アルピナ B4 GTは2024年6月に発表された最新モデルで、ドイツのアルピナが手掛けた「B4」の進化版です。アルピナならではの高い走行性能と贅沢な内装が話題となり、BMWファンや車好きから注目を集めています。本記事では、このB4 GTがベース車両や前期型からどのように進化したかを徹底レビューします。
1. 進化したエンジン性能
B4 GTは前期型よりもパワーアップし、最高出力529PSと最大トルク730N・mを実現
2. ドライビングフィールの向上
高速域での安定性や操作性が大幅に向上し、快適なドライブが可能に
3. 専用のデザインと装備
GT専用のゴールドホイールや内外装の特別なデザインで、より高級感が強化
ベース車両:BMW M440i グランクーペ xDrive G26とは?
アルピナ B4 GTのベースとなるのは「BMW M440i グランクーペ xDrive G26」です。
M440iはBMWの高性能車で、3.0リッター直列6気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力387PS、最大トルク500N・mを発生します。
8速ATと4WDシステム「xDrive」が組み合わされ、安定感ある走りを実現しています。
また、M440iはスポーティなデザインだけでなく、5ドアグランクーペならではの実用性も備えているのが特徴です。
前期型 アルピナ B4 グランクーペの特徴
前期型のアルピナ B4 グランクーペも、BMW 4シリーズ グランクーペをベースにしたカスタムモデルで、最高出力495PSを誇る3.0リッター直6ツインターボエンジン「S58ユニット」を搭載しています。
B4はスポーティでありながら、快適な乗り心地とハンドリング性能を両立しているのが魅力です。
アルピナ独自のチューニングにより、一般的なスポーツカーとは一線を画す高級感ある走りを実現していました。
アルピナ B4 GTの進化ポイント
性能面での向上
新型B4 GTのエンジンは、前期型よりも強化されており、最高出力は529PSへと向上しました。
トルクも最大730N・mを2500~4500rpmで発揮するため、どんな速度域でも強力な加速を体感できます。
B4 GTではAWDシステムを採用し、アルピナ特製の8速ATが搭載されています。
これにより、前期型のスポーティな走りはさらに研ぎ澄まされ、より攻撃的なパフォーマンスを発揮するようになりました。
ドライビングフィールの向上
アルピナ B4 GTはドライビングフィールが大幅に向上しています。
特に高速域での安定性と操作性が向上しており、ステアリング操作に対する応答性も格段に良くなりました。
また、エンジンレスポンスは滑らかで、踏み込んだ際の加速はレーシングカーに匹敵する鋭さがあります。
それでいて、一般道での乗り心地も犠牲にせず、長距離ドライブでも快適なままというのがB4 GTの特徴です。
専用タイヤとサスペンションのチューニング
アルピナ B4 GTでは専用に開発された「ピレリPゼロ」タイヤが装着されており、このタイヤに合わせてサスペンションも最適化されています。
独自のセッティングにより、一般的な車では得られない一体感と安定性を実現。
サーキット走行から街乗りまで、幅広いシーンで快適かつ高いパフォーマンスを発揮します。
内外装デザインの変更点と特徴
アルピナ B4 GTは前期型と比べて、フロントバンパーにカナードが追加され、ホイールはGT専用のゴールド塗装が施されています。
内装では「GT」のレタリングがシートやステアリングなどに配され、アルピナのプレミアム感を一層際立たせています。
これらの変更により、スポーティでありながら高級感あふれるデザインを実現しました。
アルピナ B4 GTの総合的なパフォーマンスと使い勝手
アルピナ B4 GTは0-100km/h加速がわずか4.0秒台3.5秒、最高速度は305km/hに達します。
しかし、ハイパフォーマンスモデルでありながら、5ドアボディによる実用性も確保されており、リアシートを使った家族利用にも対応できる懐の深さがあります。
このため、スポーツカーとしてだけでなく、日常の足としても優れたバランスを持っています。
アルピナ B4 GTの価格とコストパフォーマンス
アルピナ B4 GTの価格は1660万円(税込)です。
高価ではありますが、その価格に見合うだけの性能、快適性、そしてアルピナならではの特別感を持っています。
標準装備の充実度も高く、他ブランドのハイパフォーマンスカーと比べても十分なコストパフォーマンスを発揮します。
B4 GTの対象となるドライバー層
アルピナ B4 GTはスポーティな走りと高級感を両立させたい方、長距離を快適に走りたい方に最適です。
また、BMWの4シリーズに憧れつつも、より特別な一台を求める方にとっては理想的な選択肢です。
まとめ:アルピナ B4 GTがBMW M440iや前期型B4からどう進化したか
アルピナ B4 GTはベース車両であるBMW M440i グランクーペ xDrive G26の優れたパフォーマンスをさらに磨き上げ、前期型B4 グランクーペから大幅な進化を遂げました。
エンジン出力や操作性の向上、専用タイヤの採用、内外装のアップデートなど、全てにおいて洗練されたB4 GTは、現時点で最も完成度の高いグランクーペの一台と言えるでしょう。
また、アルピナ B4 GTはBMWブランドには存在しないグランクーペ+S58エンジンの組み合わせですので、貴重な1台になります。
そういう意味ではアルピナ B4 GTは、貴重なグランクーペとなりますので、進化も気になりますが特別感の強い1台であることも間違いありません。
BMWアルピナ B4 GT | |
---|---|
車両本体価格 | 1660万円(税込) |
ボディサイズ | 全長 4800 mm x 全幅 1850 mm x 全高 1440 mm |
ホイールベース | 2856 mm |
車両重量 | 1965 kg |
エンジン | 直列6気筒ビターボ ガソリン(ツインターボ) |
排気量 | 2993 cc |
最高出力 | 529 ps(389 kW) / 6250 – 6500 rpm |
最大トルク | 730 N・m / 2500 – 4500 rpm |
変速機 | アルピナスウィッチトロニック付8速AT |
巡航最高速度 | 305 km/h |
Reference:bruder.golfdigest.co.jp
こんにちは RSSに登録していつも拝見しています 私はB4 とB3 を試乗して B3GTを予約して納車待ちです。
ALPINAの最終モデルを楽しみにしています B4も良かったですが 段差を超えた時のリアサスのバウンスが気になったのでB3にしました
あ、ちなみにB4GTの0-100は ”4秒台” ではなく 3.5sec です
https://alpina.co.jp/cars/b4-gt/
B3とB4を選んで購入できるとは羨ましい限りです。B4は確かにリアサスの構造がB3とは若干異なるようなのでそのあたりが影響しているのかもしれません。
データのご指摘ありがとうございます。修正させていただきます。
拙いブログですが今後ともよろしくお願いいたします。