12年ぶりに日産がフェアレディZのモデルチェンジをすることが判明し、そのプロトタイプモデルを公開しました。

私とZ32型フェアレディZ

(引用:https://kuruma-news.jp/post/250889

私がフェアレディZを所有していたのは、今から20数年前ですがこのZ32型フェアレディZのツインターボを約3年間乗っていました。

当時はフェアレディZの新車価格が500万円程度だったと思いますが、20代のサラリーマンには到底買える車では無かったので、中古車として価格がこなれるまで我慢していたことを思い出します。

このZ32型フェアレディZはそれまでのロングノーズ、ショートデッキスタイルとは一線を画しローアンドワイドなスタイリングが特徴でした。

また見た目のような当時としては大型なボディの割には旋回性も高く、コーナーを曲がるのも楽しめる車でありながら、本格的なGTサルーンとしての顔を持つ非常に優秀な車だったと思います。

まあ、毎月のガソリン代が3万円以上必要だったので、ローンの支払と合わせて決してお財布には優しい車ではなかったのも事実ですが。

しかし、このZ32型フェアレディZ以降は私がBMWやBMW MINIへと輸入車をマイカーにすることが多くなり実質的には自分で購入した最後の国産車ということになります。

その為か個人的にはZ32型フェアレディZが国産車NO.1という認識を今も持っています。

12年ぶりに日産がフェアレディZをモデルチェンジする

個人的にはそんな思い入れがあるフェアレディZですが、やっと12年ぶりにモデルチェンジすることが日産から公式に発表されました。

そして、モデルチェンジされるフェアレディZのプロトモデルも同時公開されましたので、これで一気に新しいフェアレディZへの期待が高まっていく感じです。

今回公開されたモデルはあくまでもプロトタイプなので、このままのデザインで市販化される訳ではありませんが、S30型フェアレディZをモチーフにしたロングノーズ、ショートデッキボディが復活です。

側面からデザインを見ると大型のドアのすぐ後ろに後輪があることからZ34型フェアレディZと同様に2シーターになると思われます。

個人的にはZ32型フェアレディZ同様に2by2も設定して欲しい所ですが、難しいでしょうか?

またフロントバンパーセンターに大型のエアダクトが採用されていますが、その左右のスペースが少しのっぺりしているので、この辺は市販化の際には多少エアダクトを改良して欲しい所です。

全体的にはノスタルジックな雰囲気と現在的なデザインが融合したデザインで、非常に美しい車だと思います。

フェアレディZは本当にスポーツカーなのか?

今回のフェアレディZプロトのプレス発表の中で、「フェアレディZを日産を代表するスポーツカーとして定義した」という部分があります。

個人的には日産を代表するスポーツカーはGTRであり、フェアレディZはあくまでもGTカーとして棲み分けがされていると思っていました。

もし今回のプレス発表の用にフェアレディZが日産を代表するスポーツカーとするのであれば、GTRはどうなるのか?

GTRは価格もスーパーな車の部類に入るようになってしまったので、GTRはスポーツカーではなくスーパーカーとして存続させるのか?

この辺の棲み分けを日産がどうのように考えているのかは、今後のフェアレディZ(型式はZ35?)の開発の進捗具合と共に明らかにしてもらえるとうれしいと思います。

どちらにしても、フェアレディZがフルモデルチェンジされることは喜ばしいことなので、早く市販化時期や価格など公表されるのを待ってみたいと思います。

【引用・参照元】

Nissan Z Proto Combines Retro Styling With Twin-Turbo V6 And Six-Speed Manual