三菱GTOは日産フェアレディZの兄弟車として復活か？

経営危機に見舞われた三菱がついにスポーツカーを復活させる時が来たのでしょうか？しかし、その実態は日産フェアレディZとの兄弟車になる模様。

なぜ三菱GTOとニッサン・フェアレディZが兄弟車なのか？

もちろん、三菱自動車が経営危機に直面し、現在は日産自動車のグループ企業になったことが理由です。

日産自動車も復活のシンボルとしてGTRを復活させましたが、三菱自動車にも同じ手法が通じるのかは疑問です。

なぜなら、日産自動車はGTRをルノーからの手助け無く復活させることができましたが、三菱自動車にはまだその力がない。

元々三菱自動車は日産やトヨタのようなフルラインナップの自動車会社ではなく、パジェロなどのSUVに強い会社としてイメージが強い会社。

確かに、三菱GTOもスタリオンの後継車種として人気はありましたが、歴史としてはフェアレディZやGTRには遠く及ばないのが原因です。

三菱GTOはどんな車に生まれ変わるのか？

シャシーは日産自動車が展開している最新のシャシーが活用されます。問題はエンジンです。おそらくはスカイラインに搭載されているV型6気筒ターボか、それにハイブリッドが追加されるか？という内容でしょうか？

または、ルノーからエンジンを調達する方法もありますが、3000ccの排莢量のエンジンは現在のルノーには設定がないハズです。（スポーツエンジン）

大穴はスカイラインの2000ccエンジンを供給しているメルセデス・ベンツからV6エンジンを供給される案の方が現実的か？

どちらにしても、三菱GTOには三菱の技術人が腕を振るう場所はかなり限定的になると思われます。

三菱GTOの最大の特徴は４WDだった

私は三菱GTOが現役で走っていた時代の人間ですし、私の知人が三菱GTOを所有していたのでよく覚えています。三菱GTOの最大の特徴は４WDです。

当時はスポーツカーに４WDという組み合わせは少なく、これがパジェロのイメージが強い三菱自動車が作るスポーツカーとして一定の認知がされていました。

しかし、今回はフェアレディZの兄弟車となるのであれば、４WD化はあまり期待できない。FRという一般的な駆動になる可能性が高い。

なぜなら、日産にはGTRという4WDスポーツカーが存在するので、フェアレディZを4WD化するメリットがない。

さらに、フェアレディZはスポーツカーではあるが、ピュアスポーツカーではなく、GT系のスポーツカーです。

これらから考えても三菱GTOの4WD化は期待できず、本当の意味でも三菱GTO復活には程遠い内容になる、という仮設です。

三菱GTOが4WDで登場出来た時が三菱自動車の本当の復活の時であり、その復活にはまだまだ時間が必要です。

【引用・参照元】

「フェアレディZ」の兄弟車として三菱「GTO」が復活する!? | LE VOLANT BOOST

日産の傘下に入った三菱自動車だが、まさかその影響こんなところに出てくるとは、全く予想をしていなかった訳ではないが、現実のものとなるかもしれないと思うと、何やらソワソワする。 …