正シートは座面を下げる機能がありませんので、純正シートではどうしてもドライビングポジションが難しいという場合はフルバケットシートを導入することになりますね。
セミバケットシートでも良いと思いますがヒップポイントを下げるという意味ではフルバケットシートの方がより下げられると思いますので。
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