BMW i3というとBMW初の電気自動車として有名ですが、そのi3がフルモデルチェンジ?した模様です。
BMW i3は小型の電気自動車(EV)でしたが・・・
BMW i3と言えばBMWが初めて発売したEVの小型な自動車でしたが、現在は生産が中止され日本でも在庫車のみを販売する状態になっています。
そのi3の名称を復活させる車が中国で発表されましたが、外見を見れば分かるように現行型のG20型3シリーズをEV化したモデルになります。
このG20型3シリーズのEVバージョンである新型i3は中国でのみ販売されている3シリーズのロングホイールバージョンです。
なので中国でのみしか販売されない車両になるので中国以外の地域では購入は出来ません。
この3シリーズのEV版がi3という名称で販売されることになった経緯は不明ですが恐らくは既に販売が開始されているBMW初のフルサイズのEVモデルであるi4という名称にちなんだものだと思われます。
今後BMWが発売するEVに関してはEVだけを別のシリーズとして設定するのではなく、既存の3シリーズ、4シリーズ、5シリーズ、7シリーズなどの1つのグレードとして各ボディサイズのEVを発売する戦略になっています。
なので一番中核モデルである3シリーズのEV版をi3という名称にすることでEVの名称を統一化することが可能となりました。
中国版3シリーズセダンロングホイールバージョンの車名はi3 eドライブ35L
今回発表された車両の名称はBMW i3 eドライブ35Lという名称になり、中国で販売されているロングホイールバージョンの3シリーズセダンとは外見上も差別化されたデザインになっています。
フロントバンパーバンパーは中央のインテーク部分を目立たせるようなデザインに変更されている他にヘッドライトの形状も新デザインになり、EVを象徴するようにクローズドされたキドニーグリルなど新デザインのフロントエンドを採用している。
リアでは、バンパー下部のバランスパネルのデザインを変更し当然ながらマフラーの吹出口は無くなり、iX3と同様のブルーのアクセントを添えている。
標準で18インチ、オプションで19インチのホイールは、空力的に最適化された新しいデザインを採用。タイヤはそれぞれ225/50と225/45を装着する予定だ。
またシャシーに関してはその多くをi4と共有化されていると思われ、サスペンション、ドライブシャフトなどが共有化されているとのこと。
中国には中国専用モデルが複数存在
中国は日本では人気が無くなったセダンタイプの車の人気が高い国です。
また中国では後席に人を乗せる機会が多いことから後席の居住性が高い車が好まれます。
よってBMWもセダンタイプの車をロングホイールベース化した車種を中国限定に製造販売しています。
- 1シリーズセダン
- 3シリーズセダン
などがロングホイールベース化されている他に最近ではSUVのX5のロングホイール版などが登場しているとのこと。
現在では世界中でセダンタイプの車の人気が下降気味であることを考えると、より多くのセダンタイプの車を販売するために中国限定の車を開発することは、それだけの利益を得ることが出来るとBMWは判断していると思われます。
よって今後も中国限定のロングホイールベース版の車種が増えるのではないでしょうか?
【引用・参照元】
https://www.autocar.jp/post/767759