アルファロメオの拡販路線は本気のようです。セダンのジュリアの次はクーペ(スプリント)、4ドアハッチバックも開発の模様。

アルファロメオ・ジュリアクーペ(スプリント)とは?

日本人によるアルファロメオ・ジュリア クワドリフォリオ試乗記

アルファロメオ・ジュリアはBMW3シリーズやメルセデス・ベンツCクラスをターゲットに開発された小型スポーツセダンです。

このクラスは各社の激戦地区であり一定数量の販売が見込めるクラスなので各社が力を入れているクラス

アルファロメオは長年このクラスの車を開発してきませんでしたが、満を持して投入したのがアルファロメオ・ジュリアです。

このジュリアをベースに開発が進められていると言われているのが、ジュリアのクーペ版であるスプリントになります。

BMWは4シリーズとしてクーペを投入していますし、メルセデス・ベンツもCクラスにもクーペが存在します。

ボディの大きさ的にスポーツクーペモデルとしてクーペをこのクラスに投入するということは、ある程度の販売を見込んでの投入です。

アルファロメオが上級小型車をターゲットにして拡販していく方針は本気のようです。

アルファロメオ・ジュリアクーペ(スプリント)のスペック

エンジンは共にマイルドハイブリッド型になると思われます。

  • 2L4気筒ターボガソリンエンジン(350馬力程度)
  • 2.9L6気筒ターボガソリンエンジン(650馬力程度)

共に現行型ジュリアに搭載されているエンジンにモーターアシスト機能を追加することで馬力アップを見込んでいます。

BMW例えるなら、2L4気筒エンジンはMパフォーマンス、2.9L6気筒エンジンはMモデル、という感じの位置づけでしょうか?

どちらにしても、かなりハイスペックなモデルになると思います。

さらに、クーペ(スプリント)と同時に4ドアクーペも開発されていると思われますが、こちらは開発が難航しているとも言われており、まずはクーペモデルが投入されると思われます。

アルファロメオ・ジュリアクーペ(スプリント)は期待できるか?

「走り」という面においてはアルファロメオですから期待しない方がおかしい。

特にエンジンはフェラーリとのコラボレーションがありますので、特に期待したい。

アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ・カルボニオを試乗せずに購入しなかった理由

とは言え、先日私はアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオ・カルボニアを見てきましたが、1,000万円する車としてみた場合は、物足りないというのが本音です。

ラグジュアリーにするのか、レーシーにするのか。この辺のコンセプトが不明瞭というか、中途半端な感が否めません。

アルファロメオが最大公約数を狙うのは筋が違うと思うので、レーシーに振り切って激戦クラスの中でまずは一定数のシェアを獲得する方が個人的には得策だと思います。

売りたいのは分かりますが、媚びるのはアルファロメオらしくない気がします。