私は輸入車の試乗記は好きなのでよく読みますが、翻訳の記事は話半分のつもりで読んでいます。日本の事情にマッチした試乗記は日本人しか書けないと思っています。

アルファロメオ・ジュリア・クワドリフォリオ

新生アルファロメオのフラッグシップカーであるアルファロメオ・ジュリア。その頂点に位置するのがクアドリフォリオです。

V型6気筒ターボエンジンから510馬力を四輪駆動で受け止めて走る。まさにフラッグシップカーとしての要素は十分です。

さらに、そのV型6気筒エンジンはフェラーリ・カリフォルニアT用の90度3.9ℓ直噴V8ツインターボを2気筒カットした本物のフェラーリのエンジン。

これはFCAグループの特権であり、他の自動車メーカーには絶対に真似ができない演出である。ある意味、これはライバルになるBMWやメルセデス・ベンツ、アウディにとっても強敵となることは確実。

アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオの弱点

日本での価格は予想より高く1,000万円オーバー。これには理由があり本国ではオプションになっているカーボンボンネットとカーボンルーフが標準装備になっているから。

BMW M4 GTSBMW M4 CSではカーボンボンネットは歩行者保護の観点から日本仕様はアルミ製に変更されていますが、なぜかアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオには搭載されるとのこと。

これもアルファロメオマジックなのかは不明ですが、ライバルにアドバンテージになることは間違いない。

しかし、イタリア車の欠点であるインテリアの作りの質感はドイツ勢に比べると見劣りするのもFCAグループの特権?なのか?

ファッション界では世界で一流とも言えるイタリアなのに、なぜか車の内装の作りはイマイチ。これは内装の質感よりも走りで勝負!、という国民性の違いでしょうか?

アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオは買いなのか?

アルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオをあなたのガレージに収めるには近所からのクレームを覚悟しなければいけないかもしれない。

過剰な程にチューニングされたエンジン音はかなり爆音級の音。早朝、深夜にアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオを自宅ガレージから出し入れするにはそれなりの覚悟が必要。

敵は外だけとは限りません。家族からのクレームも覚悟しなければいけません。

メルセデス・ベンツ・AMGのV型8気筒も爆音で早朝のご近所さんの眠りを妨げるのは私自身も経験済ですが、クルマ好きにとっては許せることも、一般人からみれば暴走族と同じ。

なので、自宅ガレージ、いや自宅の敷地が大きい人か、隣の家まで車でしか尋ねられない人がアルファロメオ・ジュリア・クアドリフォリオを購入できる人になります。

日本ではあまり対象者は少ないのかもしれません。

【引用・参照元】

アルファロメオ・ジュリアの感触。|MotorFan[モーターファン]

アルファロメオが遂に本気になったと話題のジュリア。その出来は、”久々のアルファ復活!”と世界各国で絶賛されている。日本人ジャーナリスト、西川 淳氏による第一印象をお伝えしよう。 REPORT◉西川 淳(Jun Nishikawa) PHOTO◉FCA 【GENROQ 2016年8月号より転載】