やはりBMWは広報戦略を変更し、新型モデルの情報を積極的にリークすることでユーザーの興味を引きつける作戦を実行している模様。
Markus Flasch氏が自らリーク写真公開
先日ベースモデルのG30型5シリーズがLCIモデルを発表しました。
当然その発展型であるF90型M5(コンペティション含む)も近日中にLCIモデルが発表されるようです。
今回リーク写真を公開しているのはBMW M社の代表であるMarkus Flasch氏その人です。
つまり、今回の写真はBMW M社の公式リーク写真となる訳ですから、先日インタビュー内で新型M3セダン G80等の発売時期を言及したことに続いた公式のリーク情報になります。
今回公開されている写真はご覧のようにヘッドライトとフロントバンパーの一部のみですので、ここから読み取れる情報はわずかです。
フロントのエアダクトのベゼルがグロスブラックであることから、写真のモデルはM5 コンペティションであると想像できます。
また新しいボディカラーとしてToronto Red (トロントレッド)が設定される、その程度の情報しか想像することはできません。
M5 CS F90はどんなスペックで登場するのか?
まだM5 CS F90に関してはあまり情報が公開されていないので不明な点が多いです。
噂ではこちらの記事のように新しいV型8気筒エンジンが搭載される可能性がある、と言われています。
以前からBMWでは新しいV型8気筒エンジンを開発していることを公表しています。
おそらく主な目的は排気量を現行の4.4Lから4L以下にダウンサイジングしつつ、パワー、トルクなどはUPさせることだと思います。
V8エンジンの主戦場はアメリカから中国へ移っており、税金面で有利になるように排気量を4L以下に変更することで販売面で優位に立ちたいと考えています。
メルセデス・ベンツなどは新型のV型8気筒エンジンの開発は凍結したとも言われているので、この辺は自動車メーカーごとに戦略の差を感じるところではあります。
BMW M社はEV(HV)なモデルは否定していたハズですが
以前はBMW M社ではEV(HV)モデルは開発しない、と言っていた気がしますが、BMWグループ全体の方針には逆らえず現在は積極的にEV(HV)モデルを開発していると言われています。
今回M5 LCI F90の写真と同様に公開された写真では、Markus Flasch氏が「電気試験車両」と書かれた開発車両と写っている写真も公開されています。
このことから、少なくてもBMW M社ではEV(HV)車両のテストを行っていることを証明し、かつ近い将来発売が見込まれることが予想できます。
個人的にはMモデルの電気自動車などは見たくはないのですが、ビジネスとして考えるとトレンド的には電動化の波に乗り遅れるのは得策ではありません。
しかし、モーターで動く車にどこまでM社らしさを付け加えることができるのか?が個人的には理解が不明です。
可能であれば、EV(HV)と並行してガソリンエンジンモデルの開発も継続してもらいたいと考えます。
【引用・参照元】
https://www.bmwblog.com/2020/05/28/bmw-m5-lci/?fbclid=IwAR1UMHD_DA_sDDnCo8i2R58heNi8gidnbMNI5a5He86FrWAxvG4fAbKxdVY