今後BMWの新車を購入される方は注意が必要です。カタログに記載のある装備が非装備になっている可能性が高いです。
半導体不足で車の生産が大幅に遅延
BMWだけではなく世界中の自動車メーカーで現在納期遅れが深刻になっています。
理由は簡単で世界的な半導体の不足が原因ですが、当面の間は解消される目処は経っていません。
自動車の納期が遅れるということは自動車メーカーの売上が減少することになるので死活問題な訳ですが、自動車メーカーも必死に売上を確保するための施策を実施しています。
その施策の1つが半導体が必要な装備、オプションの生産を中止するというもの。
半導体が使用されているのは自動車の基幹部分だけではなく各種装備やオプションパーツなど多岐にわたります。
自動車本体の生産が減少すれば自動車メーカーの売上に大きな影響が出ますが、一部の装備やオプションパーツの販売を中止することで自動車本体の生産に影響が出ないようにしているという訳です。
上記の記事でも書きましたがBMWの場合はワイヤレス充電器や一部のオーディオ機器などが装備から除外されているとのことです。
半導体不足のためにタッチスクリーン機能も非搭載へ
BMWにはiDriveというコンピューターシステムが搭載されていますが、その操作は主にダイヤル式レバーまたはモニター画面をタッチして行う、音声認識などで行うことが可能です。
しかし今回の半導体不足の影響で本来であれば標準装備であるiDriveのモニターに装備されるタッチスクリーン機能も装備から取り除かれることになりそうです。
私はiDriveの操作をほぼダイヤル式のレバーで行っていますのでタッチスクリーンを使用することは少ないですが、操作自体の殆どをタッチスクリーンで行う方もいらっしゃると思います。
現在のパソコンやタブレットなどのコンピューター操作で一般的なタッチスクリーン方式が車で使用できないというのは一応高級車の部類に入るBMWとしてはかなり残念な仕様になるということになりますね。
ちなみに、このタッチスクリーンレスな仕様の車両の価格がその分割り引かれるのかは不明ですが、半導体不足が解消された際に後付けでタッチスクリーン機能を回復させることが出来るようにはなる模様。
ただしタッチスクリーン機能を回復させる場合は有償になるのかも現在は不明です。
ヘッドアップディスプレイも一部の車種で非搭載に
今回のタッチスクリーン機能の非搭載だけではく、一部の車種においてはヘッドアップディスプレイも非搭載になるとのこと。
主に4シリーズ以下のシリーズでヘッドアップディスプレイの搭載が一時的に非搭載、またはオプション選択出来なくなっているとのこと。
BMWでは車の本体の生産に影響が出ないように今後も一部の装備の非搭載やオプション販売の中止を進めると思います。
運転に必ず必要な装備は省かれることは無いと思いますが、タッチスクリーンしてもヘッドアップディスプレイにしても人気の装備であることは間違いありません。
よってこの半導体不足のタイミングで新車を購入しようとすると本来であれば購入出来たと思われる仕様で車を購入出来ない場合が発生すると思います。
自分が思った通りの仕様では車は購入出来ない、納期もかなり遅くなるということを考えるとこのタイミングで新車を購入するのはかんり慎重になった方が良いのかもしれません。
【引用・参照元】
[https://www.bimmertoday.de/2021/11/08/chip-krise-kurios-bmw-verbaut-touchscreens-ohne-touch/?fbclid=IwAR31mkEALFjiC3g-7TL3jdnXd-GU8K8FTcIlsaB1Yo7jxnwK81oaJpfPqHQ