これまでアメリカでのみ販売されていたフィアット500eがフルモデルチェンジされ、アメリカ以外の国々で販売されることになりました。
フィアット500eとは?
先日スクープ写真が公開されていたフィアット500eが正式に発表されました。
これまでフィアット500eはアメリカの規制をクリアするためだけに、アメリカで販売されてきましたがその生産はフィアットではなく、外部メーカーに委託されて製造販売されていました。
フィアット的には1台販売することに赤字が広がるという自体に陥っていましたが、逆に手頃な価格が好評でアメリカの電気自動車市場では人気車種になるというオモシロイ現象が起こっています。
そんなフィアット500eが車の電動化の波に合わせてフィアット自身が開発したフル電動モデルとして新しく発売する車になります。
フィアット500eはどんな車?
全長:3.63メートル
全幅: 1.69メートル
全高: 1.48メートル
航続距離:320 km
馬力:118馬力(88 kW)
最高速度:150 km / h(93 mph)
価格:37,900ユーロ(約450万円)
ボディサイズは概ね原稿のフィアット500と同等か少し大きくなる程度。
相変わらず可愛らしいデザインは踏襲され、特にヘッドライト部分のデイライトは特徴的なデザイン。
また写真の車はキャンバストップ仕様ですが、キャンバスにはFIATの文字をあしらったデザインがされています。
室内も大型モニターが中央に設置され、洗練された室内空間に生まれ変わっています。
注目は航続距離で原稿のフィアット500eは航続距離が130km程度でしたが、新型のフィアット500eは倍以上の320kmも走ることが可能。
これによってシティコミュニケーターから脱却し一般的な仕様にも耐えられるスペックが与えられたことになります。
ただし、価格はガソリン車と比較して割高に設定されているのが残念。
アバルトも電動化されるのか?
フィアットに電気自動車が追加され、新しいデザインのボディが与えられたことで、気になるのはアバルトの動向。
しかし、今回のフィアット500eは現行のフィアット500とは全くの別の車だとメーカーは主張しています。
よって、ガソリンモデルのフィアット500及びアバルト595に関しては、当面現状のままで生産が継続される模様。
要するに形はフィアット500にそっくりなフィアット500eですが、実際にはまったく別の車ということです。
現にガソリンモデルのフィアット500は先日新しいマイルドハイブリッドモデルが追加され、ツインエアーエンジン車がカタログから消滅しています。
ガソリンモデルはハイブリッド車と共存しながら継続生産される、という事だと思われます。
個人的にはフィアット500eの新しいボディをフィアット500やアバルト595にも搭載して欲しいですが・・・。
新しいフィアット500eも興味がありますが、アバルト595がガソリンエンジン車として生き残ってくれるのは嬉しい情報です。
【引用・参照元】