BMW JAPANのHPには現在も掲載されていますが、イギリスでは3シリーズGTはカタログ落ちした模様。

BMW3シリーズGT(グランツーリスモ)とは?

BMW3シリーズGT(グランツーリスモ)とは3シリーズセダンをベースにホイールベースを延長し、ハッチバック形式のボディが与えられたモデルです。

発売当初からどこにこのモデルの需要があるのか?とBMWファンからは声が上がっていましたが、結局の所BMWが思っていた市場は世界には存在しなかったことになります。

おそらくこの3シリーズGTが作られた背景には中国専用モデルである3シリーズセダンロングのシャシーを活用し、モデル数を増やすことで販売台数の底上げを狙ったものと思われます。

現にこの3シリーズGTの延長されたホイールベースはほぼ後席のレッグスペースに活用されていることからも、中国専用モデルである3シリーズセダンロングの面影を強く感じます。

3シリーズにはツーリングという4名or5名がきっちり乗車でき、かつ一定数の荷物を積載することができるモデルがある、また後席の乗員への配慮が必要なのであれば5シリーズセダンも存在します。

ぶっちゃけ言えば、プロダクトアウトの商品でありマーケットインの商品では無かったということですね。

6シリーズGT(グランツーリスモ) G32も同じ運命をたどると思われる

BMW 6シリーズGT G32 LCIモデル(マイナーチェンジ)するのね?

Gt(グランツーリスモ)モデルは3シリーズ以外にも6シリーズにも設定されています。

先日LCIがベースモデルの5シリーズセダンに先駆けて行われましたが、おそらく6シリーズGTも生産中止になる日はそう遠くないと思われます。

3シリーズ同様に5シリーズにもツーリングというモデルが存在することで存在感が非常に薄い。

また後席の乗員への配慮が必要なのであれば7シリーズがあることから、コンセプト的に難しかったと言わざるを得ません。

恐らくはG30型5シリーズが販売されている間は延命されると思いますが、現在BMWは車種の統廃合を進めているので、寿命はもう少し短くなるかもしれませんね。

BMW3シリーズGT(グランツーリスモ)は中古車としては超お買い得

では3シリーズGTがまったくダメな車かと言われればそうでもなく、BMW JAPANがディーラーへかなりの台数を押し込み営業したおかげで、新古車と思われる車両がたくさん中古車市場で販売されています。

F30型ベースの3シリーズですから型落ちしているのを差し引いても人気のディーゼルモデル、Mスポーツ、オプションてんこ盛りな車両が格安で販売されています。

長く大切にBMWに乗りたいけど価格が予算オーバーと諦めている人は3シリーズGTは超オススメです。

特に2019年登録の走行距離が100km未満の車は新古車またはディーラー試乗車である確率が高いので実際に乗ってしまえば新車も同然。

それで新車価格よりも30%程度安く購入できるのですから格安でかつお買い得な車は他にはありません。

そんな車はメーカー保証がたっぷり残っていますので故障しても出費の必要もありませんからね。

なのでBMWが欲しいけど予算的に厳しいんなあ、と思っている方は3シリーズGTを選択肢として考えられたらどうでしょうか?

カスタムするにも3シリーズセダンと同じパーツが数多く使えますのでベース車両としてもおすすめです!

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