どうもトヨタ スープラのGRMNモデルの登場が噂されています。GRブランドの最上位モデルとして520馬力のエンジンが搭載されるとの噂。
トヨタ・GRスープラにGRMNモデルが登場か?
ご存知のようにトヨタのGRスープラはBMWとの共同開発社と誕生しました。
共同開発車をトヨタはGRスープラとして、BMWはZ4としてそれぞれ発売しています。
この両車の基本はあくまでもBMW Z4であり、シャシー、エンジン、トランスミッション、サスペンション等の基本的な部品は全てBMW製です。
もちろん、ボデイ形状がオープンとハードトップの違いはありますが、それ以外の細かい調整は個々のメーカーが独自に味付けしたのもになります。
よって、今回の噂の様にスープラGRMNが発売される場合は、パフォーマンスの向上にもBMW製のエンジンなどを使用することが前提であり、どういうユニットの組み合わせを行うのかが注目されることになります。
スープラGRMNにG80型M3/G82型M4のS58エンジン搭載か?
噂ではスープラGRMNのスペックは520馬力を発生させるとされていることから、現状のエンジンのパワーアップではなく、間もなく公式発表されるG80型M3/G82型M4と同じBMW M社製のS58エンジンが搭載されると言われています。
しかし、過去にBMW M社が開発したS型エンジンが他社へ提供された事例はなく、唯一該当しそうなのがG20型のアルピナ B3だけです。
G20型アルピナ B3も今回始めてS58エンジンが搭載されるようになっていますが、馬力は紳士協定?なのかG80型M3/G82型M4より控えめな数値が設定されています。
よって、BMW M社がトヨタへS58エンジンを供給したとしても、スペック的には本家を下回る数値を要求してくると思われるので、G80型M3/G82型M4の510馬力を上回る520馬力が実現するかは微妙だと思います。
今更トランスミッションがDCTって・・・
またスープラGRMNに搭載されるトランスミッションがDCTだと言われているのも不思議に思えます。
F90型M5以降のMモデルに関しては、トランスミッションをDCTから8速ATへ変更する流れが続いています。
これはBMW MモデルがSMGから長年開発してきたスポーツモデルの究極の2ペダルとして開発してきたダブルクラッチをトルコン式ATへ大転換させた今では考えられない退化となります。
当然G80型M3/G82型M4にも8速ATが装備されるので、同じエンジンで2つのトランスミッションを用意することは開発時間やコストを考えると合理的だとは思えません。
よって、スープラGRMNの開発の噂は否定しませんが、S58エンジンの搭載やDCTの採用というのはちょっと考えられないのでは?と思います。
ちなみに、スープラGRMNの発売時期は2023年とされ、限定200台程度の販売が予定されているとのこと。
また現行型のA90型スープラの生産自体が2025年で終了し、次期型の開発は予定されていないとされています。
【引用・参照元】