最初の頃はあまり気にならなかったのですが、一度知ってしまうと気になって仕方がなくなることはよくあります。たまたまSNSでZ4 G29のナンバープレートの位置を下げる方法という投稿を見てしまったのが運の尽き。
その後はZ4のフロントを見るたびにナンバープレートがバンパーよりも少しだけ飛び出しているのが気になって仕方がない。そこで、チョットナッターを使ってナンバープレートの取り付け位置を下げてみようと思います。
- ✅BMW Z4 G29の純正ナンバーは約1cm高い
- ✅チョットナッターでバンパー直付けできる
- ✅位置決めと必要な工具を揃えることが重要
ナンバープレートの位置に関する法律を確認
ナンバープレートは見やすく表示する義務がある
自動車のナンバープレートは、法律上「見やすいように表示しなければならない」とされています。つまり、車体に取り付けられていればよいというものではなく、番号が判読しやすい状態であることが前提です。ナンバープレートカバーの装着、汚れによる番号の不鮮明化、折り曲げ、回転、極端な角度変更などは、番号の確認を妨げる行為として問題になる可能性があります。
2021年10月以降の登録車は角度にも具体的な基準がある
2021年10月1日以降に初めて登録された車両については、ナンバープレートの取り付け角度にも具体的な基準が設けられています。前面ナンバープレートの場合、上下の角度は上向き10度から下向き10度まで、左右の向きは左向き10度から正面向きまでとされています。後面ナンバープレートについても、車両の形状に応じて上下左右の角度基準が定められています。
位置変更そのものよりも表示状態が重要
ナンバープレートの取り付け位置については、何センチの高さに取り付けなければならないという単純な基準ではなく、番号が適切に確認できる状態であることが重視されています。そのため、位置を変更する場合でも、ナンバープレートが隠れないこと、判読しにくくならないこと、角度基準を外れないことが重要です。カスタムを行う際は、見た目だけでなく、法律上の表示義務を満たしているかを確認する必要があります。
Z4 G29のナンバープレートは少し下げる程度
今回のようにチョットナッターを使ってナンバープレートの位置を少し下げる程度であっても、取り付け後に番号が正面からきちんと読めるか、バンパーやグリルに隠れていないかを確認することが大切です。見た目をすっきりさせるカスタムであっても、ナンバープレートの視認性を損なわない範囲で行うことが基本です。
参照元:国土交通省「~ナンバープレートを見やすく表示しましょう~」より
純正状態のナンバープレートの取付け状態を確認
約1cm程度バンパーよりも上に飛び出している

この写真が純正状態のナンバープレートの取り付け位置になります。バンパーよりも1cm程度上に飛び出しているのがわかります。この1cm程度の飛び出しが気になって仕方がない。
よって、今回はナンバープレートを取り外して気になって仕方がない1cmの飛び出しを修正したいと思っています。

横から見るとフレームの部分があるので実際には1cm以上バンパーよりも上に飛び出しているのがよくわかります。そして、ナンバーフレームが思った以上に分厚いため横から見るとさらにカッコ悪く見えます。
しかし、この段階で気づいたのですがナンバーフレームの位置を下げるということは、このナンバーフレームは使用できないため、別のナンバーフレームを探す必要があるのでは?ここから、新規に取り付けるナンバーフレームを探すことになります。
市販の汎用ナンバーフレームは使えないものばかり
私が調べた限りでは、市販のナンバーフレーム(ナンバープレートステー)は全て角度付き、または角度調整機能付きのものばかり。今回は角度を5度下向きに取り付けることが目的ではないので、使用するには不向きです。
また、多くの場合はBMW純正のナンバーフレームのように前方にかなり分厚くなっているのも使用したくないポイントです。そんなに世の中にはナンバープレートを下向きに取付けたいと思っている人がいるのでしょうか?
BMW純正ナンバープレートステー
さらにいろいろ調べた結果、BMWの純正部品としてナンバープレートステーが設定されていることがわかりました。
- 商品名:BASE
- 品番:51182263365
この部品はE36型3シリーズ系の純正部品みたいなんですが、これがどこにも売っていない。メルカリ、ヤフオク、Amazonなどの日本のECショップでは全滅。海外のe-Bayやパーツ専門ECサイトでもたまにしか見かけません。
e-Bayで購入することも考えましたが、商品代金が日本円で約7,000円、送料が数千円と考えるとかなり割高な気がするので今回は断念することに。たぶん日本のディーラーにも在庫がないと思うので実質的にはこの方法でナンバープレートを取り付けるのは難しいと思います。
バンパーに直接ナンバープレートを取付け準備
ナンバーフレーム(ナンバープレートステー)は不要
ここまでナンバープレートを下側に移動させて取り付けるためのナンバーフレーム(ナンバープレートステー)を探してきました。しかし、実際にはナンバーフレーム(ナンバープレートステー)は不要だと言うことに気づきました。

某有名店ではカスタマイズメニューとしてナンバープレートの位置変更を行っています。こちらの記事は何度も見てきましたが、改めてみると何度も見てきましたがナンバーフレームもナンバープレートステーも使用していない。バンパーに直接ナンバープレートを取付けています。
人間の思い込みとは恐ろしいもので、過去何度も同じような記事や写真を見てきましたがバンパーに直接取付けていることに気づいていない。そんなことは気にせずにバンパーに直接ナンバープレートを取付けます。
バンパーに穴を空けるための準備
まずはナンバープレートとナンバーフレームを取り外します。
これがBMW純正(と言っても日本だけですが)のナンバーフレーム。たぶん汎用性が高いので他のシリーズでも使っているのでは?それにしてもかなりチープ。
もっとチープなのがナンバーフレームはタッピングビスでバンパーに4つも穴を空けて止められています。これでナンバーフレームごと脱落などはしないのでしょうか?それとも事故の時に外れやすいようにしている?理由は不明ですが高級車の闇を見た気分です。
一番神経を使うのが穴を空けるための位置決め。
- ナンバープレートのセンターの位置を計測
- 車のセンターの位置を計測(今回エンブレム位置を基準)
- バンパーに車のセンター位置をマーキング
- ナンバープレートと車のセンター位置をあわせて固定
- ナンバープレートのネジ穴位置をバンパーにマーキング
このように書くと簡単ですが実際にはかなりシビアです。一番難しいのが車のセンター位置の計測です。しかし、実際には車幅を計測しても誤差が大きくなるだけです。今回のように車の中央に取付けてあるエンブレムの位置で車のセンターを決めるのが確実だと思います。
ここまでできれば後はバンパーに穴を空ける勇気だけです。
今回必要な穴は直径9ミリ
今回はバンパーに直径9ミリの穴を空ける必要があります。約1cmの大穴をバンパーに空けるのには勇気が必要です。失敗したらかなり穴が目立つ大きさなので。
私は幸い電動ドライバーを持っています。なのでこれで穴を開ければ良いのですが肝心のドリルのサイズに9ミリが無い。こんな大きな穴を空けたことは人生の中でも初めてなので当然です。
KONYO SUN UP ショートドリル 特殊刃 9.0mmが一番安かったのでこれをAmazonで購入。差込口は6.35ミリです。
そして、気合を入れて実際に穴を空けてみると、一瞬で終わります。樹脂製のバンパーなので柔らかい、薄いですから当然です。
実際に空けた直径9ミリの穴がこちら。下に2ヶ所ある小さな穴が純正のナンバーフレームを取付けていたタッピングビスの穴。比較するとどのぐらい大きな穴なのかがわかります。
チョットナッターを使用してバンパーにナンバープレートを取付け
チョットナッターとは?
ロブテックスの「チョットナッター」は、薄板やパイプなどにナット部、つまり雌ねじを作るための簡易ナッターです。タップ加工が難しい薄い金属板や、裏側に手が入らない場所でも、片側からエビナットを取り付けることでボルトを固定できるようになります。
専用の大型工具を使わずに作業できるため、DIYやちょっとした車の部品取り付けにも使いやすいのが特徴です。M4、M5、M6用などサイズ別に用意されており、用途に合わせて選ぶ必要があります。
出典:lobtex.co.jpより
このイラストを見れば多少仕組みがわかると思います。要するにネジ穴がない場所にネジ穴を作るパーツということになります。
チョットナッターの使用方法と必要な工具
【工具】専用工具不要でブラインドナットをお手軽に!「ちょっとナッター」
出典:lobtex.co.jpより
言葉で説明するよりも動画とイラストを見れば想像ができますね。
イラスト6番のようにブラインドナットと六角ボルトをマンドレルにセットしてねじ込むだけです。
しかしチョットナッターを上手に使うには専用工具は確かに不要ですが、一般的な工具は必要です。
1.六角レンチではなくラチェットレンチ
動画やイラストでは六角レンチを使用して締め込んでいますが、個人的にはおすすめしません。できればラチェットレンチを用意してください。私は最初短めのものを使用しましたが力が入らないため長めのものを使用しました。
2.17ミリのメガネレンチ
私は車のDIYは好きですがメガネレンチはこれまで使用する機会がなかったので所有していません。今回のためだけに購入するのはもったいないと思いペンチで代用することに。
実際にチョットナッターをペンチで挟んでみた様子です。六角ボルトをねじ込む際に、マンドレルが一緒に回転しないように固定する必要があるのだからペンチでも大丈夫と思ったのが間違い。
六角ボルトをねじ込むのにもかなりの力が必要。だから六角レンチでは大変だからラチェットレンチが必要になる。そして、マンドレルが供回りしないように固定するにもかなりの力が必要。ペンチでは全く固定ができません。
最終的には軍手などで痛みを和らげることでかろうじて固定することができましたが、チョットナッターの使用をお考えの方は、ラチェットレンチと17ミリのメガネレンチは必要だとお考えください。
実際にバンパーに直接ナンバープレートを取付けしてみた
チョットナッター取付け完了
これが苦労して取付けしたチョットナッター。これを引っ張っても抜けない理屈はわかりますが、未だに私は不思議です。
実際にナンバープレートを取付けた様子がこちら。ナンバープレートがバンパーの上部と同じ高さになったことでスッキリとした印象になります。やはり、純正のナンバープレートの位置よりも下側に移動させるのは正解だったようです。

横から見てもチョットナッターの縁部分の厚みだけバンパーとの隙間ができています。これでバンパーが傷つくことも無くなるのかもしれません。
ナンバープレートを下側に移動させるにはチョットナッターがおすすめ
今回ナンバープレートを下側に移動させるために、初めてチョットナッターを使用しましたが、思っていたよりも簡単に取り付けることができました。しかし、位置決めなどの事前準備とラチェットレンチやメガネレンチなどの必要な工具を揃えることが重要です。
確かにチョットナッターはこれまで専用工具を必要としたブラインドナットの取付けを容易にしてくれます。価格もリーズナブルです。その一方で、使用方法などの説明が不十分なために使用をためらうこともあるように感じました。
そして、ナンバープレートを下側に移動させることができたことは非常に満足度が高いです。欧州のナンバープレートの場合は、最初からこの高さの位置に取付けられていると思います。よって、本来の位置にナンバープレートを移動させることができて非常に満足度が高いカスタマイズができてよかったと思います。ただし、第三者には非常にわかりにくいのが残念な点ではありますが。
よくある質問(FAQ)
Q1. BMW Z4 G29のナンバープレート位置は下げても問題ありませんか?
ナンバープレートの位置変更そのものが直ちに問題になるわけではありません。ただし、法律上はナンバープレートを見やすく表示する必要があります。番号が隠れないこと、判読しにくくならないこと、角度基準を外れないことが前提です。
Q2. チョットナッター HNC06Rは何に使う工具ですか?
チョットナッター HNC06Rは、裏側に手が入らない場所や薄板などに雌ねじを作るための簡易ナッターです。今回の記事では、BMW Z4 G29のバンパーにナンバープレートを直接固定するために使用しています。
Q3. Z4 G29の純正ナンバープレート位置はどこが気になるのですか?
純正状態では、ナンバープレートがバンパー上部より約1cmほど上に飛び出して見えます。特に横から見るとナンバーフレームの厚みも目立つため、フロントまわりの見た目が気になるポイントになります。
Q4. ナンバープレートを下げる作業で難しい点はどこですか?
一番難しいのは穴あけ前の位置決めです。ナンバープレートのセンターと車両側のセンターを正確に合わせ、バンパーに穴を空ける位置を慎重に決める必要があります。記事ではエンブレム位置を基準にセンターを決めています。
Q5. チョットナッターの取り付けに必要な工具は何ですか?
チョットナッター自体は専用工具不要で使えますが、実際の作業ではラチェットレンチと17mmのメガネレンチがあると作業しやすくなります。ペンチで代用するのは固定が難しく、力も入りにくいためおすすめしません。
















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