BMWを運転中に「アレクサ」を使ってamazonで買い物が出来るらしい。
iDrive7.0がバージョン11/20へ無線アップグレード
BMWの最新の情報システムであるiDrive7.0が搭載されている世界中の100万台以上のBMWに無線によるソフトウエアの更新が行われる模様。
これはiPhoneでOSのアップグレードが行われるのと同様の方法ですね。
ただし、車における無線でのソフトウエアのアップグレードとしては欧州車において過去最高の台数になる模様です。
恐らく車両における無線のソフトウエアのアップグレードを一番多くの台数で行っているのはアメリカのテスラだと思いますので、今回のiDrive7.0の無線アップグレードは欧州最大という注意書きが入っていると思われます。
スマホでは当たり前のように行われている無線によるソフトウエアのアップグレードですが、車だとこんなこともニュースになるってことは、まだまだ車も進化が足りないってことなんでしょうねえ。
無線アップグレードの最大のトピックスはアレクサの搭載
今回BMWが実施するiDrive7.0のソフトウエアの無線アップグレードの最大のトピックスが、アレクサの搭載です。
アレクサはamazonが展開するスマートスピーカーですが、音声入力を行うことでamazonでの買い物はもちろん、ニュース、天気などの情報を知ることが出来たり、Spotifyなどの音楽アプリの再生を行うことが出来ます。
今回BMWに搭載されるアレクサは5ヶ国語に対応しているとされており、自宅に設置しているアレクサを経由して家電などの操作も可能になります。
最近のBMWでは音声入力で操作も行えるようになっていますが、アレクサを搭載することで車内での音声入力の範囲が拡大することは間違いありません。
ナビの目的地入力やエアコンの操作以外にも、ラジオを車内で聞くかのようにアレクサを経由してニュースや天気などの車外の情報を知る機会が増えることで車自体が情報機器として利用する機会が増えることになります。
個人的にはSpotifyの操作が音声入力で操作出来るのが一番有り難い感じですね。
運転中に片手でiDriveのコマンドを操作することなく、Spotifyを操作することが出来るのは安全運転にもなりますので非常に恩恵がありそうです。
ドライバープロファイルの転送やBMW M ラップタイマーも使用可能へ
今回のiDrive7.0のソフトウエア無線アップグレードで得られるメリットは他にもあります。
BMWドライバープロファイルの転送
「My BMWアプリ」でQRコードをスキャンすれば、あなたのBMWドライバープロファイルを他のBMWへ転送することが可能。
- エアコン制御
- ナビゲーション設定
- シート位置
- ドアミラー
- 先進運転支援システム(ADAS)
などの設定をBMWのレンタカーなどに転送すれば、あなたのBMWと同様の設定をBMWのレンタカーなどに再現することが可能になります。
BMW M ラップタイマー
アクセル開度、エンジン回転数、G-など、車両のセンサーから収集したデータによって、ラップタイム、運転時間、走行距離などを瞬時に表示させることが可能。
サーキット走行などでそれらのデーターを分析してあなたのラップタイムを向上させることが可能になります。
【引用・参照元】
https://response.jp/article/2021/02/24/343402.html