BMWがサイドミラーに液晶モニターを取り付ける特許を取得最近、BMWが新たな特許を取得したことが話題になっています。この特許は、サイドミラーに液晶モニターを取り付けるという斬新なアイデアを含んでいます。この記事では、この特許の内容やその可能性について詳しく解説します。

【この記事のポイント】

パーソナライズ機能の強化
車両に個性を追加できるディスプレイ

後付け可能な設計
工場出荷後でも取り付け可能

コスト削減の工夫
ターンシグナル機能でコスト軽減

BMWが取得した特許の概要

BMWがサイドミラーに液晶モニターを取り付ける特許を取得BMWが取得した特許は、サイドミラーの外側カバーに取り付けるカスタマイズ可能な液晶モニターに関するものです。

このディスプレイは、LEDまたはOLED技術を使用し、ミラー調整やターンシグナルで使われる電力を利用するほか、ソーラーパネルからの電力供給も考えられています。

モニターは個別のデザインやメッセージ表示が可能で、運転中の視認性向上や車両の個性を強調する機能が期待されます。

このサイドミラーのモニターにどのようなメッセージを表示することが可能なのか?

しかし、これほど小さなモニターではメッセージの文字を外から確認するのは難しいかもしれません。

ディスプレイ(モニター)の機能

このディスプレイは非常に小型で、他のドライバーや車内からは見えないサイズです。

主に以下の機能が考えられます。

パーソナライズ

自分分の名前やソーシャルメディアのハンドルネームを表示できる機能。

これにより、車両の個性をより一層強調できます。

メッセージ表示

車内にいるペットや小さな子供が安全であることを通行人に伝える機能や、電気自動車やハイブリッド車の充電状態を表示することが可能です。

ターンシグナル

ターンシグナルとしても機能することが予想されます。

これにより、視認性が向上し、より安全な運転が可能になります。

このターシグナルが一番実用性がありそうな機能ではないでしょうか?

今後EV(電気自動車)が数多く街中を走ることになり、疑似エンジン音だけではなく、視覚的にもEVの接近を歩行者に知らせる機能としても使えるのではないでしょうか?

BMWの特許が示す最大の利点は、パーソナライズの向上?

BMWの特許が示す最大のメリットは、パーソナライズの向上です。

このディスプレイは個別のデザインやメッセージを表示できるため、自分だけのユニークな車両を作ることができます。

また、ミラーカバーは既存の部品と同じクリップで取り付けられるため、工場出荷時に取り付けられていなくても、後から追加することが可能です。

これにより、より多くのオーナーが手軽に個性を表現できるようになります。

個性を演出するという意味は、車をカスタマイズするのと同意なので理解できますが、この小さなモニターに文字やロゴを表示させたところで、どの程度の視認性があるのかはかなり疑問です。

結局はターンシグナルとして活用する?

この技術が実用化されると、製造コストが上昇する可能性があります。

しかし、BMWはコストを抑えるために、ディスプレイをターンシグナルとしても利用する方針です。

これにより、ディスプレイの使用頻度が高まり、コストの負担を軽減することができると考えられます。

また、コスト削減により、消費者への価格転嫁を最小限に抑えられる可能性もあります。

それ以外にもMパフォーマンスパーツとして、オプション扱いすることでアフターパーツの領域での存在感を高める意味があるかもしれません。

新型BMW M5セダン G90 M パフォーマンスパーツ 発売

先日発売されたM5セダン G90のMパフォーマンスパーツですが、メーカー純正とは思えない尖ったデザインとメーカーならではの精度の高い品質でアフターパーツメーカーも顔負けです。

BMWが「リモート・エンジン・スタート」機能を販売するも価格が高い?

BMWは車両販売だけではなく、車両を販売した後にも何を顧客に売りつけられるのか?をまじめに検討しています。

サブスクでリモート・エンジン・スタート機能もその1つです。

モニター付きサイドミラーカバーがどのような形でBMWユーザーに販売されるのか?という面も興味があるところです。

Reference:carbuzz.com