現在ドイツのニュルブルクリンクでテストされているBMW M8 CSL F92と思われる車両は、ひょっとするとハイブリッドモデルかもしれません。
BMW M8 CSL F92の赤いデイライト
現在ドイツのニュルブルクリンクでテスト走行を行っている車両はBMW M8 CSL F92と噂されている車両があります。
こちらの記事でもお伝えしていますが、そのテスト車両の本当の正体は不明です。
しかし今回目撃された車両にはこれまでと違う部分が1つありました。
それはデイライトが赤く点灯しているということ。
これは走行中にはかなり目立つ存在になっています。
これは先日発売されてあっという間に完売してしまったBMW M5 CS F90のデイライトとよく似た手法だと言えます。
M5 CSの場合は黄色いデイライトが装備され恐らくこのままの状態で市販されていると思いますが、今回M8 CSL F92と思われる車両で赤いデイライトが装備されているということは、このまま市販されるのでしょうか?
今回のこのスクープ動画を撮影したカメラマンによると今回装備されていた赤いデイライトはフェイクであり、その目的は車両への過度な視線を避ける目的があると述べています。
実際に走行動画を見てみると見る角度によってはかなり強烈な印象を与えるように見えることから、これが市販車に採用されるかは確かに疑問があります。
あえてテスト車両に目立つ赤いデイライトを取り付けた趣旨としてはボディへの偽装と同じ様に車両の細部をあまり見られないようにする工夫の1つであると思われます。
よって、今回目撃されたM8 CSL F92の車両は市販モデルの開発車両という可能性が高くなったとも言えるのではないでしょうか?
外見上の変更点はあまり大きくない模様
今回目撃されているM8 CSL F92と思われる車両を見てみると以前と同様にあまり偽装が施されていません。
なので外見上の改良は小幅なものになると思われます。
フロントバンパー下部のリップスポイラーは偽装がされていませんが変更点の1つだと思われますし、サイドステップ、リアバンパーの下部も変更点が加えられている模様。
これらの差異はごく僅かだと思いますが、その反面ボンネットには大きなインテークが開けられていること、リアにも大型なGTウイングが取り付けられていること、そして後部窓にもインテークが設けられているのが、ベース車両とは大きな違いになります。
以前からその理由がハッキリしないリアウインドウ部分のエアインテークは何を冷却するために開けられているのか?未だに謎が多いです。
直列6気筒ターボエンジン+モータのハイブリッド?
この動画の撮影者のコメントとしてはこの車両がハイブリッドモデルではないか?と指摘しています。
M8@無印にはV型8気筒ターボエンジンが搭載されていますので、M8 CSLに関しても同じエンジンの発展型が搭載されるのが基本路線です。
しかし、今回目撃されているM8 CSLには直列6気筒ターボエンジン+モーターを組み合わせたハイブリッドモデルである可能性があるとしており、近い将来販売される可能性があるMモデルのハイブリッドモデルのテストをしている可能性もあるとしています。
直列6気筒ターボエンジンはM3/M4に搭載されているS58エンジンになると思われますので馬力は500馬力以上ですが、それにモーターが加わることで合計800馬力を出力するモデルになると予想しています。
BMW M社は過去にEV(電気自動車)のMモデルは販売しないと発言していますが、ハイブリッドには言及していないので、BMW M社からハイブリッドモデルのMモデルが発売される可能性はあります。
よって今回目撃された車両がM8 CSLなのか?それともハイブリッドなMモデルの基礎開発モデルなのか?現在ではそれを見分ける根拠はありませんが、今後もこの車両の開発風景は観察を続けたいと思います。
【引用・参照元】