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社外品のエアバック無しステアリングが車検に通らなくなることがあるので注意!

木製のステアリングホイール、ビンテージゲージ、クリーム色のシートを備えたクラシックカーのインテリア。.
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エアバックがリコールされていることはご存知だと思いますが、社外品のステアリングに交換しているから大丈夫という訳ではありませんのでご注意ください。

社外品のステアリングに交換していると車検に通らない

国交省が発表した数字によるとリコールが行われているエアバックの回収率が約88%だそうです。

つまり、リコール対象になっているエアバックを付けている車のうち、まだ1割以上の方が新しいエアバックに交換されていないことになります。

おそらくその未回収のエアバックの車に乗っている方で昔の私のようにステアリングを社外品のステアリングに交換している人がいらっしゃると思います。

もし、あなたの車がエアバックのリコール対象の車に乗っていて、社外品のステアリングに交換している、つまり該当するエアバックを取り付けていないのでエアバックの交換は不要と考えているのであれば、それは間違いです。

そのまま車検を迎えた場合、リコールのエアバックを回収できていない車として車検を通せなくなります。

エアバックのリコールの目的はエアバックの回収

なぜなら、リコールの目的は不良品のエアバックの回収だからです。

もっと簡単に言えば、現在あなたの車のステアリングが社外品のエアバック無しのステアリングに交換されているかが問題なのではなく、元々あなたの車に装着されていたエアバックを回収することが目的だと言えばご理解いただけるでしょうか?

よって、元々あなたの車に装着されていたリコール対象のエアバックを国が回収しない限り、あなたの車のエアバック(取り外していても)は交換されていないと判断されます。

なので、社外品のステアリング(エアバック無し)に交換しているから、リコールのお知らせは無視しても良いとはなりません。

なので、社外品のステアリングにはエアバックが無いので関係ないと放置している方は5月にディーラー等で手続きを行う必要があります。

リコール対象の車で社外品ステアリングを取り付けていても車検に通る方法

社外品のステアリングに交換しているので、また純正のステアリングに戻してエアバックを交換する、なんて手間のかかることはしなくても車検に通るようにできます。

要は国はエアバックを回収することが目的なので、あなたの車はエアバックを交換しましたよ、またはエアバックを現在は取り付けていませんよ、と申告すれば大丈夫です。

本来であれば、リコール対象のエアバックを交換することで「改善措置済証」という書類が発行されます。

この「改善措置済証」はディーラーなどで社外品のステアリングを取り付けていることが確認できれば発行できます。

そして、この「改善措置済証」が車検書とセットで揃っていれば、車検を通すことが可能になります。

なので、社外品のステアリングにはエアバックがないので、リコールは関係ありませんよ、と放置されていた方はお早めにディーラーなどで「改善措置済証」を取得されることをオススメします。

エアバック有り→エアバック無しは車検は通る?

社外品のステアリングに交換していても、一定の条件を満たせば車検には通ります。
ステアリング自体は保安基準に適合していれば純正品である必要はありませんが、細かい条件をクリアする必要があるため注意が必要です。

社外ステアリングで車検に通すための条件

  • ホーンが正常に作動すること
    → ホーンが鳴らないと車検は不合格になります。また、ステアリングにホーンのマーク(ホーンスイッチの識別)があることも求められます。
  • 警告灯が点灯していないこと
    → 特にエアバッグ警告灯。点灯したままだと「故障」とみなされ、車検は通りません。ステアリング交換時のエアバッグ取り外しで点灯するケースが多く、リセットしても根本解決にはなりません。
  • ステアリングの直径が極端に小さくないこと
    → 純正と比較して10%以上小さいと視界や操作性に影響が出るとしてNGとなる可能性があります。
  • メーターの視認性が確保されていること
    → ステアリングによってスピードメーターや警告灯が隠れて見えなくなると車検NGです。
  • 確実に取り付けられていること
    → ボスキットの適合やトルク管理も含め、安全に固定されている必要があります。ぐらつきや緩みがあると当然不合格です。
  • 鋭利な突起など、危険な形状や材質でないこと
    → 万が一の事故でドライバーを傷つける構造は不適合となります。

ただし、エアバッグ付き車両には要注意!(2025年5月5日追記)

元々エアバッグ(SRS)が装備されている車両に、エアバッグなしの社外ステアリングを取り付けた場合は、車検には通りません。

理由は、エアバッグ込みで車両が型式認定を受けており、エアバッグを外すと「安全装備が欠落している」と判断されるからです。
さらに、エアバッグの警告灯が点灯している状態では、たとえホーンが鳴っても車検に不合格となります。

まとめ

  • 社外ステアリングでも保安基準を満たせば車検には通る
  • 車検に通すためには以下の条件をクリアする必要あり:
    • ホーンが正常に鳴り、ホーンマークが明示されている
    • 警告灯(特にエアバッグ)が点灯していない
    • 小さすぎないステアリング径
    • メーター視認性が確保されている
    • 取り付けが確実で安全である
    • 危険な形状・材質でないこと
  • エアバッグ付き車両に、エアバッグなしステアリングを装着した場合は車検NG

【引用・参照元】

「タカタのリコール」未改修車は5月より車検をパスできない!社外ステアリング交換車も対象に
未だ対象エアバッグの回収率は88% 車検時までにリコール改修は必須! 各種報道で取り上げられている「タカタ製エアバッグのリコール改修」について、最新の情報をお伝えしよう。まずは、念のためにリコールの内...

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