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メルセデス・ベンツとほぼ同数のホンダが輸入した車とは?

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メルセデス・ベンツとほぼ同数のホンダが輸入した車とは?2024年度上半期の輸入車登録台数で、ホンダがメルセデス・ベンツとほぼ同数の車を輸入しています。今回ホンダは、どのような車種を海外で生産し輸入しているのか?またなぜ海外で生産しているのか?をお伝えします。

この記事のポイント

1. ホンダのインド製SUV「WR-V」が好調
インドで生産された「WR-V」が日本市場でヒット

2. 低コスト・高品質で競争力を強化
ホンダは現地生産部品を活用し、低コストながら高品質な車を日本市場に提供

3. 各メーカーの逆輸入車戦略
トヨタや日産も海外生産車を日本に輸入し、各国の生産能力を活かした多様なモデルを展開

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ホンダの逆輸入車戦略とインド製SUVの登場

メルセデス・ベンツとほぼ同数のホンダが輸入した車とは?ホンダはこれまでアメリカや中国からの逆輸入車を販売してきましたが、インド製の車を日本に輸入するのは今回が初めてです。

3月22日に発売された「WR-V」は、インドで生産されるスポーツ用多目的車(SUV)で、サイズは日本で人気の「ヴェゼル」とほぼ同等ですが、価格が50万円ほど安く設定されています。

この価格設定が消費者に支持され、導入から1ヶ月で13,000台もの受注を集めました。

これは、ホンダの月間販売計画(3,000台)の4倍以上にあたります。

WR-Vの価格競争力を支えるインド製の部品

「WR-V」の価格競争力を支えている要因の一つが、インド製の部品を積極的に採用していることです。

ホンダは現地で販売している別の車種のシートなどを流用し、コスト削減を図っています。

インドでは既に昨年9月から販売されており、設計段階から日本市場での販売を意識した仕様が組み込まれています。

こうした部品の流用により、従来のコストを抑えつつも、低コスト感を出さない工夫がされています。

インドの品質管理とホンダの取り組み

インドで生産された車が日本市場で受け入れられるためには、品質管理が重要です。

ホンダは、インドの工場で生産された車でも日本国内と同じ品質基準を確保するため、鈴鹿製作所の品質関連チームが現場で支援を行っています。

さらに、日本での納車前に点検を行うなど、綿密な準備を行うことで、日本市場での信頼性を確保しています。

このような取り組みが、WR-Vの販売計画を大幅に上回る好調なスタートに結びついたのです。

トヨタが海外で生産し日本に輸入している車種とは

1. タイで生産される「ハイラックス」

メルセデス・ベンツとほぼ同数のホンダが輸入した車とは?「ハイラックス」は1968年に初代が登場し、1978年の3代目モデルからレジャー用途にも対応するように進化してきました。

四輪駆動(4WD)やディーゼルエンジン、後席のあるダブルキャブなど、多様なバリエーションが加わり、1983年にはワゴンスタイルの「ハイラックスサーフ」も登場しました。

2004年に日本での販売が一旦終了しましたが、2017年には13年ぶりに日本市場に復帰し、トヨタ初のタイ製逆輸入車として現在も販売されています。

車検証の車名が「TMT(Toyota Motor Thailand)」と記載される点も特徴です。

2. インドネシアで生産される「タウンエース」

メルセデス・ベンツとほぼ同数のホンダが輸入した車とは?1976年に「カローラ」を基に誕生した「タウンエース」は、ワゴン・バンやトラックなど幅広い用途に対応してきました。

2008年以降、インドネシアのダイハツ拠点であるAstra Daihatsu Motorが製造を担当し、ダイハツ「グランマックス」をベースとした車種となりました。

現在はダイハツやマツダと共有され、国内ではダイハツ「グランマックスカーゴ・トラック」やマツダ「ボンゴ」として親しまれています。

3. オーストリアで生産される「GRスープラ」

メルセデス・ベンツとほぼ同数のホンダが輸入した車とは?1978年に「セリカ・スープラ」として北米市場でデビューし、1993年の4代目ではツインターボエンジン搭載の高性能モデルとして人気を博した「スープラ」。

しかし、2002年に一度生産終了しました。

その後、2019年にBMWとの共同開発による5代目「GRスープラ」として復活しました。

オーストリアの「マグナ・シュタイア」で製造され、日本へ輸入されています。

車検証上は「トヨタ」と記載されるものの、左ウインカーレバーが輸入車の証となっています。

ニッサンが海外で生産し日本に輸入している車種とは

メルセデス・ベンツとほぼ同数のホンダが輸入した車とは?ニッサンは調べてもよく分かりませんが、確実なのはキックスをメキシコの工場で生産しているらしいということ。

ただし、キックスはそこまで売れていないと思われるので他の車種も生産して輸入していると思われる。

三菱が海外で生産し日本に輸入している車種とは

メルセデス・ベンツとほぼ同数のホンダが輸入した車とは?三菱はかなり前からタイで生産した車を日本に輸入して販売しています。

現在はトライトンというトヨタのハイラックス風のSUV?トラック?を輸入しています。

こちらも代数的に他の車種も輸入していそうですが、情報がなく不明です。

マツダが海外で生産し日本に輸入している車種とは

メルセデス・ベンツとほぼ同数のホンダが輸入した車とは?マツダは現在CX-3を日本ではなくタイで生産して日本に輸入しているとのこと。

かなり長期間にわたって販売されており日本での販売よりも海外の販売の方が好調だからタイで生産する方が効率的ということでしょうか?

メルセデス・ベンツとほぼ同数のホンダが輸入した車とは?また、ボンゴはデザインを見れば一目瞭然ですが、トヨタのタウンエースのOEMを輸入販売しています。

商用車ですから台数的にはマツダの輸入車の多くはボンゴであると思われます。

今後も海外生産の日本車の輸入は増えるのか?

今後、日本市場では海外生産車の輸入がさらに増加する傾向が予想されます。

自動車メーカー各社は、各国の生産コストの差や現地での需要に応じて生産拠点を選択し、日本へ輸入する戦略を強化しています。

特にホンダのインド製「WR-V」のように、コスト効率を高めたうえで品質を保ち、消費者に競争力のある価格で提供するモデルが増えてきています。

また、トヨタの「ハイラックス」や「GRスープラ」、日産の「キックス」など、日本国内外で販売される共通モデルを輸入することで、各国の生産能力を最大限活用する傾向も続くでしょう。

これは、急速に変化する市場ニーズやコスト構造に柔軟に対応できるからです。

今後もメーカーごとに特徴のある輸入戦略が展開され、日本市場では様々な国で生産された車がさらに多様化していくことが期待されます。

2024年度上半期輸入車新規登録台数(速報) 発表資料より

メーカー 台数(a) シェア% 前年対比
Mercedes-Benz 26347 16.958349 107%
Honda 25447 16.379061 31416%
BMW 17490 11.257507 104%
Audi 10774 6.934727 93%
VW 10409 6.699793 63%
Toyota 6979 4.492061 45%
Nissan 6832 4.397443 90%
BMW MINI 6750 4.344664 79%
Volvo 6000 3.861923 88%
Jeep 4878 3.139744 80%
Porsche 4834 3.111423 115%
Land Rover 3666 2.359635 79%
Mazda 3606 2.321016 69%
Fiat 2448 1.575665 103%
Peugeot 2394 1.540907 63%
Mitsubishi 2218 1.427624 546%
※ 「2024年度上半期」の台数順で掲載

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