新古車って何?
あなたは新古車という言葉を聞いたことがありますか?正確には新古車という言葉は存在しませんが、車業界特有の業界用語です。
新古車とは、顧客には販売せずに自社(つまりディーラー自身)が車を購入、登録した車を中古車として販売している場合が多いです。
なぜ、自動車ディーラーは車を顧客に販売せずに自社で購入、登録してわざわざ中古車として販売するのか?ここに自動車販売業界の深い悩める理由が大きく関係しています。
自動車メーカー(以下メーカー)はたくさん車を販売してくれたディーラーにはインセティブ(報奨金)を支払って、ディーラーのお尻を叩いてもっと売れ売れとけしかけます。
そこでディーラーは見込みで車を仕入れてたくさん車を売りインセティブを得ようとします。・・・が、実際にはそううまく行きませんね、そこでディーラーはこんなことを考えました。
新古車が生まれる理由(インセンティブ版)
例えば、ディーラーで月間100台販売すればインセティブが30万円/1台発生するとします。
しかし、実際に販売できて車は90台。このままではインセティブがもらえません。
そこで、10台を自社で購入、登録することで月間100台販売達成=インセティブが入ります。
販売台数100台☓30万円/1台=3,000万円がインセティブです。
しかし、10台は自社購入していますので、仕入原価が100万円とすれば1,000万円損することになります。
で、あれば自社で購入、登録した仕入原価100万円の車を30万円引きの70万円で販売すればどうでしょう?
もうお分かりですね。こうすることで実質90台しか販売していなくても本来発生しないインセティブが得られるますね。つまり、今回の事例で言えば、自社で購入、登録した10台が中古車として値引きされて販売されます。これが新古車です。
新古車が生まれる理由(年式が古くなる)
特に輸入車の場合に多い例ですが、輸入車の場合はイヤーモデルという考え方が一般的です。一年ごとにモデルが変わる。国産車の場合は2年毎にマイナーチェンジが行われますが、それよりも小さい改良が毎年加えられるのがイヤーモデルです。
なので、2016年モデルを2017年には売りにくい。正々堂々と2016年モデルとして販売しているディーラーもありますが稀です。もちろん、その場合も実質的には通常よりも大幅な値引きで販売しています。
よって、2016年モデルを在庫しているディーラーは2016年中に自社で購入、登録して2017年から中古車として販売します。これが新古車です。
年明け1月、2月は新古車購入のチャンス月です!
輸入車の日本のインポーターの多くは12月決算が多いようです。なので、12月末までに売上、利益を確定したい。もちろん、1円でも多く売上、利益を確定したい。よって、ディーラーに秋ごろから車をどんどん押し込んでいきます。
日本の場合は12月はボーナス時期ですので、1年の中でも車が多く売れる月でもありますので、インポーターもディーラーも強気で売っていきます。
しかし、すべてが完売することなど多くないわけですから、売れ残った車を先程のインセンティブのため、または年式が古くなるために自社で購入、登録することが多くなります。←これが新古車
なので、この年明け1月、2月は新古車の狙い目です。今まで価格的に難しかった高級車やグレードの車がほぼ新車状態でそれも新車よりも安く購入できる可能性が高まります。
もちろん、あなたが欲しい車、グレードがあればの話ですが、在庫している車は売れ筋のグレード、色がほとんどですので余程珍しい色、グレードを選ばなければ、あなたが探しているを探すことは難しくはありません。
新古車の簡単な探し方
これが間違いない新古車です。
1.2016年式
2.走行距離0.1万キロ(恐らく数十キロ?)
3.アバルト正規ディーラー
この3つの条件が揃っていますので、間違いなく新古車です。新車価格からこれだけで数十万円引きの価格で販売されていますね。
ちなみの、この情報はカーセンサーでの情報です。このように中古車情報サイトで走行距離が数十キロ程度の車を探せば間違いなく新古車です。
このように手軽に新古車が探せますし、特に1月、2月は新古車の掲載が多くなりますので、ぜひ一度カーセンサーなどであなたが欲しい新古車を探してみてはどうでしょうか?
=> あなたが欲しい新古車も探せるカーセンサーで検索!
追伸
自分で探すのは忙しいしめんどくさいと思っている方はプロに探してもらう方法もあります。
ご参考にしてくださいね。