先日お伝えしたBMW M8クーペベースのミッドシップスポーツカーと思われるテスト車両がニュルブルクリンクで事故を起こしました。
BMW M8クーペベースのミッドシップスポーツカー
先日お伝えしたBMW M8クーペをベースにしたミッドシップスポーツカーの開発を行っているのでは?という疑惑の車両がニュルブルクリンクで発見されました。
写真をパッと見た印象ではこの車がミッドシップだと思う部分はありませんが、サイドリアウインドウの部分にエアダクトらしきものが見えるのが分かると思います。
この部分には本来後部座席がある場所なので、特に外気を取り入れて冷却を行う場所ではありません。
よってこのサイドリアウインドウ付近に外気を取り入れて何かを冷却する必要があるのであれば、それはその場所にエンジンがあるのではないか?と想像することは必然だと思います。
単純に前後部分の偽装だけなのであれば、BMW M8クーペ F92のLCIへ向けてのテストとも考えられますが、その場合リアウインドウにまで偽装を行う(黒いフィルムが貼られている)必要はありません。
よってBMWはM8クーペのボディやシャシーを活用した何かの取り組みを行っているのは確かだと思われます。
BMW M8クーペベースのミッドシップスポーツカー初日に事故で大破
そんなM8クーペベースのミッドシップスポーツカーがテスト初日にニュルブルクリンクサーキットで事故を起こしました。
写真で分かるように左側のフロントフェンダー部分と写真では見ることが出来ませんが右側のフロント前方部分も破損しているようです。
特に写真の左側フロントフェンダー部分は、ボディのみならず足回りにもダメージを負っていることは写真を見れば明らか。
これでは自走してピットに戻ることは出来ませんので、レッカーされるまではセーフティーゾーンでカバーを掛けた状態で待機することに。
この事故後の状態でもカバーに覆われているのは後部側のみで事故で破損した部分に関してはカバーは掛けられていない。
つまり、この車両の重要な機密部分はやはり後部側であり、ここには見られては困る何かが設置されていることは明らかだと思います。
ちなみに、これだけの事故を起こしたにも関わらず、ドライバーは無傷だったのは不幸中の幸いでした。
本当にこの車両はミッドシップスポーツカーの開発車両なのか?
実際にこのM8クーペベース車両がどのようなテストを行うために走っていたのかは不明です。
しかし、記事によるとこの車両の後部座席付近にはエンジンは搭載れていなかったというのが事実だと報じています。
BMW関係者が語った話として、M8クーペベースの開発車両がテストしているのは、次世代の車両におけるコンポーネンツをテストしているだけだと。
そして、この車両の後部にはエンジンは搭載されていないと語ったと言われています。
次世代の新しいコンポーネンツが何を示しているのかは不明ですが、サイドリアウインドウにエアダクトを設けたり、リアウインドウを大きく隠す偽装を行っているのは事実です。
よって車両後部にはエンジン以外の何かが搭載されており、その計測などの機器を搭載するためにエアダクトが必要だったと考えるしかありません。
車両後部全体を覆ってまで隠そうとするコンポーネンツとは何なのか?は非常に興味がありますが、今回のテスト車両の事故で唯一分かったことは今回行われる予定だったテストの開発スケジュールに遅延が発生するということです。
当分開発内容を知ることは出来無さそうです。
【引用・参照元】
BMW’s Not Mid-Engine M8 Plays Ping-Pong On The ‘Ring, Hits Two Guardrails In One Crash